DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2023.07.19日放送
-
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー、お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、今日はどういったお話でしょうか。 -
はい。先週は、どこのクリニックで行うインプラント治療も同じ結果をもたらすかという問題についてお話しさせていただきました。結論としては、当然すべて同じとは言えず、クリニックによって治療の質が変わるという事実をお話しさせていただきました。特に、設備が充実していて技術力のあるクリニックでは費用が高くなる傾向にあり、ご自身の病状に合ったクリニックを選ぶということが重要だということをお話しさせていただきましたが、今週のテーマは、当院が採用している「Xガイド」という設備についてお話しさせていただければと思います。 -
はい、お願いします。 -
このラジオでも何度か登場しているXガイドなのですが、インプラントの3Dナビゲーションシステムというもので、インプラントの手術のときに活用されるものです。このXガイドの動作原理は、自動車のナビゲーションシステム、いわゆるカーナビに似ています。カーナビは、スタート地点と目的地を設定すると、最適なルートが選ばれるというようなものですが、このXガイドの場合は、インプラントを埋め込むために、どこを最初に削るのかということと、どの位置で止めるのかというのを示してくれるようなものです。そして、手術中に今どの部分を削っているのかということをリアルタイムで把握することができます。このXガイドを使用することで、あらかじめコンピューター上で設計したインプラントの治療計画を正確に実行することができます。 -
これは安心ですね。患者としても安心ですし、手術中の先生も安心ですよね。 -
そうですね。骨の中は見えないため、自分が今どこを削っているのだろうか、神経はどこにあるのだろうかということは、想像の中でしか分からないのです。もちろん、あらかじめCT上で「神経はどこか」と確認をして、骨の上からその神経までの距離などは把握しているのですが、角度については、人間の目には「視差」というものがあり、違う角度から見ると違う方向に見えてしまうというものがあります。コンピューターだとそういった誤差がないため、インプラントを計画通りに正確に埋入できるということが良いところです。 -
おそらく、手術中はずっと集中・緊張しながらの時間ですよね。その間に、ちょっと気が緩むようなことがあると、何か大きな違いが起こったりしますけれども、コンピューターではその部分は正確に、何の感情も入れずに映し出してくれるので、その分の緊張が余裕に変わりますよね。 -
そうですね。例えば、2本棒が立っていて、横から見たら1本斜めになっているなというのは分かるのですが、斜めから見た場合は、同じような角度に見えるということもあります。見る角度によって全然角度が変わってきてしまうのは、やはり人の目の錯覚ではあります。機械でしたら、こういったところを感情を入れずに「ここ」「ここ、ずれている」と教えてくれるような、そんな感じですね。 -
それが「視差」というものですか。人間はそういうところがあるのですね。経験であったり思い込みであったり、これまでの経験からそういう誤差・視差も生まれるのだと思いますけれど、コンピューターは冷徹なまでにそれがないのが良いところですね。 -
そうですね。ただ、そういうところが欠点でもあります。例えば、コンピューターが「ここだよ」と言ってくれるのですが、その「ここだよ」が間違っている場合もなきにしもあらずなのです。何かというと、Xガイドを使用する際には、患者さんの顎の位置を示すための「トラッカー」というものを口に装着するのですが、そのトラッカーの位置がずれていた場合、トラッカーの位置が1㎜ずれていると、「ここだよ」と言っているのも1mmずれるのです。Xガイドは優れた機械なのですが、そのようなところもきちんと理解しておかないと、機械は示された情報、与えられた情報から判断していくので、これもこれで事故が起こるというところです。 -
機械だけではなく、やはりそこは人間の知恵と言いますか、経験も必要なのですね。 -
そうですね。適当にやっていてもできるよ、というわけではないのです。やはり使う人が理解していなければ、やはり本当に怖いシステムではあります。以前からインプラントのガイドシステムというものは存在はしていたのです。ただ、それはマウスピースみたいなものに穴が開いていて、「ここに入れましょうね」というようなのでものなのですが、これは、奥歯だと顎を開ける量の都合で、使用が難しい場合がありました。Xガイドではこういった欠点も克服されています。 -
私たち歯科医師は、外科手術から最終的なインプラントの被せ物まで詳細な治療計画を作成するのですが、時間をかけて計画を立てても、それが正確に実行されなければその意義が失われてしまうため、こういったXガイドのような3Dナビゲーションシステムを使えば、誤差範囲を0.2mmまで縮めることができます。やはりこのように、なるべくコンピューター上で設計したものを実際の口の中でも再現するということが大事ですね。 -
それにはやはり歯科医師の技術というものが必要になってくるのですね。 -
そうですね。インプラント手術というのは、1本あたり30分から1時間程度で終わるのですが、やはりその間に、例えば神経を傷つけてしまう、歯を傷つけてしまうということが起こってしまうと、それが一生続いてしまい、最悪の場合、インプラントを取ってあげないといけない、手前の歯に当たっていた場合は手前の歯を抜かないといけない、そういうことにもなりかねないのです。「1本だから」と言って気を抜かず、経験のある先生のところで手術される方が安心かと思います。その30分で一生しんどい思いをするより、きちんとインプラントが入れられる先生のところでやったほうがいいかなと思います。 -
ただ、インプラント治療は決して低コストの治療ではないですよね。 -
そうですね。ですから、本当に、クリニック選びには本当に慎重な判断が求められると思います。 -
気をつけておきたいと思います。先生、ありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。

