2026/09/07
お家の中は季節ごとに片づけていても、お口の中の大掃除まで意識されている方は、そう多くないのではないでしょうか。実はお口の中にも、少しずつ蓄積していく汚れがあります。
こんにちは。松山中平歯科クリニックの中平賢吾です。今回は「お口の大掃除」、つまり歯科医院で行うメインテナンスについてお話ししていきます。何を落としているのか、そのとき何を診ているのか。意外と知られていない部分をご紹介します。
目次
毎日磨いていても、落としきれない汚れがあります
歯科のメインテナンスでは何をしているのか
きれいにするだけではありません
どのくらいの頻度で受ければよいか
笑顔のメインテナンスという考え方
まとめ:お口のメインテナンスは、人生のメインテナンス
毎日磨いていても、落としきれない汚れがあります
毎日きちんと磨いていらっしゃる方でも、歯ブラシでは落としきれない汚れがあります。
少しずつ、気づかないうちに蓄積していきます
代表的なものが、歯と歯の間の歯石、バイオフィルムと呼ばれる細菌の膜、そしてコーヒーやお茶などによる着色汚れです。これらは一日で溜まるものではなく、少しずつ、気づかないうちに蓄積していきます。
歯石は一度ついてしまうと、ご自宅の歯ブラシでは取れません。バイオフィルムも同じで、細菌が膜のように歯の表面を覆っているため、うがいや歯みがきでは流れ落ちてくれないのです。
だからこそ、年に数回はプロによるクリーニングで落としていただくことが、歯ぐきの健康を保つうえでとても大切になります。ご自宅のケアとプロのケアは、どちらか一方では足りず、両方あって初めて十分になるとお考えください。
歯科のメインテナンスでは何をしているのか
歯科医院のメインテナンスでは、専用の器具を使って歯石やバイオフィルムを除去し、歯の表面を磨き上げていきます。
表面がなめらかになると汚れがつきにくくなります
表面がなめらかに整うと、その後の汚れもつきにくくなります。つまり、その場をきれいにするだけでなく、次に汚れが溜まるまでの時間を延ばす意味もあるのです。
これによって、虫歯や歯周病のリスクを大きく減らすことができます。口臭の予防という点でも効果があります。
着色汚れについても、専用の器具で落としていきます。コーヒーやお茶、赤ワインなどをよく召し上がる方は、つきやすい傾向があります。ご自身では気になっていた変色が、クリーニングで改善することも少なくありません。
きれいにするだけではありません
メインテナンスの価値は、汚れを落とすことだけではありません。同時に、噛み合わせ、歯ぐきの状態、虫歯の有無もあわせて確認していきます。
小さなトラブルのうちに見つけることが大切です
この「ついでに診る」部分が、実はとても大きな意味を持ちます。小さなトラブルの段階で見つけられれば、結果的に大きな治療になることを防げるからです。
歯周病は、痛みが出ないまま進んでいくことが多い病気です。ご自身では気づけないからこそ、定期的に歯ぐきの状態を測って記録し、前回と比べていくことに意味があります。
痛みが出てから来院された場合、すでに治療の選択肢が限られていることがあります。まさにお口の健康診断として、症状のないうちに受けていただきたいと思います。
どのくらいの頻度で受ければよいか
目安としては、3か月から4か月に1回程度です。年に3回から4回とお考えいただくとよいでしょう。
適切な間隔は歯周病の状態や生活習慣で変わります
ただし、これはあくまで目安です。歯周病の状態や、汚れのつきやすさ、生活習慣によって、適切な間隔は変わってきます。ご自身に合った間隔については、受診の際にご相談ください。
毎年12月はメインテナンスのご予約が大変混み合います。年末に大掃除をされる方が多いのと同じで、お口も一年の区切りで整えたいというお気持ちなのだと思います。ただ、お口の汚れは季節を選びません。混み合う時期を避けて、ご都合のよいときに定期的に受けていただくほうが、結果としては続けやすいはずです。
