DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2026.07.08日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いいたします。 -
よろしくお願いいたします。 -
前回は、なぜ歯医者によって診断が違うのかというお話でしたね。 -
そうですね。歯科医師によって経験や得意分野、そして治療のゴール設定が違うので、診断や患者さんへの提案が変わることはよくあるというお話をさせていただきました。 -
そして今回は、保険診療と自費診療で何が違うのというテーマですね。 -
そうですね。これも患者さんからよく聞かれる質問です。自費診療は高いのですが何が違うのですかといったことや、材料の違いについてなど、そういったご質問を受けることがよくあります。 -
はい。 -
もちろん使える材料にも保険で認められているものと認められていないものといった違いはあります。使える材料に違いはあるのですが、私が考える一番の違いはそこではなくて治療計画の立て方なのですね。 -
治療計画ですか。 -
はい。例えば家を建てましょうと言った時に、設計図なしでいきなり工事を始めるということは絶対にないですよね。まずは設計図を作って、どんな家にするのか、どんな間取りにするのか、どんな生活を送りたいのかということを考えてから工事が始まります。歯科治療も本来は全く同じなのです。 -
はい。 -
例えば自費診療だと診断用ワックスアップという模型を作ることがあるのですね。簡単に言うと最終的な歯の形を事前に設計する作業です。歯の大きさや形、かみ合わせはここで当てましょう、前歯の見え方はこんな感じにしましょうなどといったことをあらかじめ設計していくのです。その設計図をもとに治療を進めていくのですね。 -
これは保険診療では難しい作業なのですか。 -
そうなんです。保険診療ではそういった診断用ワックスアップといういわゆる設計図に当たる部分の費用設定がないので、こういった診断用ワックスアップというのはできない。やったとしても歯科医院の完全な持ち出しなのです。 -
ただ何も設計図と言いますか、先の見通しがないまま保険診療をするというわけではないですよね。 -
もちろんです。保険診療でも診断を行って治療計画を立てます。ただやるとしてもここは被せ物にしましょう、ここは樹脂で詰めましょうという一般的な治療計画は立てられるのですが、綿密な設計図を作ってから治療を進めるということは、制度上難しい部分がありますね。 -
なるほど。家の設計図に例えて教えてくださるのがすごくわかりやすかったのですが、家づくりで言うとその設計図にかけられる時間が違うのでしょうか。 -
そうですね。時間もそうですし費用もやはり変わってくるということですね。例えば家だったら設計料というのがありますよね。まさにそれが自費だと取れる、保険だと取れないという違いですね。本当は家づくりと一緒なので保険でもそういうところがあるべきなのですが、なかなかそうはいかないというところですね。 -
他にも違いはあるのでしょうか。 -
そうですね。当院では保険診療と自費診療で被せ物を作る歯科技工士さんを分けています。同じ被せ物と言っても保険の被せ物は例えばプラスチックの被せ物だったりするのですが、自費のセラミックの被せ物などだと担当してもらっている歯科技工士さんを分けています。 -
はい。 -
自費の被せ物を担当してくださっている歯科技工士さんは、日頃からかみ合わせや歯の形などについてしっかりと勉強を重ねている方々です。勉強会や学会などにも積極的に参加されていて、我々歯科医師と同じ目線で一緒に治療計画を考えてくださることもあります。保険診療を担当してくださっている歯科技工士さんにも、それぞれの分野で専門的な知識と技術を持って製作していただいています。複雑になればなるほど歯科医師だけでは良い治療ができないので、歯科技工士さんと連携をして治療を進めていくということがとても大事になってきます。 -
例えばどういった具体例がありますか。 -
そうですね。例えば全体的にかみ合わせが崩れてしまっている患者さんの場合ですね。そもそも何を基準にして歯を作っていくのかが全くわからない状態という患者さんがいらっしゃるのです。上の歯も下の歯も奥歯がもう全くないなど、そういった場合にどういう風に歯を作ればいいのかという、そもそもの基準がない場合があります。 -
はい。 -
その場合に、歯科技工士さんと一緒にこれぐらいの歯の高さにしましょう、前歯の長さはこれぐらいにしましょう、かみ合わせの平面はこの位置に合わせましょうなどを決めながら治療を進めていくのです。 -
設計図の段階から一緒に設計に関わっていただくという形ですね。 -
おっしゃる通りです。 -
では、どういった方が自費診療に向いているのでしょうか。 -
そうですね。例えば先ほど言ったように多くの歯を治療する必要がある方やかみ合わせが大きく崩れている方という方はやはり自費診療の方がいいと思います。そして長期的に安定を重視したい方ですね。かみ合わせに関しても非常に細かく調整していきますので、そういった方に関してはやはり自費診療が向いているかと思います。 -
はい。 -
逆に自費でも保険でもどちらでもという場合はあまりいらっしゃらないのですが、一本だけの歯を治す人だったらどちらでもいいかなと私は思っています。が、やはり綿密な治療計画を立てていく人に関しては自費診療が向いていることが多いかなと思います。 -
保険が良い部分というのももちろんありますよね。 -
そうですね。保険診療が悪いわけではなくて先ほど言ったように保険診療で十分対応できる治療もあるのですが、大切なのは保険なのか自費なのかというわけではなくて、患者さんの今の口の状態に合った治療を選ぶということです。 -
はい。 -
当院の場合は保険診療でも自費診療でもまずはしっかり検査を行ってお口全体を見ていくという考え方は変わりません。そこで患者さんにご提案をさせていただいて、あなたのお口の中の場合はより詳しい設計図、治療計画を立てていく必要があるので自費診療にしませんかというようなお話をしたりします。 -
なるほど。 -
ただ我々だけで決められる話ではないので費用的なところなども含めながら自費にするか保険にするかを考えていただくということになるかと思います。 -
保険と自費の違いというと材料のお話だと思っていたのですが、治療計画の違いというのはとても興味深かったです。最後にメッセージをお願いします。 -
はい。治療を受ける際にはどんな最終形、どんな完成形を目指しているのかという部分にもぜひ注目して治療を受けていただければと思います。 -
ぜひ先生とのコミュニケーションもとっていただいてご自身の希望も言ってみてください。先生、今週もありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
次回はなぜ最初にたくさん検査をするのかというテーマでお話しいただきたいと思います。DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ、この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
