RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2026.06.24日放送

  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ、この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • 先生、患者さんからよく聞かれる質問はありますか。
  • そうですね。たくさんあるのですがその中でも多いのが、前の歯医者さんでは抜歯と言われたのですが本当にこの歯は抜かないといけないのですか、前の歯医者さんではインプラントをすすめられたのですがこちらの病院ではどうですかといったようなご相談です。
  • 確かに気になりますよね。同じお口の中を見ているのにどうして歯医者さんによって診断が違うのでしょうか。
  • そうですね。実はこれは当然と言えば当然なのですが。例えば他の科、整形外科の先生などでスポーツ整形が得意な先生もいれば手術が得意な先生もいらっしゃる。歯科でも同じで歯医者によって経験や得意分野、治療方針、こういったところが全然違うのです。
  • はい。
  • どこをゴールに設定するかというのもまた違うこともあるのです。
  • なるほど。
  • まず痛みを取るということを優先する先生もいらっしゃれば、十年後二十年後も安定することを優先する先生もいらっしゃるのです。どちらが正しい、どちらが間違っているということではなくて、見据えているゴールが違うということがあるのです。
  • 悪い歯だけ見ても判断できないのですね。
  • その通りです。例えば一本の歯がグラグラしている。その歯だけを見るともう抜かないといけないかもしれないのですが、かみ合わせや歯周病の状態、周りの歯の状態などを確認すると、逆に残せる可能性が出てくる場合もあります。逆に残せそうに見える歯でも将来的なことを考えると歯を抜いた方がいい場合もあるのです。
  • だから検査が大切ということなのですね。
  • そうなんです。まずしっかり検査をするということが大事ですね。レントゲンだけではわからないこともありますし、逆にお口の中だけを見てもわからないこともあるのです。そのためにしっかり情報を集めてその上で診断を行っていくということが大事なのです。
  • 先生がよくおっしゃる一口腔単位の考え方ですね。
  • はい。当院は一本だけではなくお口全体を一つの単位として考えていきます。例えば虫歯が一本あったとしてもなぜその歯が悪くなったのか、かみ合わせはどうなのか、他の歯は大丈夫なのか、そういったところまで考えながら治療計画を立てているのです。
  • なるほど。
  • もし歯医者さんによって違う説明を受けたとしても、必ずしもどちらかが間違っているというわけではないのです。大切なのはなぜその診断になるのかということをきちんと説明してもらうことかと思います。
  • なるほど。先生によってどこをゴールにしているかということが違うから診断が変わってくるのですね。
  • そうなんです。我々の業界だと歯科医師が百人いたら百通りの治療計画があると言われているぐらい本当に様々な治療計画が立てられるのです。先生によってはやはりこれは抜きましょうという場合もあれば、場合によってはなるべく残して使っていきましょうという考え方があります。
  • はい。
  • 患者さんとしてはこの歯を抜くと言われたということで例えばセカンドオピニオンで当クリニックに来る場合もあります。ただそれはどちらの話も正当性があって、誤診だからどうという話ではなく、先ほど言ったように治療のゴールはどこなのか、それによって決めているスタンスが違うというような感じですね。
  • なるほど。
  • 患者さんとしても色々な先生の話を聞いてみて、自分自身に合ったスタイルというのがあると思いますのでそれを見つけていくということがとても大事かと思います。
  • このご質問された方もそうなのですが、セカンドオピニオンというのは多いのでしょうか。
  • そうですね、多いです。やはり歯は抜いたらもうそれまでなので、その歯を抜くのかということでいらっしゃる方は多いですね。
  • 確かにそうですよね。抜きたくないと思っていらっしゃる方が抜きましょうと言われたら、どこかに行けば抜かなくてもいいと言ってくださる先生がいるかもしれないと。
  • そうですね。
  • 思うかもしれませんが、その時にご担当の先生と、抜きたくないのですがその他の方策はないですかというようなコミュニケーションを取るとまた違う道が見えてくるかもしれないですね。
  • おっしゃる通りですね。大体一番最初に行ったクリニックで納得ができないからセカンドオピニオンを聞くという話にはなるので、例えば一番最初のクリニックでもう少ししっかりとお話ができていればもしかしたらセカンドオピニオンまで行かなくても済んだかもしれないですし。
  • そうですね。
  • 例えばそこの先生がインプラントの治療を全くやっていない先生だとしたら、インプラントをやっている先生のところに行って話を聞きたいという方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
  • 患者さんの中には他の歯医者さんでもう一回診てもらうということを思いついてもいらっしゃらない方がいるかもしれませんが、セカンドオピニオン、もう一つ、もう二つ違う先生の見方で診ていただく方法もありますよということですね。
  • そうですね。
  • この番組の中でも時々出てきますけれども、先生は十年後のことを考えてとよくお話ししてくださるのですが、ゴールが来月などではなくて一年後などでもなくて割と十年単位で診ていただくことがありますよね。
  • そうですね。せっかく歯を残すという選択をするのであれば本当に五年、十年、きちんと持つものは持たせたいですね。それこそ五年持たないものは今残しておいてもあまり価値があるのかどうか、それはもちろん患者さんによりますけれども。
  • はい。
  • 私自身としてはこれを置いておくことで例えば五年後に別の治療をしないといけない可能性もふまえ、それでしたら今のうちから十年、二十年持つような治療の計画を立てた方がいいのではないですかというお話を患者さんにもよくしますね。
  • 抜かないことが全て正解ではない場合もあるということですね。でもそこは納得していただけるようにお話をして。抜きたくないと思っても抜いた方がいい場合もあるのですよね。そういうお話を毎週こうして聞いているとわかるのですが、三、四ヶ月に一回しかお話がないとなかなか自分の中で落とし込みできない場合もありますよね。
  • そうですね。事前に知っておく、自分の口の中を知っておくというのは大事ですよね。例えば今抜かなかったとしても将来的には悪くなりますよと言われていればある程度覚悟ができると思うのです。
  • そうですね。
  • それが定期的に四ヶ月に一回メンテナンスに行っていたのにいきなり抜かないといけないなどとなると、今までずっと通っていて何も言われなかったのに、というようなことになってしまうので。定期的なメンテナンスの中で自分の歯の状態を知れるというのは大事かと思います。
  • ぜひご自身のお口についてもなぜその治療が必要なのかというのを考えるきっかけにしていただければと思います。先生、今週もありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • 次回は保険診療と自費診療で何が違うのというテーマでお送りします。DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。