笑顔のメインテナンスという考え方
当院では、メインテナンスの際にRayfaceという顔面スキャナーを活用して、お顔全体のバランスや笑顔の見え方を確認することもできます。
記録を残すと、以前の形の再現にも役立ちます
笑ったときにどのくらい歯が見えるか、口角の高さが左右で揃っているか。こうしたお口の表情のトータルチェックを行っています。
こうした記録を残しておくことには、思わぬ利点があります。たとえば事故で歯を失われたようなとき、「以前の前歯がよかった」と思われることがあります。デジタルのデータとして残しておけば、ほとんど同じ形で再現することができるのです。歯を磨くだけでなく、笑顔のメインテナンスとしてもおすすめしています。
まとめ:お口のメインテナンスは、人生のメインテナンス
お口の中がきれいになると、自然と笑顔も明るくなります。歯のケアは、健康と見た目の両方を整える大切な習慣です。
毎日の習慣にプロのケアを足すだけで、将来が変わります
新しい年や新しい季節の区切りに合わせてお口をリセットすると、それだけで気持ちが明るく切り替わるように感じます。歯を磨くという毎日の習慣に、年に数回のプロのケアを足すだけで、10年後、20年後のお口はずいぶん変わってきます。
そして、お口が健康だと自然に笑顔が増え、人との関わりも前向きになっていきます。歯のメインテナンスは、実は人生のメインテナンスでもあると私は考えています。
お家の片づけが一段落したら、ぜひお口のことも思い出してみてください。松山市駅から徒歩2分の当院では、年間を通じてメインテナンスを行っています。ご予約はお電話のほか、WEB予約からも承っております。
執筆者:松山中平歯科クリニック 中平賢吾
2026/08/24
人生100年時代といわれるようになりました。80歳までと思っていた人生設計に、さらに20年が加わったことになります。その間、私たちはずっと自分の歯を使い続けます。
こんにちは。松山中平歯科クリニックの中平賢吾です。私は歯科医師であると同時に、FP2級(ファイナンシャル・プランニング技能士)の資格を持っています。今回はその視点も交えて、歯の予防とお金を守ることのつながりについてお話ししていきます。
目次
94年間、使い続けられるものはほかにありません
歯を失うことは、家計にも影響します
予防にかかる費用を考えてみる
ただし、通えばよいというわけではありません
資産設計と、歯の治療計画は似ています
まとめ:歯を守ることは、人生を守ること
94年間、使い続けられるものはほかにありません
いちばん早く生えてくる大人の歯は、6歳ごろから使い始めます。仮に100歳まで生きるとすれば、その歯を94年間使い続けることになります。
無傷で使い続けるには予防が欠かせません
身の回りを見渡してみてください。94年間、無傷で使えたものが何かあるでしょうか。家でさえ、その間には建て直したり、補修したりしますよね。
無傷のまま94年というのは、正直なところ奇跡に近いことです。だからこそ、その奇跡を起こすために予防が大切になってくるのです。
しかも歯は、毎日休みなく働き続けます。食事のたびに強い力がかかり、酸にもさらされる。これほど過酷な条件で使われる部位は、体の中でもそう多くありません。
歯を失うことは、家計にも影響します
大人の歯は、一度失われると二度と生えてきません。そして歯を失うと、食べられるものが制限されます。
歯を守ることはお金を守ることにつながります
食生活が制限されれば、体の健康そのものを損ないます。その結果として、医療費や介護費の増加につながっていくのです。
つまり、歯を守ることは、そのままお金を守ることに直結しています。失ってからの治療にも当然費用がかかりますし、それが複数本ともなれば、老後の資金計画にも小さくない影響が出てきます。
噛めないものが増えると、食べるものが偏ります。やわらかいものばかりを選ぶようになり、栄養のバランスが崩れていく。歯の問題が体全体に広がっていくのは、こうした道すじです。
