RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2019.04.3日放送

  • このコーナーは、松山中平歯科クリニックの提供でお送りいたします。

    いつものように、中平賢吾先生、よろしくお願いいたします。

  • よろしくお願いします。
  • 松山中平歯科クリニックの院長先生でいらっしゃいます。

    毎月ですね、テーマを決めて、歯に関する健康のお話をいただいていますが、今月4月はどういったテーマになりますでしょう。

  • 先月も歯周病の話をしましたけど、今回は、
    『歯周病パート2:歯が無くなったら』ということで、今月はお話させていただければと思います。

    元々、歯周病のケアがしっかりできている方は、ご自身の歯ブラシだけでしっかり予防することができるんですけれども、やっぱり1回歯周病になってしまって進行してしまった場合はですね、歯磨きだけではなかなか歯周病の対処できないことがありますね。

  • 歯だけの問題じゃなくて、全身にも影響出てくるというものですよね?
  • そうですね。

    お口は全身と繋がっていますから、食べ物の入り口の歯というのはやっぱり、大事なところではありますね。

  • でも、国民病と言われているぐらい、かなり深刻な状況でもあるということなので、しっかりと歯周病について学んでいきたいと思います。
  • はい。
  • 今日は、その、歯が無くなる病気とおっしゃいましたけども、具体的に何がきっかけで歯を無くしますか?
  • 歯が無くなる病気っていうとですね、主に歯周病です。
    あとは虫歯や交通事故などによる、外傷ですね。

    これが大きな原因になりますね。

  • 歯が無くなってしまうとやっぱり、生えてくるわけではないですもんね。
  • そうですね。

    今も少しずつ再生医療とかも進んでますけれども、まだ、新しくご自身の歯が生えてくるという時代ではないですね。

  • そうですね。

    もし、再生医療が進むと自分の歯がまた生えてくることもあるのですか?

  • 生えてくることもあるかもしれないですね。
  • それは期待したいですね。

    歯が無くなると、食べるときに困りますよね。

  • そうですね。
  • 歯がなくなると、どんな問題が出てきますか?
  • そうですね。

    まず1つは、『歯が無くなってしまうと食べられない』ですね。

    後は、前歯とかですと『見た目が悪くなってしまう』とかですね。

  • うん。うん。
  • それと、抜けた歯をそのままにしておくと、歯が無いところに倒れていくように両隣の歯が寄ってくるんです。

    そうするとですね。歯ブラシがしづらくなってきて、そこに磨き残しができてきたりして、虫歯とか、あと歯周病になってしまったりとかします。

    さらに時間が進むとですね、今度は、上の歯がどんどんどんどん噛み合う歯が無くなって、伸びてきます。

    そうしてくるとですね、お口全体的な噛み合わせが、どんどんどんどん悪くなり、例えば肩こりとか、体のいろんなところに全身的な症状が出てくるなど、そういったこともありますね。

  • 噛み合わせって、けっこう体調にも大きく影響するんですね。
  • そうですね。

    やっぱり、噛み合わせって本当に微妙なバランスを取っていてですね、左側の歯が無くなると片側だけしか噛めないので、もうどんどんどんどん、首もちょっと右に傾いたりとかですね。
    それで、体の軸がどんどんどんどんずれていって、そして、体のバランスがどんどん崩れていくという悪循環になってしまいますね。

  • なかなか、頭痛が治らない、肩こりが治らない、片方だけ痛いというのは、原因が噛み合わせにあったってこともあり得るんですね。
  • あり得ますね。
  • やっぱり1本無くなると、その周りにも影響出てきて、脆くなって、そして、何本か無くなってしまうってこともあるんですね。
  • そうですね。

    例えば噛み合わせが悪くなって、大丈夫だった歯に余計な力がかかってしまって、それで抜けてしまうとかありますね。
    後は、上の噛み合わせの歯が伸びてきてしまって、周りに支える骨が無くなって、ぐらぐらして抜けるとかですね。

    1本の歯を抜く、抜けてしまうことによって、どんどんどんどんやっぱり、悪影響が周りに広がっていくっていうのはありますね。

  • 本数が多くなってしまうと、部分入れ歯や、総入れ歯とかありますよね。
  • はい、そうですね。

    やはり、あの歯が1本も無くなってしまった場合には総入れ歯の方がけっこう多いですね。

  • 生活する上で、総入れ歯はどうですか?
  • そうですね。本当に、両極端に分かれます。

    もう本当に総入れ歯を入れてても違和感も何にもなく過ごしている方もいれば、
    総入れ歯というのはけっこう大きなプラスチックの塊なので、それを常に口の中に入れている違和感に耐えられないっていう方もけっこういらっしゃいます。

    また、総入れ歯は吸盤みたいに歯茎に吸着して使います。

    なので、奥の方まで入れ歯のふちを伸ばしていかないといけなくって、そのため嘔吐反射が出たりとかする方も、やっぱりけっこういらっしゃいますね。

  • 味とか食べたときの感じとか、いろいろ影響出てきますか?
  • 出てきますね。

    まず味覚って上あごでも感じたりするんですね。
    たとえば、熱の伝わりやすさとかですね。

    『あ、この食べ物は熱い』とか…そういうのもやっぱり味に関わってくるんです。

    入れ歯を保険で作る場合は、多くの場合、プラスチックですから熱がやっぱり伝わりにくくて、なんか何を食べても、あんまりおいしくないなっていう感覚になったりすることはあります。

    自費の入れ歯で、たとえば裏側が金属製の物もあるんですけども、それに関しても保険のものよりかは熱は伝わりやすいですけど、やっぱり違和感は出てきますね。

  • ふーん。
  • あとは噛む力に関しては、総入れ歯の方は、やはりご自身の元気な歯のだいたい30%ぐらいの力しか出ません。なので例えば、ゴルフのスイングをしたりとか、テニスを打ったりとか、そういったときにやっぱり力が入らないので、成績が悪くなるっていうのはありますね。
  • なるほど…
    歯が一本無くなるだけで…
  • はい。
  • 来週、その後どのようにしていくかということをお話いただければと思います。

    先生のいらっしゃる、松山中平歯科クリニック。
    場所なんですが、松山市千舟町共栄興産千舟町ビル。
    ざっくりすると、ジュンク堂の向かいのビルの、7階にあります。

    とても分かりやすい場所ですので、どうぞこちらで歯の健康相談をなさってください。

    松山中平歯科クリニックの中平賢吾先生でした。
    どうもありがとうございました。

  • ありがとうございました。
  • このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。