DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.09.4日放送
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よろしくお願いします。
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9月になりました。
今月は噛み合わせということでお話をいただきます。 -
噛み合わせ、歯にとってどういったものなのか、
まず基本的なところを教えていただけますか?
当たり前に、噛み合わせ噛み合わせって言ってますけどね。 -
やっぱり歯っていうのは、もちろん飾りものではなくて、使っていかないといけないものですので、その噛み合わせっていうのは非常に大事ではあるんですね。
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はい。
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歯にはそれぞれ役割があって、例えば前歯であったら食べ物を引きちぎったりとかですね、奥歯であったら食べ物をすり潰すという、そういう風な働きが、役割があるんですけれども。
それぞれの役割を最大限に引き出すような噛み合わせっていうのが、やっぱり良い噛み合わせっていう風な、言われるんじゃないかなと思うんですけど。 -
良い噛み合わせと悪い噛み合わせ、噛み合わせが悪いからちょっと肩がこるとかいろいろ言われますけども、それはどういう風に違うんですか。良い悪いは?
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そうですね、やはり例えば右側だけしか当たってないとかですね。
あと奥歯だけしか当たってない、前歯だけしか当たってないとか、そういった状態になるっていうのがやっぱり悪い噛み合わせに繋がっていくと思うんです。 -
えぇ。
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どうしてもですね、ある1ヶ所しか当たらないとか、ある1ヶ所しか強く当たらないっていう場合だと、全身ももちろんそうなんですけど、歯にとってもやっぱり悪影響が出てきますね。
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噛み合わせが悪いと、やっぱり噛む力も変わってくる。
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噛む力も変わりますし、咀嚼能率って言うんですけど、食べ物を砕く力というか能力自体もやっぱ落ちてしまうんですね。
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あの、噛み合わせが悪くなる原因とかあるんですか?
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一番は本当に元々歯の並びが悪いっていうのが一番大きな原因ですね。
あとは、例えば歯が抜けてしまって、それをそのまま放置しておくとかですね。片側だけで食べ続けるとか、あとは歯周病とかですね。
歯周病であったりとか、歯が抜けたままの状態で放置するとかっていうのは、よく歯が動くんですよ。間の歯が1個なくなったらですね、後ろの歯が倒れてきたりとか上の歯が伸びてきたりとかですね、色々とやっぱり悪影響が及ぼされて歯並び自体がやっぱりガタガタになってしまって、歯並びがガタガタになるとやっぱり綺麗に噛めないっていう風な状態になっていきますね。 -
虫歯の放置とか、本当に歯周病の放置なんかしてると、そういう風になってしまう可能性が高いと。
この噛み合わせが悪いと、どういう影響が出てくるんでしょうか? -
まずは食べにくいっていうのがあります。
歯並びがどうしても悪くなるので、それに伴って例えば虫歯になりやすい、さらに虫歯になりやすいとか歯周病になりやすいっていう状態になったり、咀嚼能率が落ちるのでですね、例えば消化が悪くなってしまって栄養状態も悪くなったりとかですね。
あとは左側で噛めないから右側だけで噛もうっていう風になってくると、今度は体のバランスとか軸がずれてしまって、肩こりであったりとか腰痛であったりとか、そういったことを引き起こすとは言われてます。 -
この噛み合わせが悪いだけで腰痛まで起こるんですか?
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やっぱり体の軸自体がずれるので、どちらかをかばって体が傾いていくんですね。
なので、そうなってくると、どんどんどんどん、やっぱり色んなところにガタがきてしまう。 -
実は腰が痛い、なんかちょっと体が痛くてっていうのは、噛み合わせが原因ということもあり得るっていうことですね?
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そうですね。
大いにあると思います。 -
噛み合わせが悪いと思ったら、やっぱり先生のところに相談に行ったらいいんですか?
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そうですね。
噛み合わせが悪いってなかなか感じる方がいらっしゃらないんですよね。
長年のことなんで、もう本当にそれが当たり前っていう風になってるので、まさかそれが原因だとはっていうのはわからないので、歯医者さんに行って噛み合わせどうですかっていう風に聞いていただくのが一番いいと思います。 -
はい。
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我々はやっぱり噛み合わせ悪いのも、もちろん見てわかるんですけど、患者さん自体がそれを積極的に治したいか治したくないかっていうのもやっぱり関わってくるので、まずは聞いていただけると色んなアドバイスが聞けるんじゃないかなと思います。
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確かに自分じゃわかんないですよね、悪いかどうかも。それが当たり前になってしまっていて、もうそれ数年続くと。
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そうですね。
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たしかに。
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特に歯並びが悪い方っていうのは、もう生まれたときからその歯並びなのでそれが当然、もう普通にそれで食べれるんだからっていう風になってしまうんですね。
歯並びというかですね、噛み合わせの治療って意外とやっぱりその期間とお金と結構かかるんですよ。なので、本当に根気強く治していく必要がどうしてもありますね。 -
やっぱ顔の形も変わってきますし。
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全然違いますね。
そもそも歯並びが悪いと口元が閉じられないとか、ちょっと変な形で閉じてしまうとかですね。
見た目も見える部分もそうですし、やっぱり歯並びを変えるだけで、本当に整形したんじゃないかっていうぐらい顔が変わるのはありますね。 -
そうですね。
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僕も実は歯並びが非常に悪くって、大学を卒業する前ぐらいに矯正をしたんですけど、やっぱり全然人相が変わりますし、あとは虫歯とかですね、そういったリスクも非常に減りますね。
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もう20歳過ぎてから?
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そうですね、はい。
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綺麗になるんですね。
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そうですね。
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子供がつけてるってのはね、わかりますけれども。
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やっぱり大人の方でも歯は動くので、矯正の先生でもそうですけど一度相談してみてもいいんじゃないかなと思います。
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自分の噛み合わせが良いのか悪いのかよくわからないので、歯科検診行ったときにどうなんでしょうっていう風に先生に聞いてみる、本当に大事ですね。
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そうですね。
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今月は噛み合わせをテーマにお送りしております。
10月は歯の問題Q&Aということで、日頃から感じている歯の疑問とかわからないことなどを、どんどんお受けしております。それに、中平先生にお答えいただくというような形にしたいと思います。 -
お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
どうもありがとうございました。 -
ありがとうございました。
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このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。
歯の健康について、松山中平歯科クリニックの中平健吾院長にお話をお伺いします。
よろしくお願いいたします。