RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2019.02.13日放送

  • このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りいたします。
    中平賢吾先生に歯の治療についていろいろお伺いしております。

    今日はですね、歯の治療のいろいろについてお話をお伺いしたいと思いますが、歯医者さんに行くと、こう…痛い歯を削ってそこに詰め物をしてっていうイメージですが、それだけではないんですね?

  • そうですね。
    虫歯もいろんな程度があってですね、小さな虫歯から大きな虫歯までありますので、その段階に応じて治療をしていきます。
  • はい。
  • 近年はMIという概念ですね。
    ミニマルインターベンションと言う、最小限の侵襲(しんしゅう)で治療を行いましょう、という風に歯科業界はなっているので、なるべくですね「虫歯じゃないところは削らない。」というような治療になっていってます。

    なので、小さなところはそこだけを、小さな虫歯だけを削って、そこに樹脂を詰めるっていうのが一般的です。

    昔はですね、「虫歯じゃないところも削らないと、詰め物が入れられない」と言うのもあったのですけど、今は材料が進歩してきて、虫歯のところだけを削って、樹脂で詰める、ということが一般的にされてます。

    大きな虫歯になり、神経まで達してしまった場合は神経を取っていく必要があるのですけど、取った後は歯自体が強度が足りなくなります。なので、土台を立てて、周りを大きく削って、上から被せ物をします。

    保険診療であれば、銀の被せ物であったりとか、まあ最近は、保険でも白い被せ物も入れられるようになりましたので、そういったものを被せていくことが多いですね。

  • 私がちっちゃい頃なんか、とにかく大きく削って、もっとひどくならないのに、「とりあえず大きく削っといて、銀歯詰めましょう」という感じでしたが、そうじゃないんですね。
  • やっぱり、時代とともに材料が進歩してきて、昔はできなかった治療が今はできるようになってきていますね。
  • だけど、そういった虫歯にならないためのケアも必要ですね。削ってしまったものはもう戻らないので…。
  • そうですね。はい。
  • (虫歯に)ならないために、歯磨きをね。
    ちゃんとしましょうって、先生、ずっとおっしゃってますよね。
  • はい。
  • 歯磨きの指導というのも、やっぱりしてくださるのですか?
  • そうですね。
    やっぱり、正しくない歯磨きをやってもですね、虫歯や歯周病になってしまうので、せっかく磨くのであれば、正しい方法で磨いていただくのが一番良いかと思います。
  • 中平先生のところではどういう風に教えてくださるのですか?
  • まず、染め出しと言ってですね、

    小学生がよくやる虫歯、汚れが付いているところを赤く染めるタブレット(錠剤)を使っていただいて、磨き残しがある場所を見てもらいます。

    磨き残しがあるところは虫歯になりやすいところですから、そこは、こういうふうにあの歯ブラシ当ててくださいとかですね。

  • ええ。
  • そうやって歯ブラシの角度であったりとか、手の動かし方などを指導させていただいてます。
  • 小学校でやるだけじゃなくって、大人でも指導してくれるってうれしいですよね。
  • いやあもう、そのほうがいいですね。
    癖はなかなか直らないですから、どこかで一回指導を受けた方がいいですね。やっぱり、小学生のときの指導なんかも忘れてると思いますから。
  • そうですよね。
  • 正しい歯磨きは、もう一度おさらいしといたほうがいいかもしれないですね。
  • 歯磨きの指導も、定期的な検診の中に入りますか?
  • そうですね。はい。
  • そして、よく出てくるのが歯周病。歯磨きのコマーシャルなんかでも、また歯周病予防にってもうほんとに言ってます。多いんですね、歯周病ってねえ。
  • そうですね。やっぱり国民の8割は歯周病って言われてるんですけど、
    やはり、それだけ国民病にはなってますね。
  • ふーん。
    自分で予防はできるんだけども、ほんとうに汚れをすべて取るっていうのは、もう専門家、歯医者さんじゃないとなかなか難しいというね。
  • そうですね。
  • (クリーニングでは)どんなことをしているのですか?
  • 一般的には、歯ブラシが届かない歯ぐきの下とかですね。そこの汚れを綺麗にしてあげるってことを主にやってますね。
  • ふーん
  • あとは、歯の表面に汚れの、まあ細菌の層ができるんですけど、それを綺麗に落としてあげたりとかですね。まあ、そういったことをすると、歯がツルツルするんですね。

    ベロで触るとですね、意外と歯って「ヌル」ではないですけど、そんなに「キュッキュ」とはしないと思うんですね。それは細菌がひっついた層ができてたことが原因です。

    なので、歯を守るためそれを一回綺麗に落としてあげて、歯を守るための層をですね、作ってあげるみたいな感覚ですね。

  • あの、歯石ってよく言われますよね。
  • ああ、はい。
  • 歯石をこう、ガリガリ取るっていう。
  • はいはい。
  • 歯石はその、ばい菌?なのですか?
  • ああ、そうですね。
    歯石って、まあ、歯石自体はばい菌じゃないんですけど、歯石は新たな汚れがやっぱり付きやすいんです。

    そして、汚れが付くと、そこで細菌が増えてしまいます。そのため、歯石ってばい菌の温床になっています。

    なので、定期的にお掃除をし、その歯石を壊してあげて、虫歯になりにくい、歯周病になりにくい、お口の中を作っていくような感じですね。

  • 知らず知らずに溜まっていくのが歯石ですけども、これってそのまま放っとくと、けっこうまずいことになるのですか?
  • そうですね。
    やっぱり、その歯石が付いてしまうとですね。

    歯石から下の部分ていうのは、歯磨きしづらいし落ちないですし、歯石自体が歯磨きでは落ちないですから。そこから歯周病になっていく方が多いです。そういう所から虫歯になってしまった、という方はけっこういらっしゃいますね。

  • じゃあ、歯石をやっぱりほんとに定期的に取ったほうがいいですね。
  • そうですね。はい。
    定期的に取った方がいいです。
  • 怖いですね。
    そのまま、どんな悪さをしてくるのか…。
  • そうですね。
  • 定期的にメンテナンスをしていきたいと思いますが

    来週はですね、
    そのメンテナンスについて、どのようなことを歯科医院でしてくれるのか。
    私たちが普段からどんなことをすればいいのかってことまた詳しくね。

  • そうですね。
  • お伺いしたいと思います。
    松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
    どうもありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。