RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2023.06.07日放送

  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • 先生、今週のテーマはどういったことでしょうか。
  • はい。今年もこの時期がやってきましたね。6月4日、昔から語呂合わせで「虫歯の日」として親しまれてきましたけれども、最近では虫歯だけでなく、他の病気にも気をつけなければならないということから、「歯と口の健康週間」と呼ばれています。そんな中で、今月は「顎関節症」について取り上げてお伝えしようかと思います。
  • お願いします。
  • 顎関節症という言葉を知っている方は少なくないのではないかと思います。顎関節症とは、いわゆる顎関節や咀嚼筋の疼痛、それから関節の音、開口障害、あるいは顎運動障害、これらを主要な徴候とする障害の包括的な診断名というものが定義ですね。
  • これだと少し分かりにくいので、簡単に言うと、顎の関節や口を開け閉めする筋肉の痛み、口を開けたり閉めたりした時に顎の関節の音が鳴る、そもそも口が開かない、顎が動かしづらい。こういったことを症状にしたものが顎関節症と呼ばれています。
  • 聞くと、結構幅広い症状だということが分かりますね。
  • 一言で顎関節症と言っても、その原因は多岐にわたります。皆さんが無意識に使っている顎関節のことについて、どのくらいご存じでしょうか。
  • あまり知らないですね。
  • 意外と身近なものですが、よく考えると知らないことも多いのではないかと思います。そんな顎関節の作りから、まずはご説明させていただきます。顎関節とは、「側頭骨」という骨と「下顎骨」という2つの骨で構成されています。
  • 側頭骨に「下顎窩」という窪みがあるのですが、そこに「下顎頭」という突起が収まっているような状態です。分かりやすく言うと、左手を軽く握って拳を作っていただき、その上から右手をパーにして覆っていただくような感じです。これが下顎窩と下顎頭の関係なんですね。上からカポッと被さっている、収まっているような状態です。
  • なるほど。
  • さらに、もう一つ大切な構造があって、側頭骨と下顎骨の間にクッションの役割を果たす「関節円板」という線維組織があります。これによって口を開け閉めする時にスムーズに動くようにしたり、噛む力が直接骨に伝わらないようにしたりと、本当にクッションのような役割を果たしています。
  • よく膝関節の軟骨などを聞きますが、あれの顎バージョンという感じですね。
  • はい。それに似ている感じです。実は顎の関節は、膝の関節などと比べると非常に複雑な動きをすることができます。例えば膝の関節は一方向に曲げたり伸ばしたりはできますが、横に曲げることはできませんよね。
  • しないですね、ちょっと怖いですね。
  • ただ、顎の関節は右と左に2つの関節があって、それぞれ別々に様々な動きをすることができるのです。ですから、下の顎を前に出してみたり、口を開け閉めしたり、横に動かしてみたりと、様々な方向に動かすことができます。これで食べ物を咀嚼したり、すりつぶしたりといった複雑な動きが可能になります。それから、喋る時にも、非常に複雑な動きをしています。
  • 顎の関節は簡単なようで、色々な仕組みがあります。次回は、この顎関節症の原因についてもう少しお話しできればと思います。
  • 身近すぎて普段考えずに生活していますが、言われてみれば横にも縦にも動くし、開けるし閉めるし、複雑ですよね。
  • そうですね。体の中でもここまで自由に動く関節はなくて、非常に大事なものなんです。ただ、毎日使う場所なので負担がかかりやすい部分でもあります。一度顎関節症になってしまうと、物が食べられない、喋るのも痛いということになってしまいますから、ならないようにするためのお話も今月はさせていただきます。
  • 興味深いです。お話を伺っていると、やはり筋肉なども柔らかくないといけない気がしますね。無理やり硬いところを動かそうとすると無理がかかりそうですし。今の咀嚼のお話を聞いていると、動物によっても顎の動き方は違うのでしょうか。
  • おっしゃる通り、他の動物だと顎の動き方は全然違います。草食動物は横にすりつぶすような動きをよくしますし、肉食動物は縦の動きが非常に発達しています。歯の作りも全く違っていて、草食動物は人間で言う臼歯のような形の歯が多いですが、肉食動物は噛みちぎるための犬歯のような歯が多くなっています。
  • よくカバさんが大きな口を開けて歯磨きをしている映像がありますが、人間であそこまでは開かないですよね。
  • 外れてしまいますね。
  • 外れるという言葉も耳にしますが、「外れる」ってどういうことなんだろうとか、知らないことが多いなと思いました。今日は仕組みを教えていただきましたが、次回は顎関節症にならないための秘訣も伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。