RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2023.08.16日放送

  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。お話は、松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • 先生、今日のテーマはどういったことでしょうか。
  • はい。現在、タウン情報松山という情報誌で1年間の連載企画を行っており、8月号が発売されているのですが、そこでは、フリーアナウンサーの宮島奈穂さんと一緒にお話をさせていただいています。
  • はい。
  • そこで、一口腔単位の歯科治療という内容でお話をさせていただいていますので、今回はそのテーマに沿って、一口腔単位の歯科治療とは何かということについてお話をさせていただきます。
  • 前回までのお話で、一番最初、初診時に行う資料の採取と、その結果を用いて立案する、個々に合った治療計画の重要性についてお話をさせていただきました。
  • はい。
  • 当院の場合は、2回目の来院で患者さんと治療の計画について一緒に考え、最終的な治療方針を定めていくという流れになっています。
  • 基本的には3回目から本格的な治療を始めるのですが、先週もお話ししたように、場合によってはカウンセリングの前に一度お口の中のお掃除を行い、初診のときには見えなかった虫歯なども調べるようにしています。このように治療の計画を一番最初に立てることで、一貫性のある治療を行うことができます。
  • なるほど。
  • つまり、その場当たり的な治療をして、また虫歯が見つかったからあちらをやってということをするよりも、最初に虫歯があるところを全て洗い出し、どの順番で治療していくのが一番効率的なのか、一緒にまとめられるところはあるのかどうかなど、そういったところも含めて治療の計画を立てるというのはとても大切です。
  • 私などが思いがちな、「あ、この虫歯1本痛いのでこれ直してください」と直してもらって、「あ、こっちもあった」と、後から痛みが別のところで出るなどのことがないように、トータルで見ていただくということですね。
  • おっしゃる通りです。ですから、最初に虫歯がある場所をしっかり把握して、歯周病がある場所、つまり将来的にあまり長持ちしないかもしれない歯についてもあらかじめ知っておいて治療の計画を立てるのと、痛くなった、歯がぐらぐらしてきた、だから抜く、それからどう直していこうか、では1本歯が抜けたからブリッジにしましょうか、入れ歯にしましょうか、という治療をしていくと、気づいたらお口の中がガタガタです。
  • あらら。
  • そういったことがないよう、あらかじめ治療の計画を立て、5年間問題がないようなお口の中の環境作り、10年間問題がないようなお口の中の環境作りというのをしていくということがとても大切です。
  • 長いスパンで安心ですね。
  • そうですね。「この歯は少し心配があり、2、3年で寿命が来そうですね」という歯もやはりあるものです。「いつ腫れるかわからないですよ」というお話もするのですが、なかなか治療に踏み切れない方もいらっしゃいます。
  • それを知っておくのと知らないのとでは心構えが違いますので、治療をするしないに関わらず、そういったこともお伝えさせていただいて、もし治療をするとしたら、大体これぐらいの費用になります、期間としてはこれぐらいで終わると思います、というお話はしていますね。
  • 先生、車検でそういう経験があります。「このベルト、多分1年はまだ持つと思うのですが」と言われるような。
  • そうですね、全く同じです。
  • 自分では修理などの自信がないので、「あ、すみません。もう変えておいていただいていいですか」という経験があります。
  • 本当に、お口の中は非常に車とよく似ていて、日々のメンテナンスがとても大切で、なおかつ、歯というのは、どちらかといえばやはり消耗品というイメージですね。6歳ぐらいから大人の歯が生え始めて、70歳、80歳までずっと使っていくのですから。
  • 車どころではありませんでしたね。
  • そうですね。ですから、丁寧にメンテナンスしていかないと持たないのですよね。しかも車と違って、365日毎日使って、食事もする、喋る、色々な飲み物も飲むなど、酷使されている状況に置かれているので、本当に皆さん丁寧にメンテナンスしていただければと思っています。
  • 身に染みました。
  • メンテナンスのお話は、また来週お話をさせていただこうと思うのですが、ここでは治療の内容についてお話をさせていただこうと思います。
  • 当院、実は保険診療も行っていたのですが、今どんどん自費中心に移行しています。これにも色々と理由があるのですが、先ほどお話しした一口腔単位の治療、一貫性のある治療を進めていく上では、保険診療では難しいところが出てくることがあります。
  • はい。
  • 保険診療で被せ物を作る際、どうしても保険診療では質の高いものを再現できないというところがあり、自費中心に切り替えていくような手順を踏んでいる段階ですね。
  • 実は今年の5月にも同様のお話をさせていただいたのですが、被せ物というのは通常、専門の歯科技工士さんが作っていくのですね。保険の被せ物もそうなのですが、歯科技工士さんが一つ一つ手作業で作っていくのです。
  • なるほど。
  • ただ保険の被せ物の場合は、誰が作っても同じ値段という統一のルールがありますので、収入は変えられないのです。そうすると、どこを削るかといったらやはり原価、今回でいうと例えば歯科技工士さんへの制作費を削っていく必要があるのです。そうすると、制作費を抑えた技工所さんはどんどん受注が増えていくわけですね。歯科技工士さんにも生活があるので、高品質の被せ物を低コストで作るというのは少し無理があるのです。
  • その結果、ある程度スピード感を持って作られた被せ物が出来上がっていく。効率性を重視して、模型作りから最終的な被せ物作りまで1人の技工士さんがやるというのが理想なのですが、保険中心の技工所はある程度分担を決めています。
  • ええ
  • ここからここまでは誰々さん、ここからここまでは誰々さんという風に、同じ作業を繰り返すような形で被せ物を作っているのですね。そうするとやはり質にぶれが出てくるというか、同じようなものを作っていくのですが、患者さん一人ひとりのお口の中に合った被せ物ではないことが少なくないのです。
  • それを、自費専門の歯科技工士さんであれば、手間をかけて、適合もばっちり、噛み合わせもばっちりと。歯科技工士さんの中でも、自費専門でやられている方は勉強も熱心にされて、噛み合わせのこともよく知っているという方も多く、そういった技工士さんが作る被せ物は、本当に質が全然違います。そういったところでも、保険では質の高い被せ物が作れないという一つの理由でもあったりはしますね。
  • 自分自身のためのオーダーメイドといいますか。
  • 本当にそうですね。自分の被せ物って、本当に先ほども言ったように何十年と使うものなので、やはり1回入れてそれで終わりではなく、自分のお口の中に入るものというのは、そういったところからしっかりといいものを選んでいく方がいいかなと思っています。
  • わかりました。先生、今週もありがとうございました。
  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。