DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2026.07.15日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
前回は、保険診療と自費診療の違いについてお話を伺いました。 -
はい。材料の違いだけではなく、実は治療計画の立て方そのものに大きな違いがあるというお話をさせていただきました。 -
そして今日は、「なぜ最初にたくさん検査をするの?」というテーマですね。先生のところは特に、最初にたくさん検査をしてくださいますよね。 -
そうですね。やはり患者さんからも「今日治療しないのですか?」「こんなに検査が必要なの?」といったようなことを言われることがあるのですが、私たちが知りたいのは、虫歯があることではなく、なぜ虫歯になったのかということなのです。 -
悪いところだけを直せばいいわけではないのですね。 -
そうです。例えば雨漏りをしている家があったとして、雨漏りをしている天井だけを修理しても屋根の原因が残っていれば、また雨漏りしてきますよね。歯科治療も全く同じなのです。 -
はい。 -
例えば右下の奥歯が痛いとします。ただ、原因はその歯そのものではなく、噛み合わせや歯ぎしり、もしくは反対側の噛み方に原因があることもあるのです。痛い歯だけを見ても本当の原因が分からないということもあるのです。 -
実際にはどんな検査をしているのですか。 -
当院ではまず、お口の中の写真を撮影します。実は一番最初にいらっしゃった初診時の写真は非常に重要なのです。なぜかと言いますと、初診時の状態は後から撮影することはできません。治療が始まってしまうと、その時のお口の状態には二度と戻れないのです。だからこそ、一番最初の状態をしっかり残すことを大切にしています。 -
確かに。二度と見ることはできない状態ですよね。 -
一番最初の状態、治療が始まる前の状態というのは、いろいろな情報が入っているのです。例えば歯ぎしりの癖や、ご自身の歯が割れてヒビが入っているなどの状態を記録するのは非常に大切です。それをもとにして次の治療計画を立てていかなければいけないので、一番最初の記録をしっかり残すというのは私たちのクリニックで大切にしていることですね。 -
どういった方法で記録を残すのですか。 -
記録の一つとして、資料の一つとして、例えば歯磨きがきちんとできているかどうかを確認するために、染め出しなどをすることもあります。例えば「虫歯が多いのです。でも私は歯を磨いているのです」という方がいらっしゃいますよね。 -
はい。 -
実際に染め出しをしてみると、磨いてほしいところが磨けていない方がやはりいらっしゃるのです。それを視覚的に見えるようにしてあげます。「ここに磨き残しがありますよ」というお話をして、実際に歯磨きの指導をします。その後にもう一度染め出しをして、また次に来た時に一番最初と比較します。患者さん自身も「こんなに磨けるようになったんだ」というようにモチベーションにも繋がりますので、非常に良いかと思います。 -
そう考えると、やはり一番最初の撮影というのは大切ですね。 -
はい。上手くなってから撮っても、何も変化が分からず「最初はどうだったのだろう」となってしまいますから、最初の資料はとても大事ですね。 -
最近はCTなどのデジタル機器のお話もよく聞くのですが、先生が実際に見ることも大切なのですか。 -
そうですね。どれだけ機械が進歩しても、まずは歯科医師がきちんと目で見るということが大事なのです。これを視診と言います。例えば隣接面う蝕という、歯と歯の間の虫歯ですね。 -
はい。 -
これが結構な確率で見逃されやすい虫歯なのです。これを見逃すと、いつの間にか虫歯が進んで神経を取らなければいけないということになってしまうのですが、これをお掃除の後に拡大鏡を使って見れば、虫歯になっている、もしくはなりかかっているということがチェックできるのです。 -
なるほど。 -
それを記録しておいて、「ここはまだ削らなくても済むから様子見にしましょう」というように残しておけば、後々振り返った時に「ここは要チェックだから毎回確認しましょう」ということができるようになります。 -
比較ができるということですね。 -
そして、視診では、虫歯だけではなく、歯茎の状態、頬や唇の粘膜の状態、舌の状態、唾液の量や性状、唾液がサラサラしているか、ネバネバしているかといった状態なども確認していきます。 -
そんなにたくさんのことを見てくださっているのですね。 -
はい。実はお口の中というのは、全身の健康状態を知るヒントがたくさんあるのです。だからこそ痛みのある1本の歯だけではなく、お口の中全体を見ることが大切なのです。 -
表面だけではなく、レントゲンの撮影もされるのですか。 -
そうですね。やはりレントゲン撮影がないと分からないことも多いです。必要に応じてCTの撮影を行うこともあります。インプラントでしたら絶対にCTを撮影するのですが、インプラントでなかったとしても、骨の状態や神経の位置、歯の根の状態や形などを立体的に確認することができます。平面的なレントゲンだと見えない情報がたくさんあるのです。 -
なるほど。 -
そして、歯周病検査も行います。日本人が歯を失う原因の第1位はやはり歯周病なので、問題ないかどうかというのは確認していく必要がありますね。 -
ということは、治療の前には歯周病検査は絶対ということですか。 -
そうですね、もちろんです。歯周病の状態を把握しないまま治療を進めることはできないので、歯や歯を支える骨、歯茎が健康かということはやはり非常に重要です。顎全体の治療をする場合でも、基本的には歯周病治療をやりながら顎全体の治療をしていく必要があると思います。 -
一口腔単位ですね。 -
おっしゃる通りです。だからこそ当院では、1本の歯だけではなく、お口全体を見るというのが、まさに一口腔単位の診断になってくるわけですね。 -
前回の治療計画に繋がりますね。 -
そうなんです。やはり検査がないと、正しい診断も正しい治療計画も立てられないので、一番最初に検査をします。治療をするのも大切ですが、実はその前の診断や検査というのがとても大事なのです。どんなに上手な治療をしても、一番最初の診断が間違っていれば進む方向が間違っていますので、やはり良い結果にはならないということですね。 -
そういった意味でも、検査が大切だということですね。 -
はい。検査には時間がかかることもあるのですが、患者さんに長く健康な歯を使っていただきたいので、それはやはり必要な工程だと思っています。 -
なぜ検査をたくさんするのか、その理由がよく分かりました。では先生、最後にメッセージをお願いします。 -
はい。もしこれから歯医者さんで検査を受ける機会があれば、ぜひ何を調べているのかということにも注目していただけると面白いかと思います。 -
はい。先生、今週もありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
次回は「治療計画はどうやって決めているの?」というテーマでお送りします。DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
