DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2023.07.05日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
さあ先生、今月はどんなお話を聴かせていただけますか。 -
はい。今月は、インプラント治療についてお話をさせていただこうかと思っています。 -
はい。お願いします。 -
聞いたことがある方も多いとは思うのですが、インプラント治療は、歯を失った人が、元の歯に近い形と機能を持つ新しい歯を得るための治療法です。この治療法は、チタンなどで作られたネジの形をしたインプラント体と呼ばれるものを顎の骨に直接埋め込む治療法です。今回は、なぜインプラント治療が必要なのかというところからお話をさせていただければと思います。 -
お願いします。 -
私たちが食べ物を噛んだり、消化したりするためには、当然健康な歯が必要ですよね。歯を失うと、食事だけでなく、話したり笑ったり、そういったところにも影響が出てしまいます。 -
はい。 -
インプラント治療を行うことで、歯を回復させ、これらの生活の質を向上させるということが可能になります。インプラントというものは、基本的には異物です。体の成分とは全く違うものですから。 -
通常、人体では異物が体の中に入ると、それを排除しようと働きます。ただ、インプラントというのは体に受け入れられているような状態です。排除されることなく、そこで留まっているものなのです。なぜインプラントは体に受け入れられるのかというと、インプラント体というものが生体適合性のある材料、つまり体にとって無害な材料で作られているからです。インプラント体は基本的にはチタンからできているのですが、体の中では昔から人工関節に使われてきており、生体に害を及ぼさない材料と言われています。 -
なるほど。 -
このインプラント体が生体に適合することで、体はインプラント体を異物としては認識せず、インプラント体の周りを囲むように骨が修復されていき、インプラント体と骨がしっかりくっつくという働きをしています。 -
先生、これは歯のインプラントというものができた時から適合性はあったんですか? -
実は、インプラントの歴史を振り返ってみると、元々はチタンではない金属を使っていた時期があります。もちろん、最初からあまりにも危害性のある、体が排除するような金属というものは使ってはいなかったのですが、やはりその頃のインプラントの成績というのは非常に悪いものでした。歴史の中で、たまたま偶然に骨と結合する金属をブローネマルク教授という先生が発見し、今のネジの形は、それを歯科のデンタルインプラントの方に応用したらどうだろうということで作られたものなのです。 -
なるほど。 -
元々からチタンが使われていたわけではなく、偶然そのチタンが見つかったという感じです。それからは飛躍的にインプラントの成功率が上がってきています。 -
お膝ですとか、その歯以外のところでもチタンが使われているということで、今もその実績があるわけですし、本当に人体との相性はすごくいいものなのですね。 -
そうですね。インプラントというのは、やはりずっとそこに留まってもらわないと困るものなので、こうして生体の安定性が得られる材料ということが必須条件になります。最近ではチタン以外にもセラミックが使われることもあります。その材料がどうこうというわけではないですが、どちらにしてもやはり体に害がないものでなければなりません。インプラント体が埋め込まれると、その周りに骨が自然に再生していって、数週間から数ヶ月かけてインプラント体と骨がほぼ一体化していきます。そうすることで、安定した基盤というものを作っていくのです。 -
もうこの状態から見ても、そのインプラント体が受け入れられてるんだな、私たちが受け入れてるんだなということですよね。 -
その通りです。どちらかといえば体は受け入れているというよりかは、認識してないというようなイメージです。 -
へぇ。 -
本当に、体にとって敵じゃないというような認識です。受け入れてくれているといいますか、そういう状態です。インプラント体がしっかり骨と一体化することで基盤ができ、その上に人工の歯を取り付けて、失った歯の形と機能を回復します。 -
歯を失った後の治療法には、インプラント以外にもいくつかのものがあります。例えばブリッジや入れ歯など、耳にされたことがある方もおられるかと思います。それらは従来の方法と言われることがありますが、従来の方法ですと、どうしても残ったご自身の歯に依存してしまいます。ブリッジや入れ歯は周りの歯を使って失った歯を補ってあげると。ですから、それらの治療法は残った歯に負担をかけてしまい、結果的にその歯を失う可能性が高くなってしまいます。 -
あー。 -
一方で、インプラント治療ではこれらの問題を解決してくれます。インプラントというのはスタンドアローンと言って自立しているためです。周りの歯に負担をかけない、迷惑をかけないというような状態で機能していきますので、周りの歯が失われるリスクが軽減されるということです。周りの歯を守るという役割も果たしてくれるのです。 -
治療方法を選ぶ際には、皆さんやはり費用も気になるとは思いますが、初期コスト、つまり最初にかかる費用だけではなく、長期的な費用について考えたいただくことも大事です。例えばブリッジや入れ歯については、初期の費用は比較的安いかものになりますが、どうしても周りの歯を失ってしまったりとか、ブリッジの支えになってた歯が虫歯になってしまうことでブリッジの交換が必要になったりすることも多く、長期的に見るとコストが高くなってしまうということがあります。 -
なるほど。 -
一方、インプラント治療は初期の費用はやはり高くはなりますが、適切にしっかりケアをすれば、一生持つ可能性が高い。理論値ではあるのですが、基本的にはインプラントは何の感染もなければ一生そこに留まり続けるものです。先ほどお話ししたように生体の親和性がありますので、異物とは認識されない。ただそこに感染というものが加わると、感染している細菌に対して体は攻撃をしていきます。そうすると周りの骨が溶けてしまうというようなことが起き始めますので、感染させない、しっかり歯を磨く、定期的なメンテナンスに行くということで一生使えるのです。 -
どうしても最初にかかる費用に目が行きがちですけれども、そうではないんだよというところがありますよね。 -
そうですね。その生涯コスト、ライフタイムコストとも言うのですが、インプラント治療は初期投資にはお金がかかるかもしれないですが、押しなべて見ると生涯コストは低く抑えられるということが言えますね。全体的に、お口の状態を考えて、ご自身のニーズとライフスタイルに最も合った治療法を選ぶというのが最も大事かなと思います。 -
わかりました。先生、次回はどういったお話でしょうか。 -
次回はより具体的に、当院で行う手術についてお話をさせていただければという風に思います。 -
はい。ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。

