DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2023.05.03日放送
-
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は、松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
今月はどんなお話を聞かせていただけますか。 -
今月は、当院が行っているお口全体の治療についてお話をさせていただこうと思います。普段、皆さんが歯医者に行って治療をうける場合、痛みなどの症状があるところだけを治療して終わりにすることが多いかと思います。 -
はい。 -
しかしながら、歯科治療は、一口腔単位と言ってお口全体で治療計画を立てたほうがいいのです。お口の中というのは、その歯だけではなく、他の歯も一緒に全体のバランスをとっているわけです。ですから、その歯だけの治療をするだけでいい方もおられはするのですが、お口全体で見た場合には、そうではない方もやはりいらっしゃいまして。今痛いのはここなんだけれど、それ以外も治療をしないといけない状態のこともありますので、まず最初に、お口全体の問題がある場所がどこかということをしっかりチェックする必要があります。 -
先生、とはいえですよ。もう歯医者さんに行ったら、とりあえずこの痛みを治してもらいたいし、歯医者さんが苦手な方もいらっしゃると思うので、一刻も早く……。そういった方に分かっていただくためには、最初の段階で説明をすることが大切ですよね。 -
そうですね。まず当院の場合は、初めて来院された方にいきなり治療するということはしていません。もちろん、痛みがとても強く出ている方は応急的な処置をしますが、そうではない方は、初回に治療するということはしません。 -
なぜかと言いますと、先ほどお話ししたようにお口全体で治療計画を立てていく必要がある為です。全体を診ることなく手つけてしまうと、後々「ああ、こっちのほうが良かったな」という治療が出てくることもありますので、当院ではいきなり治療するということはありません。最初は、様々な検査をおこない、さまざまな資料をとります。 -
資料というのは? -
例えば写真などのように後々見返して必要になるもの、それから治療の計画を立てる際に使うものですね。たくさんの検査があるのですが、特にレントゲンの写真というのは大切です。歯の根っこは歯茎の中に埋まっていて、外から見ることができません。 -
なるほど、そうですよね。 -
ですから、レントゲン撮影を行い見えない部分に異常がないかどうかを確かめていきます。歯科医院で、最初に来院した時によく撮影されるものに「パノラマX線写真」と言われる、横長のお口全体が写っている大きなレントゲン写真があります。このレントゲンは大まかな治療計画を立てることにはとても役立ちますが、個々の歯、1本1本の歯を診断するには不十分な場合があります。 -
そこで、より詳しく個々の歯を診断するために、部分的なレントゲン写真の撮影を行います。お口の中全体を診断するには、大体14枚必要になります。歯が少ない方などは10枚程度のレントゲン写真を用いて、顎全体を撮影していきます。 -
そんなにたくさん撮るのですね。 -
これにより、パノラマX線写真、横長の顎全体の写真だけではなく、個々の歯の診断もより確実に行うことができるようになります。 -
先生、初めて聞きました。その「パノラマX線写真」というのは、言ってみれば地球の地図みたいなことですよね。 -
そうですね、平面図のような。 -
本当は球体なのに、平面にしてすまって、ちょっと無理があるのではないですか。 -
おっしゃる通りです。人の顔は3次元的なものですけれど、撮影の方法を工夫することによって、平面的に見える。普段目にする世界地図はいわゆるメルカトル図法ですが、歪みがありますよね。それと同じで、やはりパノラマX線写真も少し歪みが出ます。横に行くに従い大きくなってしまう。 -
それから「障害陰影」と言って、レントゲン写真をとった時に、脊椎などが写ってしまうことがあり、歯の診断には不向きな場合があります。例えば前歯を見ようと思ったら後ろの骨が写ってしまうというようなことです。レントゲン写真の場合は、X線を投影して歯に当て、後ろのフィルムでキャッチする。 -
キャッチする! -
そうです。撮りたいものの後ろにフィルムを置き、レントゲンで撮影するという感じです。パノラマX線写真の場合は、機械が顔の周りをぐるっと回ります。そのため、歯の真後ろにはフィルムを置けないのです。首の後ろにフィルムがある状態で顔の正面から写しますので、歯の後ろのフィルムに到達するまでに様々な障害となるものがあり、それが「障害陰影」となって写ってしまうということです。 -
それに対して、個々の歯をとるデンタルX線写真というものは、歯の真後ろにフィルムを置くことができます。根の治療をしたことがあるような方は覚えがあるかもしれませんが、小さいフィルムをお口の中に入れて撮影していくものです。歯の真後ろにフィルムを置いて撮影できますから、「障害陰影」が出ず非常に診断には役に立つものです。 -
全体を見るものと、1本1本を正確に撮っていく写真があるわけですね。 -
そうです。パノラマX線写真というのは、親知らずの抜歯などといった、歯の位置関係などを見るためには非常にパノラマ適しているのですが、虫歯があるかどうかを見るのにはやっぱり小さなレントゲン写真のほうが分かりやすいということです。 -
それから、場合によってはCTを撮影することもありしす。CTは皆さんも聞き馴染みがあるかと思いますが、3次元的に骨がどういった形をしているのかを見ることができます。歯科の場合は、根っこが複数本ある歯があるのですが、その中のどの根っこに問題があるのかということは、CTでないと分からないことが多いです。ですから、そういった時にはCTを撮影することもあります。 -
なるほど。 -
CTはインプラント治療とか矯正治療などにも使うことがありますので、最近の歯科医院ではCT導入をされているクリニックが少しずつ増えてきているかなと思います。 -
さらにこういったレントゲン写真を組み合わせて、歯や顎、周りの組織など、それぞれに異常がないかということを診断していくという感じです。 -
こうやって聞いていますと、やはりお口の中という見づらい部分だけに、3次元で撮る、3次元で見る、3次元で治療していくというkとは大切なことなんですね。 -
そうですね。必要であれば撮影を加えていきますが、やはり適切な診断ができないと、適切な治療はできませんので、こういった検査はとても大事です。保険診療では基本的にはそれしかできないため、パノラマX線写真しか撮影しないことも多いです。もちろんパノラマX線写真も大事ですが、1本1本の歯の診断ということも大事。ですから、当クリニックでは初診では自費で費用をいただき、しっかりと診査・診断をさせていただいています。 -
今回はレントゲンによる検査についてお話伺いましたが、まだまだ初診で大切なこと、次回は資料採取についても伺いたいと思います。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。

