エアフローとは
その他にも、歯周ポケット内やインプラント周囲の細菌除去に効果が高いため、歯周病やインプラント周囲炎の予防にも効果的です。
保険適用、自由診療(自費)の違い
保険適用
保険適用の歯のクリーニング(歯石除去)では、ハンドスケーラーや超音波スケーラーなどの器具を使って、歯垢や歯石を剥がして除去します。あくまでも治療の一環として行うため、病気の原因となる「細菌の塊」を取り除く目的で行います。
自由診療(自費)
エアフローは主に、予防目的や審美目的で行われています。専用の微粒子パウダーとジェット水流の力で歯垢や歯石以外にも、茶渋やタバコのヤニによる着色汚れなど、細かな汚れを落とすことができます。また、歯と歯の間や矯正装置の隙間など、超音波スケーラーなどの器具では届かない場所でも、エアフローであればクリーニングができます。
特徴
虫歯や歯周病を予防することができる
虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルムは、歯と歯の間や、歯と歯茎の間(歯周ポケット)などの細かい場所にもこびりついています。エアフローであれば小さな隙間でも、隅々まで綺麗にクリーニングすることができます。また、スケーラー等の器具を使用したクリーニングでは、歯周ポケットの3mm程度しか届かないため、それよりも深い歯周ポケットには器具が届かず、十分な清掃ができないと言われています。しかし、エアフローであれば、微粒子パウダーが4mm以上の深い歯周ポケットにも届くため、より確実に歯周病を予防できます。
短時間できれいになる
高圧洗浄機のように、細かい部分の汚れまで落とすことができます。1回の施術時間が30~60分と、短時間で歯をクリーニングできます。
歯石や着色汚れに効果がある
茶渋やタバコのヤニなどの着色汚れは、歯磨きだけではなかなか落とすことができません。エアフローであれば、微粒子パウダーを吹き付けることで細かい汚れでも落とすことができます。また、歯の表面がツルツルになるため、歯垢や歯石、着色の再付着が起こりにくくなります。
歯や詰め物・被せ物などを傷つけずに清掃できる
微粒子パウダーを使用するエアフローでは、研磨剤やスケーラーなどで擦り落とすクリーニングと比べ、歯や詰め物・被せ物などの人工物を傷つけずに、優しくクリーニングできます。
注意点
自由診療です
エアフローは、治療目的のクリーニングではなく、着色を落とすことや健康増進を目的として行われる処置であるため、健康保険の適用はできません。
痛みを感じる方もいます
エアフローは、痛みの少ない設計になっていますが、パウダーを吹き付ける圧により、知覚過敏のような刺激を感じることもまれにあります。
歯本来の色を変えることはできません
歯の着色汚れを落とすことで白くはなりますが、本来の歯の色以上に白くはすることはできません。また、詰め物やかぶせ物の色は変わりません。
お体の状態によってはできない場合がある
妊娠中の方、放射線治療中の方、呼吸器疾患の方、ナトリウム摂取制限を必要とする方は安全性を考慮し、基本的に施術をお断りさせて頂いております。