DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.02.20日放送
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よろしくお願いします。
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歯の治療が終わってから、その後、大事なことはどんなことなんでしょうか。
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そうですね。
やはり、我々がお口の中を見られるのは、1年の中でも数限られた回数になってしまいますので、我々が見てる日以外は、やっぱり、ご自身のケアが一番大事ですね。 -
ええ。
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定期的なご自身でのブラッシングが一番大事になってくるかと思います。
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「自分でもチェックはするんだけども、歯医者さんに行って歯の健康状態を見ていただくのも大事」と、もう何度もおっしゃっていただいています。
だいたい、どのくらいの間隔で行けばいいのですか?
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そうですね。
まあ、4ヶ月に1回ぐらいのペースで、歯石を取ったりとか、歯のお掃除をさせていただくのが、一般的じゃないかなと思います。 -
4ヶ月というのは、なにか根拠があるのですか?
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論文とかにまとめられている研究によると、大体4ヶ月ぐらいと言われています。
というは、お口の中は人によってそれぞれ違いがありますが、細菌層という細菌の構成があります。歯石や歯ぐきの下の方をお掃除すると、その細菌層が一回壊れるのです。
そして、壊れた細菌層がまた元に戻るには大体4ヶ月くらいかかります。
なので、4ヶ月ごとにその細菌の構成を壊してあげるのが推奨されています。 -
4ヶ月以上になってしまうと、それがずっとなんか温床になって、
悪さし始めるということですか?
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そういうことです。
特に、歯周病細菌というのはですね、歯ぐきの下の方で、空気の届かないところで、活動しており、そこで悪い毒素を出しています。
しかも、その毒素がですね、どんどんどんどん、歯の周りの骨を溶かしていってしまいます。そして、(症状が)進んで行くと骨がとけてしまい、知らない間にグラグラしてしまう、というのが歯周病ですね。
よく、歯周病は、まあSilent diseaseと言って、沈黙の病と言われてるんですけど、本当に知らない間に歯周病は進んでいくのです。
痛みがないまま進んでいって、気づいたらグラグラして抜かないといけない、という状態になってる方がけっこういらっしゃいますね。 -
じゃあその、歯石をまあ4ヶ月に1回。
悪さしないように掘り起こして、空気に触れさせて、とりあえず退治してしまうということなんですね。
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そうです。
歯石が無くてもですね、細菌の層はできあがってしまいます。
なので、「私は、歯石が付きにくいから大丈夫」では無くってですね、やっぱり、しっかりと歯と歯ぐきの境目よりも下の部分をお掃除するのがいいかと思います。
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なんか、綺麗に見えてても、見えてないところで…
空気の届かないところに、ひっそりといて活動しているわけですね。それが、骨を溶かす。じゃあほんとにあの4ヶ月に1回の通院が大事なんですが、忘れてしまいそう…。
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そうですね。はい。
やはり、「じゃあ次回は4ヶ月後、またメンテナンスしましょう」というお話をしてもですね。中には予約を取られて帰っていく方もいらっしゃるのですけど、まあ、4ヶ月後なんて覚えてないですよね…。
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ねえ…。
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僕も4ヶ月前何したかなんて絶対覚えてないですから。
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季節が変わってますからね。
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そうですね。
なので、うちのクリニックの場合はそういった方に定期的にハガキを出させていただいて、
「今月はまた、メンテナンスにいらしてください」とかですね。後は、ご希望される方には、前日か2日前くらいにですね。お電話をさしあげる方もいらっしゃったりします。
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ああ、うれしいです。
そこまで丁寧に。
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そうですね。はい。
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やっぱりね。
一回これをスルーしてしまうと、また次が億劫になったりしますね。
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そうですね。1回行かなくなってしまうとですね。やっぱり、行きづらいっていうのがね…。
「前にキャンセルしてしまった…」という後ろめたさがあるので。まあ、もし当日忘れてしまった方でもですね、なるべく患者さんにそういう気持ちにならないように、一度こちらからお電話でご連絡させていただいて、それで、お電話取っていただければ、また予約の取り直しなんかもやってます。
本当にもう、そのまま流してしまうのではなく、定期的にご自身の歯をお掃除していくというのが大事かと思います。
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ふうん。
患者さんの負担感、なるべく無くすようにね。
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そうですね。
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心砕いてくださってるんですね。
4ヶ月に1回、季節が変わるごとに、まあ行ったらいいですよ、ということですね。
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そうですね。はい。
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先生、もう一つおっしゃってましたよね。
あの、「歯だけ綺麗にしてもいけない」と。
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そうですね。
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ね、生活習慣も気をつけなさいと。
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そうですね。
やはり、最近よく言われてるのが、歯周病とその他の色々な病気が関わってしまうんですね。たとえば、歯周病と糖尿病とかですね。
そういったものがやっぱり関連してくるんです。ですので、全身的な健康も大事です。また、けっこうまだいらっしゃるのですが、タバコ吸われる方はですね、タバコは非常にお口の中にとっては害のある物なので、もし止められる方は止めたほうがいいかなと思います。
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そうですね。
直結してますもんね。
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そうですね。
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体って、ねえ。
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特に、喫煙はもう口から吸いますからね。
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そうですね。
お口の健康につきまして、松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生にお伺いました。
どうもありがとうございました。
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ありがとうございました。
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このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました
中平賢吾先生、よろしくお願いいたします。