DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2026.04.08日放送
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よろしくお願いします。 -
前回は、新生活でお口のトラブルが増えやすいというお話でした。違和感があれば早めに受診が大切ということでしたね。 -
はい、とても大切です。ただ、その時にもう一つ大切なことがありまして、それが「とりあえず治療」で終わらせないということです。 -
とりあえず治療、ですか。 -
はい。例えば「ここが痛いです」と歯科医院にかかった方が、その歯だけを治療して痛みがなくなったので終わり、というケースは割と多いのです。 -
確かに。「この歯が痛いのです」と言って、そこで終わることが多い気がします。 -
そうですよね。ただ、一番の問題は「なぜそこが悪くなったのか」ということを考えていないということです。虫歯も歯周病も、今の痛みも、必ず原因があるのです。 磨き残しや噛み合わせ、歯並び、生活習慣、食いしばりなど、こうした様々な原因を見ないままに治療してしまうと、また同じことが起こってしまうのです。 -
確かに、同じところが何度も悪くなる人っていますよね。 -
そうなのです。例えば「この歯って数年前に治療したのだけれど、また痛くなってきたのだよね」という方はいらっしゃいます。 歯が悪くなる人にはパターンがあって、逆にしっかり原因を見て全体を整えた方は、その後ほとんどトラブルが起きなくなるということも多いのです。そこで大切なのが、このラジオでもずっとお伝えしていますが、「一口腔単位」で考えるということです。1本の歯だけでなく、全体の噛み合わせや歯茎の状態、歯の位置、力の掛かり方など、全てを見て治療計画を立て、その治療計画に則って治療を進めていく。これができて初めて、長期的に安定をしていくということになります。 -
では、「とりあえず治す」のは駄目なのでしょうか。 -
いえ、必要な場合もあります。例えば強い痛みがある場合などは、まず応急的に処置をしていく必要がありますのでその強い痛みは取るのですが、それがゴールではないということです。痛みが取れてから「なぜこの痛みが起こったのか」だったり「どうすれば再発しないのか」と考えていくことが大事ですね。 -
なるほど。この歯が痛いのは、表面目的には確かに虫歯で黒くなっているなと。でも先生は歯の根の専門家でもいらっしゃるので、「この歯はきっと根に原因があるな」というのも何となくお分かりになったりするのですか。 -
そうですね。虫歯が大きくなったら根っこの治療が必要になるのですが、歯の激痛ですよね、経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが。激痛が起こる原因はそんなに多くないのです。一つは虫歯で神経の近くまで行ってしまっている場合。これは激痛です。何もしなくてもズキズキと痛むものがあります。それから、歯の上の部分、歯冠(しかん)と言うのですが、その部分が割れている、歯が割れているということですね。これも痛いです。特に噛んだ時に痛い、鋭くて激痛です。そして歯ぎしりなどで過度に歯に負担が掛かってしまうことで、歯の根っこの周りが炎症を起こしている場合。 -
なるほど。見えないところが痛んでいるのですね。 -
そうなのです。ちょっと触るだけでも痛いような状態です。先ほどお話しした根っこの状態、神経を取っているはずの根っこなのに、めちゃくちゃ痛い。それは、根っこの先に膿が溜まってしまっていて、膿の袋がどんどん大きくなっている状態です。歯の周りには骨があるのですが、膿が膨らもうとしても骨が邪魔をして、それが痛みにつながるのです。骨を通過して骨を完全に溶かしてしまうと、膿の出口が歯茎にぷつっと出てきます。そうなれば痛みが少し落ち着くため治ったと思われることがあるのですが、治ったということではないのです。原因を取り除いていかないと治りません。
痛みには様々な原因があり、根っこが原因であれば根っこの治療をしてあげて元に戻るで良いのですが、よく見落としがちなのはやはり噛み合わせですね。横にギリギリした時に、すごくその歯に負担が掛かってしまっていて、それで痛みが出ているというようなことは、割と見落とされがちなのです。その時に歯科医院に行って噛み合わせ調整をしましょうねと言うことになり、その歯が当たらないように調整をするのですが、そうすると今度は他の歯に負担が掛かっていきますので、そのタイミングで全体的に理想的な噛み合わせの調整をしてあげたほうが、やはり今後の痛みが出なくなるということです。
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一口腔単位の治療ですね。 -
その通りです。そこだけではなく、他のところも含めて理想的な噛み合わせが作れないのであれば、他の歯も一緒に治療して痛みが出にくいような歯の形や噛み合わせに変えていくというのが、とても大事です。 -
お話を伺っていても、やはりこの4月。新生活が始まる4月こそ、歯の健康を見直すタイミングであるわけですね。 -
そうなのです。新しいスタートの時期ですので、もし今まで何度も同じ歯を治療している方や、同じ歯が痛くなってくる方、詰め物がよく外れる方や歯茎のトラブルが続く方。こうしたことがある方は、一度しっかり全体を見直すタイミングかもしれません。 -
中平先生は、今だけでなく10年後のお話をしていただくこともあるのですが、やはり先を見据えての治療ですよね。 -
そうです。歯科治療というのは今を治すだけではなく、やはり未来を守るためのものでありますので、そのために全体を見るということがやはり欠かせないかと思います。 -
それでは最後にメッセージをお願いします。 -
とりあえず治すではなく、なぜ悪くなったのかを知り、繰り返さない治療をするというのがとても大切かと思います。新年度のこのタイミングで、ぜひ一度お口の中全体を見直していただければと思います。 -
今日は先生に歯の根のお話もお伺いしましたが、やはり患者様ご自身では分からない原因がたくさんあるのだなということが分かりました。何か痛みや違和感を感じたら、まず受診をしてその原因を突き止める。これが大切な春にもなるのではないでしょうか。 -
そうですね。3月から当院も初診も保険で受けられるようになりましたので、ぜひお気軽にお問い合わせいただければと思います。 -
次回は噛み合わせと歯のトラブルについて伺ってまいります。中平先生、今週もありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。

この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長です。よろしくお願いします。