予防にかかる費用を考えてみる
一方で、予防にかかる費用はどうでしょうか。定期検診やクリーニングは、1回あたり数千円程度です。
定期検診・クリーニングの目安です。内容により異なります
4か月に1回、あるいは半年に1回のペースであれば、年間で1万円から2万円ほど。この程度の負担でお口の健康を保ち、将来の大きな出費を防げるのだとすれば、費用対効果は非常に高いといえます。
これは今40代、50代、60代の方にも当てはまりますが、私が特にお伝えしたいのはお子さんのことです。これからお子さんには、物価の上昇も含めていろいろな場面でお金がかかります。そのうえ歯にまで大きな費用がかかるのは、ご家庭にとって大きな負担です。小さいうちに予防の習慣をつけておくことが、いちばんの備えになります。
ただし、通えばよいというわけではありません
ここは正直にお伝えしておきたいのですが、定期検診に通いさえすれば歯が守れる、というわけではありません。
ご自宅のセルフケアとの両輪が欠かせません
虫歯があるかないか、歯周病があるかないかを見るだけでは不十分です。噛み合わせもきちんと確認して、ここに負担がかかっているから少し削って調整しましょう、といったところまで診てくれるかどうか。そこまで行う予防でなければ、期待した効果は出にくいのです。
そしてもうひとつ、定期的な受診にプラスして、ご自宅でのセルフケアが欠かせません。この二つは両輪です。ご自身できちんと磨いたうえで、定期的に歯科医院で歯石を取り、歯周病の治療や噛み合わせの調整を受ける。歯科医院に行くだけで歯が守れるわけではない、という点はぜひ覚えておいてください。
資産設計と、歯の治療計画は似ています
ファイナンシャルプランニングでは、ご自身が何歳のときにどうなるのかを見通しながら、何を優先するかを考えて計画を立てていきます。
考え方の骨組みは同じです
歯の治療も、実はよく似ています。資産を分散して守るのと同じで、歯も1本ずつ治していくのではなく、お口全体を見て予防し、治療していくことが大切です。
1本ずつ治していっても、ほかがだめになってしまえば結果は変わりません。当院が掲げる一口腔単位の包括治療は、まさにライフプランの設計に近い考え方です。その場だけの短期的な治療ではなく、長期的な視点で計画を立てることが、将来の安心につながっていきます。
何歳のときに何が起こりうるかを想定して、そこから逆算して備える。お金の計画でも、お口の計画でも、考え方の骨組みは同じだと感じています。
まとめ:歯を守ることは、人生を守ること
歯は健康資産であり、人生100年時代の生活を支える基盤です。食べることは、そのまま生きることに直結しています。
今日から予防を意識していただければと思います
当院では一口腔単位の包括治療を行っております。1本の歯だけを見るのではなく、お口全体をひとつの単位として、長い時間軸で計画を立てていきます。
歯を守ることは、人生を守ることにつながります。ぜひ今日から予防を意識していただければと思います。ご自身に合った検診の間隔やケアの方法については、お気軽にご相談ください。
当院の費用については、ホームページの費用についてのページにも掲載しております。あわせてご覧いただければと思います。
松山市駅から徒歩2分の当院では、噛み合わせまで確認する定期検診を行っています。ご予約はお電話のほか、WEB予約からも承っております。
執筆者:松山中平歯科クリニック 中平賢吾
2026/07/27
7月に入り、本格的な夏がやってきました。暑い日が続くこの季節、患者さんの中には体調だけでなく、お口の中の乾きに悩まされる方が増えてくる印象があります。
こんにちは。松山中平歯科クリニックの中平賢吾です。「喉が渇く」という言葉はよく耳にしますが、実はそのとき、お口の中も乾いてしまっていることをご存じでしょうか。今回は、夏に起こりやすい「口腔乾燥(ドライマウス)」のメカニズムや、それが引き起こす問題、そしてご家庭でできる対策についてお話ししていきます。
