RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2019.03.20日放送

  • このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りします。
    お話は、松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長です。

    よろしくお願いいたします。

  • よろしくお願いします。
  • 今月は、歯周病について、お話をいろいろお伺いしておりますが、歯周病というのは本当にやっかいだし、怖い病気だというのがよくわかりました。

    さらにですね、歯周病にかかってしまうと、
    『こんなことも付随して出てくる可能性があるんだよ』という、
    ちょっと怖いお話もお伝えしたいと思います。

    歯周病は他の病気も起こすこともあるのですね?

  • そうですね。
    やっぱり、お口の中というのは全身と深く関わっているので、基本的には全身の病気に影響があります。
  • はい。
  • 歯周病、お口の中の状態を悪くすると、全身に悪影響を及ぼすことはありますね。
  • 全てのもの、食べ物とか、お口から入りますので…。
  • そうですね。
  • まあ、何かあるだろうなと思うけど、どんなものが多いですか?
  • そうですね。

    やはり、よく言われているのが『糖尿病』と、後は『心臓疾患』ですね。

  • うわあ。そうなんですか。
    三大疾病といわれるようなものですね。
  • そうですね。はい。
  • 歯周病、その糖尿病とも、かなり深い繋がりがあるのですか?
  • 糖尿病の方は、やっぱり、歯周病になりやすいという方もいらっしゃいます。

    また、歯周病になっている人はですね、歯周病の毒素が血糖値を下げるホルモンの働きを邪魔してしまったりとか、そういったこともあって、歯周病と糖尿病は、やっぱり相互に関係をしているようなものですね。

  • じゃあ、糖尿病にかかっている方は、けっこう歯の疾患を抱えている方が多いわけですね。
  • そうですね。

    糖尿病になるとですね、あの抵抗力が落ちてしまいます。ずっと言っているように、歯周病というのは感染症なので、やっぱり抵抗力が落ちると、それだけ歯周病にかかりやすいものではありますね。

  • 歯周病菌が口の中にあると、それが全身に回ってしまうということあるんですか?
  • そうですね。

    それが先ほど言ったような心臓の合併症ではあるのですけど、心内膜炎といって歯ぐきの毛細血管から歯周病細菌が流れていって、心臓に止まってしまうと、そこでまた感染を起こしてしまって、そういう炎症が起こることはありますね。

  • ほー。
  • ひどい歯周病になって、血管に細菌が乗ってしまうと、もともとの血管の中とか基本的に綺麗な状態ですから、そこに細菌が入って心臓で止まると、もう大変なことになってしまいますね。
  • じゃあ、そうすると、心臓に関する色々な健康診断の値がよろしくない人っていうのは、口の中も気をつけたほうが良いわけですね?
  • そうですね。はい。
    後は、最近話題になっているのがお年寄りの、『誤嚥性肺炎』というあの病気ですね。
  • ええ。
  • これで亡くなる方もいらっしゃるぐらいなので、大きな問題にもなっています。

    お口で食べた物を飲み込むのですけれども、お年寄りの方は飲み込む力が弱くなってしまっています。そのため飲み込んだものが胃じゃなくて、肺のほうに流れてしまうことがあります。

    そのときに、お口の中が健康な状態じゃなければ、細菌を一緒に持っていってしまって、肺で感染して炎症が起こるということはある話です。

    なので、寝たきりの方もですね、お付きの介護の方とかが、しっかりお口の中を掃除してあげて、『綺麗な状態で保ってあげる』というのは大事なことですね。

  • うーーーん。

    命に関わることになってくるんですね。

  • そうですね。はい。
  • あの、先週、

    『これから赤ちゃんが欲しい人や妊娠中の人なども、歯周病には気をつけたほうがいい』

    と、先生お話されましたよね?

  • あ、そうですね、はい。最初にお話ししたように母子感染ですからね。

    母子感染するっていうこともそうですし、母親自体がひどい歯周病になっている場合はですね、その他の合併症も抱えている可能性もありますし、そういった場合に、『未熟児が生まれてしまう』とか、そういったこともあるので、やっぱり気をつけたほうがいいかなとは思います。

  • うーーん。

    そして全てに言えることですが、ストレスは抱えないですか?

  • そうですね。はい。
  • ということですね。
  • おっしゃる通りです。
  • 3度の食事の後の、3度の歯磨きは必ずすると。
  • そうですね。

    1番最初でも、1日3回というのはですね、習慣がつくまではなかなか難しいですね。なので、例えばこれから歯磨きの習慣をしっかり身につけようという方にはですね。

    「まず、その寝る前の1回、必ず磨いてください」

    というふうにお話はしています。

  • 寝る前の1回?
  • そうですね。寝る前がいいです。
  • うわあ。

    で、後どんどん増やしていくと。

  • そうですね。
  • ということですね。

    丁寧に歯を磨いて、えー歯周病にならないように気をつけたいですね。

  • はい。
  • お話は、松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。

    どうもありがとうございました。

  • ありがとうございました。