DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2023.06.21日放送
-
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は、松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、今日はどういったお話でしょうか。 -
はい。今月は顎関節症についてお話をさせていただいています。先週は、顎関節症の原因についてお話をさせていただきました。顎関節症には、筋肉由来の顎関節症と、関節由来のものがあるということをお伝えしました。顎関節症になる要因には様々なものがあり、それらが絡み合って顎関節症は発症します。なるべく顎関節症になる要因を作らないということが大切なのですが、今週は、実際に顎関節症になってしまった場合の治療というのはどうするのかということをお話しさせていただければと思います。 -
お願いします。 -
顎関節症の治療には、原因療法と対症療法があります。原因療法というのは、その名の通り原因となる因子、これを減らしていくものです。例えば、ストレスをなるべく減らしたり、日常的に食いしばっているようであれば、それをやめるように気をつけることなどです。対して対症療法というのは、今現時点で痛みがあれば、まずそれを和らげる。お薬を飲んで和らげるようなことになります。しかし原因が除去されていない限り、いくら対症療法を行っても、また痛みが出てしまうという負の連鎖が続いてしまいますので、やはり何よりも原因を取り除くということが大体です。 -
「今すごく痛い」という時には、安心していただける治療法ですね。 -
そうですね。対症療法ももちろん大事ではあるのですが、やはり原因を取り除いていく、一緒に原因療法も行っていくことが大事です。顎関節症の治療は、はじめに自分の生活の中で何が顎関節に負担をかけているのかということを認識し、それを取り除いていくということが大事です。以前からお伝えしているTCH(Tooth Contacting Habit)、上下歯列接触癖ですね。日中に歯と歯が当たってしまっているような状態のことですが、これが起こっていないかどうか。上の歯と下の歯は少し離れているということがが通常では良い状態ですから、普段から歯と歯が当たっていないかどうかを意識しておく。それから、リラックスして緊張をほぐしてあげたり、咀嚼筋(そしゃくきん)のマッサージなどの理学療法も非常に有効的です。 -
TCHのお話が、先生と番組をさせていただいた中で一番驚いたというか、意識していなかった。歯と歯は当たっているものだと思っていた、という思い込みと言いますか。普段は当たっていないものなのですね。当たっていることが、顎関節症に繋がっていったり、大きな病に繋がっていくということにも驚きましたし、大きな教えでした。 -
そうですね。やはり日常的にそういった積み重ねは非常に歯に負担がかかってしまう行為で、TCHはその最たるものです。飴を口の中に入れて、溶けきるまで口の中に残っているかどうか、ということでTCHを判断することがあります。飴を途中で噛んで食べてしまう人は、TCHの可能性が非常に高いと言われています。 -
ええっ、そうなんですか!これは皆さんもすぐに自分でも試せますね。 -
そうですね。飴を途中で噛むのが好きという人は、TCHの可能性が高いかもしれません。 -
TCHです!待ってられません。 -
そうなんですね。歯と歯が当たっているほうが落ち着く、しっくりくるという方も中にはいらっしゃって、そういう人は完全にTCHです。非常に顎の関節には負担がかかってしまう行為なので、やめていただいたほうが安心です。 -
お気をつけください。 -
顎関節の治療には、他にもスプリントと呼ばれるマウスピースのようなものを用いることがあります。基本的にはこのスプリントは、顎の位置を適切な場所に誘導するということを目的に使用されます。そして、噛み合わせが悪い方の場合は、噛む力を均等に割り振ることによって顎の関節への負担を軽減するということも期待できます。マウスピースは、基本的には夜寝る時に使用し、使用しない時は水中での保管が適しています。乾燥させすぎると、マウスピース自体が変形してしまうことがありますので、基本的には使っていない時は水中で保管されるのがいいかと思います。 -
わかりました。 -
顎関節の原因によっては、外科的な治療が行われるということもあります。どういうふうにするかというと、顎関節内を洗浄液で洗浄するという方法が一般的に取られる方法です。ただ、顎の関節の周りには非常に重要な神経が存在していますので、リスクも伴うということを理解した上で治療を選択していく必要があります。そもそも、ご自身の顎関節症の状態が外科手術を必要としていない場合もありますので、ご自身が今顎が痛いとか、口が開きづらいという場合には、やはり一度歯医者さんで見ていただいたほうがいいかと思います。 -
先生、時々「顎が鳴るんだよ」と言って、カクンカクンとかポコポコとか、ちょっと下顎を動かすと顎の付け根……なんて言うんですか、ここ。 -
関節のところですね。 -
関節のところあたりが動いて、そのたびに「カクッ」という音をさせている方いらっしゃると思うんですけど、きっとあまり良くないですよね。 -
そうですね。基本的には顎を動かして音が鳴るということは、以前お話しした関節円板(かんせつえんばん)、これが動いた時の音で、あまりは良いことではないです。ただ、その音が治るかと言ったら、基本的には治らないですね。なので、音は鳴るもんだと思っていただいたほうが。 -
そうか。まあ、でもそれはその方の顎関節の個性と言いますか、そういう鳴る形と言いますか。 -
そうですね。はい。開けた時に関節円板も一緒に動いて、口を開けた時に関節円板が戻るんですけど、その時の音です。 -
へえー。 -
戻っているうちはいいですが、戻らない時があります。これは非常に大変で、そうなると今度は口が開かなくなるんです。 -
そうですか。あの「口が開かない症状」というのも、わからないんですよね。「えっ、口は開く……閉まる……いや、開かない!」って。でも、そういったもし口の開け閉めのことでご心配な時は、歯科医院に行ってご相談なさったほうがいいですよね。早め早めのほうがいいですよね。 -
はい、早めのほうがいいかと思います。 -
今週は顎関節症の治療についてお話しいただきましたが、先生、来週は。 -
来週はですね、顎関節症にならないために今からできる対策をお伝えできればと思います。 -
今週もどうもありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。