目次
なぜ夏に口の中が乾くのか
唾液が減ると起こる、お口のトラブル
サラサラ唾液とネバネバ唾液の違い
中高年に増えるドライマウスと、全身の病気との関係
今日からできる「お口の乾き」対策
まとめ:気づかないうちに進む前に、定期的なチェックを
1. なぜ夏に口の中が乾くのか
夏に口が乾く一番の理由は、発汗量の増加です。汗をかくことで体の水分が失われると、その結果として唾液の分泌も減ってしまいます。
体は、汗を出すと体内の水分量が減りすぎないように調節しようとします。その働きの中で唾液の分泌を抑えるため、お口が乾いてしまうのです。「夏は冬ほど乾燥しない」と思われがちですが、意外にも夏は口腔乾燥のトラブルが起きやすい季節なのです。
さらに、年齢を重ねた方やお薬を飲んでいる方は、もともと唾液の分泌量が少ない傾向にあります。こうした方は、夏は特に注意が必要です。体全体の水分バランスが崩れると、お口にもしっかり影響が出てくるということですね。
2. 唾液が減ると起こる、お口のトラブル
唾液は単なる水分ではありません。お口の中を清潔に保ち、歯を再石灰化し、細菌の繁殖を抑えるなど、とても重要な役割を担っています。
ですから、唾液が減ると、乾燥そのものの不快感だけでなく、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。入れ歯を使っている方であれば、装着感が悪くなって痛みが出たり、口臭が強くなったりすることもあります。
実は、唾液のことだけでも何時間でも話せてしまうくらい、唾液はお口にとって大切な存在なのです。
3. サラサラ唾液とネバネバ唾液の違い
唾液には、サラサラした唾液とネバネバした唾液の2種類があります。
緊張しているときなど、交感神経が優位になっているときは、粘りのある唾液になりやすくなります。逆に、リラックスしているときはサラサラした唾液が出やすくなります。暑くて疲れているときも、ネバネバした唾液になりやすい傾向があります。
つまり、お口の中に粘りを感じたときは、少し要注意のサインとも言えます。普段との違いに気づけるようになると、ご自身の体調を知る手がかりにもなります。
4. 中高年に増えるドライマウスと、全身の病気との関係
日本では、特に中高年以降の方でドライマウスを訴える人の割合が、年々増えています。ある研究によると、65歳以上の4人に1人がドライマウスの症状を自覚しているとされています。
特に、糖尿病の方、高血圧などの持病がある方、血圧を下げるお薬を服用している方などは、その傾向が顕著に現れます。歯周病が糖尿病と関連が強いことはよく知られていますが、お口は体とつながっている、いわば全身への入り口です。乾燥という現象も含めて、お口は全身と密接に関わっている場所なのです。
「ドライアイ」は気にしていても、「ドライマウス」という言葉はあまり意識したことがないという方も多いと思います。ドライマウスの方は、「喋りづらい」「物が食べづらい」「口の中がヒリヒリする」「炎症が起こりやすい」といった自覚症状から気づかれるケースが多くあります。唾液には食べ物をまとめる役割もあるため、飲み込みにも関わってくる大切な存在です。
5. 今日からできる「お口の乾き」対策
口の乾きの対策として、まず大切なのはこまめな水分補給です。
このとき、冷たいお茶やコーヒーではなく、できれば常温の水が理想的です。ただし、暑くて熱中症になりそうなときは、もちろん冷たいお茶で体を冷やすことも大切です。状況に応じて使い分けながら、お口の乾きを潤すという点では水がおすすめです。
また、唾液を積極的に出すために、唾液腺を刺激するガムやタブレットを使うのも有効です。当院では、ご自身の唾液が減っているかどうかを実際に測ることもできますし、乾燥の程度に応じた口腔ケア製品や保湿ジェルの使い方をご指導することも可能です。普段あまり意識していなかった方ほど、「唾液を測る」という方法があることに驚かれます。
