DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2023.04.26日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお伺いするコーナー、お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、今週はどういったお話を聞かせていただけますでしょうか。 -
はい。今月は根の治療についてお話しさせていただいており、先週からより具体的な根の治療についてお話ししています。その中で当院は4月から歯の根の治療については、全て自費診療でさせていただいているとお伝えしたのですが、今日は、保険の診療と自費の診療で何が違うのかということをお話しさせていただこうと思います。 -
お願いします。 -
まずは、自費診療ではラバーダムと言われるゴムのマスクを歯にかけて治療をします。ラバーダムについては、先週もお話をさせていただいたように、ゴムのシートに穴を開け、その歯だけが見えるように上からカポッと被せるといったもので、これを付けることで治療している歯をなるべく綺麗な状態で治療することが可能になります。 -
先生、私の例えはあまり良くないのかもしれませんが、春に畑に野菜などを育てようと種を植えるときに、シートに穴を開けてポコッと種を植えたりしますけれど、全て他のところは覆っているけれど、その部分だけは穴が開いて見えている。あんな感じでしょうか。 -
イメージとしてはそのような感じです。 -
だから、1本の歯に集中できるわけですよね。 -
そういうことです。 -
なるほど。 -
そうすることで二次的な感染を防ぐことができるのです。 -
なるほど。他に雑草が生えたりはしないわけですね。 -
そういうことです。 -
ごめんなさい。ちょっと身近なもので考えてみたんですけど。 -
いえいえ。自費診療では歯科用の顕微鏡、マイクロスコープと言われる歯科用の顕微鏡を用いて、狭くて暗くて小さな歯の根っこの中を明るく拡大して、実際に見ながら治療することが可能になります。この歯科用の顕微鏡は最大で24倍ですから、とてもよく見えます。口の中で、例えば上の一番奥の歯の根の先。これは肉眼では絶対に見えないですから。 -
想像するだけでもわからないです。私たちが想像するよりももっと見づらいだろうし、暗いんですね。 -
そうですね。実際に身近な方の奥歯を見ていただくとわかると思うんですが、裸眼だと見えないと思います。 -
角度的にも下顎、上顎があるから邪魔になって鏡が届きにくいとか、明かりが届きにくいということがありますもんね。 -
そうなんです。実際、保険診療では、そういった状況で治療を行っているというところが多いですね。自費診療ではこのマイクロスコープ、歯科用顕微鏡を用いた際に使用する特殊な器具というものもあります。これを使うと、歯の根っこの管に張り付いた汚れをピンポイントで取り除くことができます。 -
気持ちよさそうですね。 -
そうですね。耳かきの先のようになっている器具を使います。 -
あ、少し曲がってますね。 -
そうです、曲がっています。その曲がっている器具も0.何ミリ単位の鍵になっていて、それでカリカリとお掃除していくような感じです。 -
はい。 -
根っこの治療では歯の根っこの中を広げていきます。最終的なお薬を詰めるために、ある程度広げて感染源を取っていくのですが、その際に使用する器具も自費診療では異なります。保険診療ではステンレススチールという、普通の金属の素材の金属の針のようなもので治療をしますが、自費診療の場合はニッケルチタン合金でできたものを使って広げていきます。このニッケルチタン合金は、形状記憶合金です。そして、柔らかい。歯は根の形が1本1本違う形をしているのですが、ご自身の根っこの形に合わせて、ニッケルチタンは形を変えることができます。そのため歯を削る量を最小限にすることができます。歯を削る量を必要最低限にすることで、将来的に歯が薄くなってしまって根っこが割れてしまうというようなリスクを減らすことができます。 -
いいですね。余計なところまで取らなくていいということですよね。 -
そうですね。そして、自費治療では何よりも治療時間を長く確保することができます。 -
あ、そうなんだ! -
保険診療の場合は、どうしてもたくさんの方を見ないといけないということもあり、治療時間を15分、30分と短く設定する必要があります。自費診療であれば、しっかりと治療時間を長く確保することができます。そうすることで1回にできる治療が多くなって、根の治療に通う回数を少なくすることもできます。 -
それも保険に関わるということは初めて知りました。なるほど。 -
どうしても我々もボランティアでやっているわけではないので、例えば保険診療の場合だったら、2回目以降の根の治療だと収入としては500円、1,000円と、それくらいなのです。例えばそれで治療時間を2時間取った場合、歯科医師や衛生士さんの人件費、機械のお金というように考えていくと、現実的にちょっと無理なことがでてきます。ですから保険診療ではどうしても治療時間が短くなってしまい、数をこなさないといけないという、良くない形ですよね。患者さんにとって利益はないので。それだったら自費診療でちゃんと時間を長く取って、しっかり根の治療をすると。そうすることで根の治療に通う回数も少なくできるというのが、双方にとってメリットがあるかなと思います。 -
なるほど。わかりました。 -
このように、保険と自費診療では全く質の異なる治療、違う治療なのではないかというくらい、全く違う治療になります。根の治療は、建物で言うと基礎の部分に当たります。この治療を雑に行ってしまうと、最終的にせっかく良い被せ物を入れても、やはりすぐダメになってしまいます。根の治療というものは非常に奥が深いのです。以前は残せないと言われていたような歯も、少しずつ残せるようになってきました。良い材料も出てきています。ただ、この残せる・残せないという線引きが非常に難しくて、私もなんとかして残そうと思うのですが、やはり残せないということもあります。ただ、残せる可能性が少しでもあるのであれば残したいと思われる患者さんも少なくはないので、我々は技術を磨いて、1本でも多くご自身の歯を残せる手助けができればと思っています。 -
ぜひ皆さんもご自身の歯を大切に。早め早めの治療がやはり一番大切ですよね。 -
そうですね。そもそも根の治療に至らずに済むことが一番良いので、定期的なお掃除や虫歯のチェックなどもしっかり受けていただくといいかと思います。 -
それでも痛みが出るとか、何かお困りのことがあったらどうぞご相談ください。先生、今週もありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。

