RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2023.07.26日放送

  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー、お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • 先生、今週はどういったお話を聞かせていただけますか。
  • はい。先週は、当院が採用しているXガイドという3Dナビゲーションシステムをご紹介させていただきました。Xガイドを使用することで骨を削る位置をリアルタイムで把握しながら手術が進められるので、インプラントの手術の際の誤差が最小限に抑えられます。それだけでなく、手術中の骨の構造や神経の位置なども把握しながら進めることができますので、より安全で精密なインプラント治療を実現できるというお話をさせていただきました。
  • 本日は、インプラント治療が終了した後の段階、具体的には、インプラントの型取りについてお話をさせていただこうと思います。
  • はい、お願いします。
  • 当院では、これまでの型取りよりも、患者さんにとって負担が少ないデジタルでの型取りを採用しています。従来の方法とは違い、デジタルでの型取りは特殊なカメラでお口の中を撮影し、それをコンピューター上で組み合わせることで3Dの模型を作り出すのです。
  • へえ、はい。
  • このデジタルの型取りのメリットとしては、患者さんのストレス軽減です。従来の型取りでは、粘土のようなものでカパッと取っていましたが、この時に使用する型を取る材料が変形しやすいという問題があったのです。その結果として、小さなずれが発生してしまうことがあったのですね。ただ、このデジタルでの型取りでは、その問題が解消されて、より精密な型取りができるようになっています。
  • 先生、以前のものはその型を取ると模型が出来上がりますよね。それを、ずっと保管しておかなくてはいけないのではないですか。デジタルになり、その3Dのデジタル画像を残しておけば、ずっと使えるということですか。
  • そうですね。まあただ、周りの環境ですね、歯茎とか。
  • 歯茎とか。
  • そう、歯茎や、周りのご自身の歯というものは少しずつ動くものなので、一回型取りをして、5年後にその模型を使ってもう一度作れるかと言うと、作れないことがほとんどです。
  • そうですか。
  • その場合はもう一度型取りをし直す必要があります。
  • 映像と言いますか、デジタルで撮影をするということですね。
  • そうです。データとして残ってはいるため、過去からの変化、昔と今とを比較してどうなっているかということは分かるのですが、例えばその被せ物を作り直すという場合には、もう一度型取りをした方がいい場合があります。
  • なるほど。ただ、その過去の変化というものも重ね合わせたら、「ここがこう違いますよ」というのがなんとなか分かりやすい気がします。
  • そうですね。昔から比べてどのように変わっているかは、把握することができます。今までの型取りだと、型を取ってそれで終了ではなく、そこに石膏を注いでいくのですね。石膏は収縮していきますので、そういったところのずれが積み重なり、やはり誤差につながっていくということもあります。デジタルの場合は写真のようなものをカシャカシャ撮影していくため、石膏の収縮などのように変化するということはなく、変形することもありません。つまり精度としては非常に高いということです。
  • 被せ物の作成でも、当院では最新の技術を導入しており、大型のミリングマシンというものを使っています。このミリングマシンというのは、材料となるブロックの塊から被せ物を削り出していくものです。そうすることで、被せ物の変形を抑えることができます。このミリングマシン、歯科診療所では導入されているところがまだ少ないです。また、当院にあるものは一般的なものと比べても非常に大型で、精度も非常に高いもので、クリニックの待合室にデデンと置かれています。
  • デデンと(笑)
  • 当院に初めていらっしゃった方など、「なんだこの機械」と覗かれて、不思議そうに見られていることもお見かけすることがあるのですが、被せ物をそこで削り出しています。
  • でも、ここまでお話聞いていますと、やはりその「誤差」というものが非常に大切なのですね。その誤差をいかに小さくできるかという研究を、これまで技術者の皆さんが行ってこられたのかなと感じることができます。
  • そうですね。やはり歯科の中では誤差というものは非常に大きくて、被せ物と歯というのはぴったり作らないといけないのですよ。段差があってはだめというものですから。例えば被せ物を入れて細い針みたいなもので淵を触っていく際に、それがスーッと段差なく続くのが理想ですね、一番良い状態です。そのためには、本当に0.0何ミリといったところ、そこまで合わせていかなければ得られないため、精度は非常に大事です。
  • そこまでしようと思って、やはり大きな機械を導入したりということにつながっていくのですね。
  • そうですね。型取りも、今はもちろんアナログの型取りも使ってはいるのですが、それぞれの良さ、どちらを使った方がいいのかという選択ができる方がいいと思います。歯科治療が始まって何十年とアナログの型取りをしてきて、先人たちはその誤差をなるべくゼロにするためにどういうふうなことをすればいいのかというのを、一生懸命考えてきて今に至っているのですね。
  • 近年になってそのデジタルの型取りというものが出てきてはいるのですが、デジタルの型取りにもやはり改善しないといけないところはまだまだたくさんあって、デジタルでは取れない型取もあります。症例によってアナログ、デジタルを使い分けるということは大事ですね。
  • 使い分けですか。
  • 当院でも、インプラントの型取りもアナログで取る場合もゼロではないのです。そういったときに「デジタルじゃないのですね」というふうに泣く方はいらっしゃらないのですが。
  • ないですよね。そこまで理解している方もいらっしゃらないですが。
  • 症例によって使い分けているというところです。それから、設備だけではなく、やはり我々は技術職なので、技術も設備も両面から患者さんに最高の治療を提供できることを目指しています。手術の技術はもちろん大事ですが、インプラントを入れて、実際に使うのは被せ物の方なので、そちらの方にも妥協なく一生懸命やっていると。それが我々の「オタク精神」でもありますので。
  • ああ、素晴らしい。
  • 患者さんに最適な治療を提供できるように日々研鑽を積んでいます。
  • お話を聞くたびにまた新しいお話ですとか、先生の心構えなどをお伺いすることができますので、これからも松山中平歯科クリニック期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。
  • こちらこそよろしくお願いいたします。
  • ありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。