6. まとめ:気づかないうちに進む前に、定期的なチェックを
乾燥に伴って、虫歯や歯周病も進みやすくなってしまいます。そうした問題が進むと、被せ物や入れ歯、場合によってはインプラントが必要になるケースもあります。
もちろん、そうなっても治療ができないわけではありません。当院では一口腔単位の治療として、悪くなった部分だけでなく、お口全体を含めた治療計画を立てることができます。問題が小さいうちにご相談いただければ、ご負担も少なく、最小限の介入で済むことが多くあります。
夏は熱中症だけでなく、お口の乾燥も油断できないトラブルのひとつです。気づかないうちに虫歯や歯周病が進行する前に、定期的に歯科を受診してチェックを受けていただけると安心です。皆さんも、ぜひ夏の体調管理とあわせて、お口のケアも意識してみてくださいね。
執筆者:松山中平歯科クリニック 中平賢吾
2026/07/20
「最近、硬いものが噛みにくくなってきた」「歯のことが気になって、人前で思い切り笑えない」――。
こうしたお悩みは、単なるお口の問題にとどまりません。実は、歯の健康状態は全身の健康や、毎日をどれだけ楽しく過ごせるかという「生活の質」にまで、深く関わっています。
こんにちは。松山中平歯科クリニックの中平賢吾です。今回は、自由診療による治療が、皆さまの健康や生活の質をどのように高めてくれるのかについて、お話ししていきたいと思います。
目次
歯の健康は全身の健康の土台
自由診療がもたらす「噛み合わせの安定」という価値
「食べる」「笑う」が生活の質を大きく変える
自由診療は本当に高い?長い目で見た経済性
50代・60代だからこそ考えてほしい「お口のケア」
まとめ:歯を整えることは、自分自身への投資
1. 歯の健康は全身の健康の土台
お口の健康状態は、全身と非常に深いつながりを持っています。たとえば心臓の病気や糖尿病、認知症、さらには消化器系の疾患など、さまざまな全身の病気と密接に関係していることが分かっています。
そして、しっかり噛めるということは、それだけで栄養の吸収を良くし、健康な体を維持することにつながります。逆に、噛むことに不自由を抱えていると、食事の内容がかたより、体全体の調子にも影響が出てきてしまうのです。
ですから私は、歯の健康は全身の健康の「土台」だと考えています。お口のことを後回しにせず、しっかり向き合っていただきたいと思っています。
2. 自由診療がもたらす「噛み合わせの安定」という価値
では、自由診療によって具体的にどのような健康上のメリットが得られるのでしょうか。
自由診療では、歯の一本一本を精密に治療できるため、治療後の噛み合わせが非常に安定しやすくなります。
当院では、初めて来院された際に「一口腔単位」、つまりお口全体を一つの単位として考え、検査を行っています。噛み合わせが乱れている場合、一本ずつ被せ物をするのではなく、何本かをまとめて治療していくことも少なくありません。そうしなければ、お口全体としてきれいな噛み合わせにならないからです。
噛み合わせが安定すれば、しっかりと食べ物を噛めるようになり、消化吸収が改善されます。健康状態が整えば、免疫力の向上にもつながっていきます。さらに、インプラントやセラミック治療は長期的に安定して使えるため、歯を失うリスクそのものを大幅に減らすことができます。
3. 「食べる」「笑う」が生活の質を大きく変える
最近よく耳にする「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」という言葉があります。これは「生活の質」、つまりより良い生活を送るということを意味します。
歯がしっかり機能することで、まず食べる楽しみが増えます。栄養のバランスも良くなり、口元が美しくなることで、自信を持って笑顔でコミュニケーションを取れるようになります。
