RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2023.09.27日放送

  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • 先生、今週はどういったお話でしょうか。
  • はい。今月は、歯を失った後の治療法について説明してきました。どの治療法にもメリット、デメリットが存在しますので、歯が抜けた後にどのような治療を選択するのが良いのかをあらかじめ考えていただくことで、いざという時の心構えをしていただければと思います。
  • 歯を失った後の治療法ですが、ほとんどの場合はブリッジ、入れ歯、インプラント、この3つの中から選んでいただくことになるかと思います。先週、先々週とブリッジ、入れ歯について説明させていただいて、今週はインプラントについてご説明をさせていただければと思います。
  • はい。
  • インプラントというと、歯科の人工的な根を想像される方も多いと思うのですが、実はインプラントというのはですね、体の中にいれる人工物の総称のことなのです。
  • 皆さんは「インプラントは歯医者のあれでしょう」とおっしゃいますが、例えば人工関節なども、大きな括りではインプラントなのです。歯科でいうインプラントは、英語で言うとデンタルインプラント、歯科のインプラントということで、顎の骨に入れる人工的な歯の根のことを指しています。
  • はい。
  • インプラントは割とメジャーになってきて聞いたことがある方もいらっしゃると思うのですが、これは、顎の骨の中に専用のドリルを使って穴を開け、そこにインプラント体と呼ばれるネジの形をしたものを入れ込んでいくという治療法です。インプラント体は、材質としては純チタンのものが多く、体にとって非常に安定した材料で、アレルギーを引き起こすこともほとんどないと言われています。
  • インプラントは他の治療法に比べ、周りの歯への負担をかけにくい治療法です。他のブリッジや入れ歯は、手前や奥の歯を大きく削って上に被せ物をする、バネをかけるなどして負担をかけていましたが、このインプラントに関しては独立して自立する被せ物なので、周りの歯を逆に守る役割も果たしています。それから、インプラントは、骨と強固に結合することで、しっかりと噛むことができるようになります。
  • なるほど。
  • ただ、このインプラントもデメリットがありまして、1つは外科処置が伴うということです。2つ目としては、治療の期間が他の治療に比べて長いということ。それから保険治療の適用外なので費用が高額であるということ。この3つがインプラントのデメリットとして昔から言われてきたことです。
  • 先生、インプラントはそもそも保険がないのですね。
  • そうですね。そもそも保険治療ではありません。
  • ブリッジにしても入れ歯にしても、保険治療がある選択肢ではあったわけですよね。
  • そうですね。それと比べると、やはりインプラントというのは非常に治療にハードルが高いというイメージです。
  • なるほど。だからその「インプラントは高い」というイメージがあったのですね。
  • おっしゃる通りです。ただ、インプラント自体が半永久的に骨の中にとどまっているようなものではあるので、インプラントを入れてからその後、何十年も使えると思うと、そんなに高いものではないかなと思います。
  • 車だとしたら、例えば500万円の車でも10年間ほどで買い替える必要が出てくると考えたら、歯は365日毎日使うものですし、そこまで高いものではないかもしれません。
  • はい。こればかりはその人その人で違いますけれど、そうかもしれませんね。
  • 費用を一気に払わずにデンタルローンなどの選択肢もありますので、その時の負担を少なくして分割で支払っていく方法もとることができます。歯は削りたくないけれど費用が高額でどうしようという方に関しては、デンタルローンなども併用していただくと、ご自身のライフプランに合った選択ができるのかもしれません。
  • そういった選択肢もああると、安心ですね。
  • 今回、インプラントのデメリットの中でも外科処置が伴うということ、これは絶対に避けられないものです。骨の中に穴を掘ってなどと言われると、ドキドキして心拍数が上がっている方もいらっしゃるかもしれませんが、外科処置が伴うと言っても、手術の後に痛みが出たり、腫れが出たりすることはあまりありません。人工的な骨を使うと少し腫れが出たりすることもありますが、基本的にご自身の骨の中に埋め込む場合は、お痛みや腫れなどはそれほど出ないものです。
  • どうしても外科処置が伴うため、インプラントの経験が少ない先生の場合は、複雑なインプラント治療は少し難しいこともあります。例えば、骨が少なくて人工的な骨を足さないといけないような治療になってくると、1年間で1本、2本入れるくらいかなという先生には少し難しい場合もでてきます。ですから、そういった難しい治療に関しては、当院では、ほかの歯科医院から紹介を受け、そのインプラント治療だけを当院で行い、また今までの歯医者さんに帰っていただくようなこともしています。
  • なるほど。
  • インプラントというのは骨としっかりくっついて機能していくものになります。インプラント体の表面は顕微鏡で見ると小さな穴が開いていて、この小さな穴に骨が増えてきて、ガチッと固まって抜けなくなるということで、ざっくり言うと、骨が治癒してインプラントの周りにくっついているというような感じです。
  • 傷口が治っていくように少しずつ治っていきますので、骨とインプラントがしっかりくっつくためにはどうしても時間がかかってしまいます。ただ、昔に比べたらインプラントの治療期間は非常に短くなってきています。昔は上の歯に関しては半年、下の歯に関しては4ヶ月待つ必要があると言われていたのですが、今は上も下も大体2ヶ月ぐらい待てば最終的な被せ物を入れることができると言われていますので、治療期間としてはだいぶ短くなってきています。
  • それはありがたいですね。
  • 先ほどお話ししたように、インプラントはどうしても保険治療の適用外ということで治療費が高額になってしまうのですが、インプラント治療には高額な治療費を上回るメリットもありますので、費用だけで判断するのではなく、総合的に考えていただければなと思います。
  • 私のほうはその「自己治癒力で直していく部分がある」というのが、自然に受け入れられると言いますか、そういった部分が少し安心ですね。
  • そうですね。本当に「第三の歯」として使っていただけるものになっています。インプラントの場合はその後のメンテナンスが何よりも大事で、インプラントを入れて終わりではなく、インプラントの周りはしっかり丁寧に磨いていただいて、その後いわゆる歯周病のような状態にならないように、定期的なメンテナンスなども受けていただけると、本当に一生涯使っていただける歯として機能するものなのです。
  • 今月はいろいろな治療法を詳しく教えていただきましたので、どうぞ皆さん参考になさって、もし皆さんが歯が抜けてしまった時にどういう治療法にしようか、参考にしていただければと思います。先生、どうもありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。