X−ガイドとは
準備段階の行程をオールデジタル化。手術開始までの準備行程を省略できる
X-ガイドは、インプラント手術を行う上で、インプラント体をどこに、どんな角度で、どの深さまで埋め込むかをガイドするシステムです。
これまでのインプラント手術は、成功に導くため事前にCTデータの分析など入念な下調べを行い、様々な事態を検証して治療計画を立案してきました。しかし、この準備段階の工程をオールデジタル化することにより、素早く治療開始まで進めることができます。
また、当院では、最新鋭の機器の導入に加え、30年以上の実績を持つDr.ナカヒラの高度な技術と相重なり、より安全で精度の高いインプラント手術が実施できます。
X-ガイドのメリット
準備段階の行程が少ない。だから誤差が小さい。
最新機器を使用したり、どんな名医が携わっても、各行程でわずかながら誤差が生じます。1つ1つの行程の誤差は小さなものでも、行程数が増えれば増えるほど誤差は積み重なり大きくなります。
X-ガイドは行程数が少ないため、誤差が生じる場面はほぼありません。
マウスピースがいらない。だから術野を確保しやすい。
サージカルテンプレートを使用する手術の場合、インプラントを埋め込む位置に穴が開いたマウスピースを患者様に装着したまま手術を行います。マウスピースには厚みがあるため術野が狭まるのに加え、使用するドリルも長いものを使う必要があります。そのため、口が開かないという理由で手術ができない患者様もいました。
X-ガイドは、埋入する箇所がデジタルで画面上に案内されるため、マウスピースが不要になります。マウスピースを装着しない分術野の確保がしやすいため、より精度の高い手術がしやすくなります。
肉眼では確認できない骨の中もリアルタイムで確認できる。
X-ガイドは、患者様の骨の中をCT画像でリアルタイムに確認することができます。特に画期的なことは、インプラントが骨のどこまで埋まっているのかを手術中にリアルタイムで把握できます。これまでは肉眼で見ることができず医師の感覚に頼っていましたが、可視化できることで、より精度の高いインプラントを埋めることが可能となります。
医師の感覚だけに頼った場合、角度のずれは10度近く、埋入する位置は1.62mmほどの誤差が出ることが研究でわかりました。しかし、X-ガイドを使用することでこの誤差を角度は0.89度、位置は0.22mmに抑えられます。
X-ガイドは、簡単に言うとカーナビに似ています。
X-ガイドは簡単に言うとカーナビと似ており、インプラントをどの位置にどんな角度で埋めるかという道筋を画面上に表示させることや、今どこまでインプラントが埋まったかをリアルタイムで確認できます。今までの手術はフリーハンド(執刀医の感覚で進めること)が多く、歯科医の経験に基づくところが大部分を占めていました。しかしながら、いくら熟達した歯科医でもほんの少しの角度や方向がズレてしまうことがあります。
あごの骨の中には重要な血管や神経が数多く通っていますので、より精確にインプラントを入れないと術後に大きな副作用が出ることもあります。X-ガイドではこの経験に基くインプラント手術をより精度の高いものにすることができます。
機器の真価を発揮できる環境
より安全で正確なインプラント治療が実現できます。
医師の感覚も重要な要素
X-ガイドは骨の中を可視化し、インプラントをどの位置に、どの角度で、どこまで埋め込むのかをリアルタイムで確認と案内ができる医療機器です。例えるなら、カーナビのような存在です。
しかし、カーナビの画面だけ見て運転するのは大変危険な行為のように、X-ガイドの案内画面だけ見て手術するわけにはいきません。手術は人が行うので、優れた技術があって初めて医療機器もその真価を発揮します。
当院のインプラント手術を担当するDr.ナカヒラは、インプラント治療に30年以上携わり、数多くの症例を執刀してきた実績があります。
長年培った高い技術と、最新機器の導入でより安全なインプラント治療をご提供いたします。