そうすると、社会活動や人間関係の質まで向上していきます。歯を整えることは、体の健康だけでなく、精神的な健康や幸福感にも大きな影響を与えてくれるのです。
実際に治療を受けられた方からは、「今まで食事が満足に取れなかったけれど、何でも食べられるようになって食事が楽しい」「人前で口を隠さずに笑えるようになった」「健康診断の結果も良くなった」といったお声をよくいただきます。歯の健康が整うと、人生そのものの満足度が大きく変わってくるのだと、私自身も日々実感しています。
4. 自由診療は本当に高い?長い目で見た経済性
「自由診療は高額」というイメージをお持ちの方は多いと思います。確かに、自由診療の費用は保険治療よりも高くなります。
しかし、精密さや耐久性といった点を考えると、その後の再治療が減り、追加の治療も少なくなっていきます。長い目で見れば、結果として経済的な負担が軽くなるケースが非常に多いと言えます。
目先の費用だけでなく、「この先、何度も治療を繰り返さずに済むかどうか」という視点で考えていただくことが大切だと思います。
5. 50代・60代だからこそ考えてほしい「お口のケア」
年齢を重ねると、どうしても歯のトラブルは増えてきます。特に50代・60代になると、これからの老後やセカンドライフを考える時期に差しかかります。
たとえばお仕事をリタイアされて、「これまで忙しくてできなかったことを、これから思い切りやろう」と思っているとき、美味しいご飯が食べられないというのは、本当に苦しいものです。
これから先の人生を健康的で充実したものにするために、お口のケアは非常に大切になってきます。自由診療で一度しっかりと検査・診断を行い、質の高い治療をしておけば、その後数十年にわたって、ご自身の歯を残しながらしっかり食べられる可能性が高まります。これは、人生を楽しむうえで何にも代えがたい価値だと感じています。
ご友人と外でお食事をして、笑い合いながら過ごす――そんな何気ない時間を心から楽しむためにも、「食べる」「笑う」に直結する歯と口元を、ぜひ大切にしていただきたいと思います。
6. まとめ:歯を整えることは、自分自身への投資
歯の健康は、全身の健康や毎日の生活の質に直結しています。
質の高い治療で歯を健康的に保つことは、自分自身への大きな投資です。当院では、自由診療を通じて、皆さまの健康な人生をしっかりサポートしてまいります。
「我が健康になることで人生が豊かになる」――これは本当に素晴らしいことだと思います。お口のことで気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。皆さまが、いつまでも美味しく食べ、心から笑える毎日を過ごせるよう、スタッフ一同、全力でお手伝いいたします。
執筆者:松山中平歯科クリニック 中平賢吾
2026/07/13
執筆者:松山中平歯科クリニック 中平賢吾
前回は、虫歯や歯周病が繰り返される理由についてお話ししました。今回はその続きとして、精密診断による早期発見と、当院で行っているプロフェッショナルメンテナンスについてお話しします。「前の歯医者では虫歯がないと言われていた」という方も少なくありません。早く見つけることがなぜ大切なのか、どのように見つけているのかをご紹介します。
目次
早期発見が歯を守る一番のポイント
8倍の拡大鏡で見つける小さな虫歯
虫歯は歯と歯の間にできやすい
早期発見がもたらす将来のメリット
歯科衛生士と歯科医師のダブルチェック
まとめ:精密な診断で生涯歯を守る
1. 早期発見が歯を守る一番のポイント
虫歯や歯周病は、早期に発見できれば治療の規模が小さくて済みます。
小さい虫歯であれば歯を削る量を最小限に抑えられますし、歯周病も初期段階であれば簡単なクリーニングで改善することが多いのです。つまり、早期発見こそが歯を守るうえで一番のポイントになります。「簡単なクリーニングで改善する」と聞けば、なおさら早く受診していただきたいですね。
