DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.06.19日放送
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よろしくお願いします。
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今月は、虫歯についてお伺いしておりますが、今日は『歯の磨き方』について。
もうみんな知ってるでしょ、と言われるようなことだけど、実はすごく大事なポイントがあったりするんですよね?
基本の『き』から教えていただきたいのですが、一番大事なのはなんでしょうか? -
そうですね。
僕が一番大事に思っているのは、やっぱり歯ブラシの当て方、これが大事かなと思います。
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歯磨きは、1日1回でいいっていう人もいますし、食事ごと、食べたものごと、と言う方もいらっしゃいますが、先生、どのように考えてらっしゃいます?
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僕はですね、1番の理想は、1日3回磨くのが理想だと思います。
お食事の後に磨いていくのが理想だと思います。
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はい。
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けれども、歯磨きに慣れてない方というの方がいらっしゃるんですね。
例えば、運動をしようと思っても長続きしない方とか、けっこういらっしゃるじゃないですか?
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ええ。
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それと同じで、歯磨きもですね、慣れるまでけっこう大変なので気持ちはわかります。
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ほおおお。
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そういった方には、あの1日1回だけでもしっかり磨いていただく、という風にお話しをさせていただいてます。。
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この、しっかりなんですが、磨いたつもりでも、割合1分もかかってなかったりしますよね。
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そうですね。
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先生の思う理想的なものはどれくらいですか?
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そうですね、5分から10分はくらいですね。
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5分から10分…。
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そうですね。
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ほおおお。
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少なくともそれくらい、磨いたほうがいいと思います。
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少なくとも…。
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はい。
前回、お話させていただいたバイオフィルムはですね、意外と頑丈というか、しっかりしていて、なかなか取れないんです。まあ、昔から言われてるんですけれども、1本1本の歯に対して20往復っていう風に言われているんです。。
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へえええ。
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ですので、それを実践すると、必然的に5分から10分になってくると思います。
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・朝しっかり磨くのがいい
・夜しっかり磨くのがいい
などはありますか? -
やっぱり、寝る前が一番いいですね。
寝る前にしっかり磨く。特に、1日1回だけ磨く方はですね、そこだけで全ての汚れを落としきる、というようなつもりで磨いていただいたほうがいいかなと思います。 -
磨き方はどうですか?
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歯というかお口の中って非常に小さな部分ではあるんですけれども、
歯ブラシも大きいのでけっこう当てる部分って難しいんですよね。適当に磨いてれば磨けるだろう。っていうような感じに思ってる方もいらっしゃるんですけど、『虫歯を予防するための磨き方』と、『歯周病を予防するための磨き方』は、ちょっと違います。
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へえええ。
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当てる部分が違って、そういう意味で当て方というのは、非常に大事になってくるかなと思います。
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どんな当て方が良いんですか?
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僕はですね、歯周病も虫歯も両方とも予防できる、バス法という方法があるんですけれども、それを推奨しています。
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どんな磨き方ですか?
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歯ブラシの毛先を、歯に対して斜め45度に向けてですね、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先が入るような形で磨いていただく、というのが一番磨きやすい良い方法じゃないかなとは思います。
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ふうん。
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テレビCMを見ているとですね。45度ブラシみたいなのがあって、「これはいいな」と思いながら見ていました。
歯に対して45度の角度で磨くっていうのが、昔から良い方法っていう風には言われています。
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ふうん。
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ただ、この45度はですね、けっこう難しいんです。特に、小さなお子様にはちょっと難しいと思います。
なので、小さなお子様はあまり歯周病にはかかりづらいこともありますので、スクラビング法をお勧めします。
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こちらはどんな磨き方なのですか?
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スクラビング法というのは、歯に対して歯ブラシを直角に当てて、ゴシゴシと、磨いていただく方法です。
お子様が自分で磨くときはですね、お子さんが磨いた後に、お母さんが仕上げ磨きで、磨いていただくときに45度の角度を意識して磨いていただければいいかなと思います。
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ああ。
歯と歯ぐきの間っていうのは、できるだけ丁寧に磨くって大事なんですね。
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そうですね。
やっぱり、そこはどんどんどんどん細菌が溜まってしまうと、取れなくなってしまうので、早いうちに取っておくっていうのが大事かなと思います。
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歯ブラシの選び方ってあるんですか?
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歯ブラシですね、色々あるんですけれども、僕はご自身に合った物や、使いやすい物がいいかなと思います。
大きい物とか、小さい物とかあるんですけど、そんなに大差はないです。
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そうなのですか?
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はい。自分自身が使いやすいものを使っていただければと思います。
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ほおお。
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ただ、コンパクトなものになればなるほどですね。
やっぱり、歯に当たる面積が少なくなってくるので、その分だけしっかり磨いていく必要があるかなあと思います。だけど、ご自身に合ったものでいいかなと思います。
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では、歯ブラシは、硬さも含めて自分の好みでいいんです?
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そうですね。
でも、あんまり硬すぎるとですね、歯が削れてしまったりとか、歯ぐきを傷つけてしまうことはあります。まあ、好みもありますけど、僕は普通でいいんじゃないかな?と思います。
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歯磨き粉はどうですか?
これは、どんなものを使えばいいですか? -
そうですね。
虫歯を予防するという意味では、フッ素入りの物がいいかなと思います。まあ、数年前ですけど歯磨き粉の中に含まれるフッ素の上限の量というのが変わったんです。
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はあ。
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昔は、ちょっと少なかったんですけれども、今は量が多くなって、より虫歯のあの予防の効果が見られるようになってきました。なのでフッ素入りの物がいいかなと思います。
沢山含まれているのは、メーカーさんも表記していると思いますよ。 -
ほおおお。
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今は上限が1500ppmというような値になっています。でもフッ素の濃度は、変動するので、歯磨き粉のパッケージには、『1450ppm』と書いてあると思います。
それが今、一番フッ素濃度が高い物なので、参考にされたらいいかなと思います。
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ああああ。なるほどね。
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もし、気になった場合はですね、自分が今使ってる歯ブラシを持って、歯医者さんに行ったら、お口の中の状態と歯ブラシが合ってるかどうかとか、そういったお話もしていただけるんじゃないかなと思います。
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自分が子どもの頃からやってるから、これでいいだろうと思っていても、それは間違っているかもしれないので、専門家、歯医者さんに診ていただくってのも大事ですよね。
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そうですね。
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先生の歯科クリニックですけども。松山市中平歯科クリニック。松山市千舟町のジュンク堂のビルの道路を挟んで、向かいのビルの7階になります。
是非、気軽に歯のメンテナンスで、「自分の歯はちゃんと磨けてますか」ということを相談してみてもいいかなと思います。
本当に大事な歯ですからね。
お話は、松山中平歯科クリニック院長の中平賢吾先生でした。
どうもありがとうございました。 -
ありがとうございました。
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このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りしました。
いつものように歯の健康について、お伺いしております。
松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生です。
よろしくお願いいたします。