インプラントと糖尿病

2018/01/09

今回はインプラントと糖尿病についてのお話をさせて頂きます。

糖尿病とは血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が上がる病気で生活習慣病の一つとされています。

血糖値が高くてもすぐに問題となることはありませんが、数年間続くと全身の欠陥を通じて合併症を引き起こす可能性が高くなります。

脳梗塞に心筋梗塞、目の病気(糖尿病性網膜症)、神経障害など全身に現れます。

口の中にも糖尿病の悪影響は起こりやすく、歯周病は糖尿病の合併症の一つとなっています。

糖尿病が進行すると抵抗力や免疫力が低下し、歯周病を引き起こしやすくなります。

糖尿病の人のインプラントは、免疫力の低下により感染しやすく、傷が治りにくい特徴があります。

インプラントにおいては、インプラント周囲炎を発症したり、顎の骨とインプラントが結合しにくい傾向があるため、インプラントの脱落につながることもあります。

しかし、必ずしも糖尿病の方はインプラントができないということではありません。

血糖値のコントロールがうまくできれば、インプラント治療も十分可能になります。

当院ではより安全な治療のために、CT撮影や血圧・血液検査を受けて頂き、全身の状態を把握したうえで、より安全性の高い治療を行っています。

インプラントでお困りの方は是非一度ご相談ください。

松山中平歯科クリニック 松山インプラントセンター
089-915-0777
愛媛県松山市千舟町4-4-6 共栄興産千舟町ビル7F

歯を抜いた後の治療方法について 〜インプラント編〜

2018/01/06

あけましておめでとうございます!
愛媛県松山市にある松山中平歯科クリニック 松山インプラントセンター院長の中平です。
本年もよろしくお願いいたします。

前回は歯が抜けた時の治療方法【入れ歯】についてお話をしました。
前回、前々回とお書きしたように歯が抜けてしまった際の治療方法としては大きく3つあります。

①ブリッジ
②入れ歯
③インプラント

そのなかでも今回は【インプラント】について説明させていただきます。

前回の記事はこちら

インプラントについて

インプラントとは純チタンやチタン合金などで出来ているインプラント体を顎の骨に埋め込みその上に被せ物を作り、失われた歯を補う方法です。

メリット

・他の歯に負担をかけない
・違和感が少ない
・しっかり噛める

デメリット

・保険が使えない
・治療期間が長い(3~6か月)
・外科治療が必要となる

インプラントというと少し怖いイメージがあるのではないでしょうか。
インプラント治療は外科手術を伴います。ですが、知識・技術がしっかりしている歯科医院でインプラント治療を行えば、好きなものがなんでも食べられるご自身の第3の歯になります。

さてそんなインプラント治療ですが、今のところ保険が使えません。ですので非常に高額な治療方法となります。
ただ、そのような治療を選ぶだけの理由があります。
ここまでブリッジと入れ歯について説明してきましたが、どちらも残っている歯を支えとしなければなりませんでした。
それに比べてインプラントは周囲の歯に負担をかけず、自分で立つことが出来ます。今までの治療では周りの歯の寿命を縮めるしかなかったものが、インプラントの登場で周りの歯を守ることが出来るようになりました。
ただし、先ほどお伝えした通り、インプラント治療には外科処置が必要となります。ですので、知識や技術がない歯科医師が行うと大変なことになります。
また、インプラントと骨がしっかりとくっつく為には時間がかかります。どこに埋めるのか、骨の状態はどうなのか、全身状態はどうなのか、喫煙者なのか、噛み合わせはどうなのか、など様々な要因が絡んできますが、手術をしてから大体3〜6か月待ってから被せ物を作ります。

最終的なかぶせものが入った後は定期的(3~6か月に1回程度)にインプラントをお掃除させて頂くようになります。

インプラントは高額な治療と思われがちではありますが、歯は一生・毎日使うものです。
見た目はもちろんのこと、しっかりとご自身の歯でご飯を食べるためにインプラント治療という選択肢もご一考ください。

今回は歯を抜いた後の治療法【インプラント】について説明しました。
全三回で歯を抜いた後の治療について説明させていただきました。
歯を抜いた後そのまま放置するのではなく、どのような治療をすればいいのか考える手助けになれば幸いです。
お読みくださりありがとうございました。

松山中平歯科クリニック 松山インプラントセンター
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愛媛県松山市千舟町4-4-6 共栄興産千舟町ビル7F