2. 8倍の拡大鏡で見つける小さな虫歯
当院では、特に8倍の拡大鏡を使って、歯を1本1本丁寧にチェックしています。
肉眼ではどうしても確認できない小さな虫歯があります。歯と歯の間は重なっていて、しかも暗いため、見逃しがちな場所です。こうした8倍の拡大鏡やマイクロスコープを使うと、歯ぐきのわずかな炎症や小さな虫歯、歯のひびなども発見することができます。患者さんご自身が気づいていない歯周病を見つけることも可能になります。
3. 虫歯は歯と歯の間にできやすい
拡大鏡で特に見つけやすくなるのが、歯と歯の間の虫歯です。実は、多くの方は歯と歯の間にしか虫歯ができません。
なぜなら、皆さん歯ブラシはするけれど、フロスはしないからです。そのため歯と歯の間は虫歯になりやすく、しかもその部分はとても発見されづらいのです。拡大鏡を使えば、こうした歯と歯の間の虫歯や、歯と歯ぐきの境目、いわゆる歯周ポケットの中の状態までしっかり見ることができます。
虫歯は最初、変色といって色が変わってきて、そこから少しずつ穴が開いていきます。最初に色の変化があった段階では経過を観察し、しっかり歯のお掃除を頑張っていただければ、そこで止まる虫歯もあります。その場合はカルテに「経過観察」と記録し、4か月に1回ほどのメンテナンスで進行していないかをチェックします。進んでいれば早めに治療しましょう、とご提案していきます。
4. 早期発見がもたらす将来のメリット
虫歯を小さい段階で治療できれば、歯自体の寿命を延ばすことができます。虫歯が大きくなって神経を取るようなことになると、歯の寿命は短くなってしまうからです。早い段階での治療は、治療回数も減らせますし、大きな治療にならないため費用も抑えられます。
歯周病も、早期に発見して治療すれば元に戻り、改善していきます。けれども進行してしまうと「不可逆性」といって元に戻らなくなり、歯を失うことにもつながります。なるべく早く発見することで、歯を失うリスクを大幅に減らすことができるのです。
5. 歯科衛生士と歯科医師のダブルチェック
当院では、歯科衛生士が専門的なメンテナンスを担当しています。メンテナンスをすると、歯と歯の間の虫歯などが非常に発見しやすくなります。
当院の場合、まず歯科衛生士が全体をきれいにお掃除し、歯石もすべて取ったうえで、私がチェックしていきます。歯科衛生士も4倍の拡大鏡を使ってメンテナンスをしているため、取り残しは非常に少なくなっています。最後に私がお口の中を一通りチェックし、虫歯はないか、歯石の取り残しはないか、歯周病はどうかを確認します。
1人だけで診ると見逃してしまうこともあります。歯科衛生士がチェックし、私もチェックする。このダブルチェックによって、見逃しを減らすようにしています。これが安心材料のひとつになっているのではないかと思います。
6. まとめ:精密な診断で生涯歯を守る
実際に精密な診断を受けられた方からは、嬉しい声をいただきます。「前の歯医者で虫歯がないと言われていた」という方の中に、実は大きな虫歯がそのままになっていた方もいらっしゃいます。
早期発見できれば治療の規模が小さくて済む
8倍の拡大鏡で歯と歯の間や歯周ポケットまで確認できる
虫歯は歯と歯の間にできやすく、フロスでの清掃が重要
早期治療は歯の寿命を延ばし、費用も抑えられる
歯科衛生士と歯科医師のダブルチェックで見逃しを防ぐ
当院では初診時に、虫歯から歯周病、噛み合わせまで一通りチェックします。「実は噛み合わせが悪くて肩が痛かった」「頭痛がしていた」という方が、治療によって改善したケースもあります。
虫歯や歯周病は、早く見つけるほど治療が簡単になります。精密な診断を行うことで、生涯を通じて歯を健康に保つことができます。ぜひ定期的なプロフェッショナルメンテナンスを受けて、ご自身の歯を守っていただければと思います。気になることがあれば、どうぞお気軽に松山中平歯科クリニックへご相談ください。