DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2026.01.07日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。お話は、松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。 -
先生、あけましておめでとうございます。 -
あけましておめでとうございます。よろしくお願いします。 -
今年もどうぞよろしくお願いいたします。 -
2026年がスタートしましたね。このラジオも今年で8年目に突入ということで、あっという間の8年でした。「そんなに話したかな」とも思いますけれど。今年もリスナーの皆さんにとって、笑顔あふれる一年になるよう、健康についてお話をさせていただければと思います。 -
よろしくお願いいたします。まず先生、年の初めといいますと、いろいろと気持ちを新たにしたい時期ですが、お口の健康についても同じことが言えますか? -
そうですね。やはり皆さん、新年というと「今年こそしっかり治そう」と気持ちを切り替えやすくなるかと思います。歯の治療が途中で終わってしまっている方や、「痛くなったら行く」という方などは、一年の初めにお口の中の状態を見直すには良いタイミングかと思います。 -
とはいっても、口の健康ってついつい後回しになりがちなんですよね。 -
そうですね。でも、歯というものは全体でバランスを取っていますので、1本だけ壊れるということはあまりなくて、部分的な問題の裏には必ず全体のバランスの乱れがあるのです。だからこそ、今年はぜひ1本だけ治すのではなく、お口全体を整える一年にしていただければと思います。 -
この「一口腔単位で治す」という考え方なのですが、今日改めて教えていただけますか? -
はい。「一口腔単位」というのは、文字通りお口全体を一つの単位として考えるということです。虫歯が多い、歯周病で歯茎が弱っている、噛み合わせがズレている、歯が割れやすいといった問題は、すべて個別ではなく総合的に起きているのです。 -
つまり、1本の歯だけを治しても、その周りや噛み合わせが乱れたままだと再び壊れてしまう。これを防ぐためにお口全体を見て原因を突き止め、計画的に治していくものが「一口腔単位の治療」ということですか。 -
おっしゃる通りです。例えるなら、家の一部だけを直しても基礎が傾いていたらまた壊れてしまうようなもので、丈夫に長持ちさせるには原因にアプローチする治療が必要になってきます。 -
「一口腔単位で診断」と聞くとすごく大変そうに聞こえるのですが、実際にはどうやって治療計画を立てていくのでしょうか。 -
当院ではまず、顎全体のレントゲン写真に加え、歯を1本ずつ撮影するレントゲン写真も撮っていきます。 -
はい。 -
そして実際にお口の中を見せていただき、虫歯や歯周病のチェックをしていきます。 それからお口の中の型取りです。当院の場合は「口腔内スキャナー」というお口の中を撮影するカメラを使用して撮影を行い、3次元データにします。それからお顔の写真ですね。 -
はい。 -
治療前と治療後で顔貌(がんぼう)が変わる方もいらっしゃいますので、お顔の情報も撮影していきます。 -
なるほど。 -
必要に応じてCTの撮影を行い、顎の骨の状態や歯1本1本の状態、根っこの先の膿の状態などを3次元的に見ていきます。インプラントを予定している方であれば神経の位置なども確認します。 さらに、昨年の12月に導入した「レイフェイス(RAYFace)」という、お顔の写真を3次元で撮れる機械も使います。こうした複数の資料を集めて、現在の状態を見える形にして分析をしていきます。 -
普段は見えないところも、きっちり見ていただけるわけですね。 -
そうですね。逆に言えば、この部分をしっかり行うことで、患者さんが「途中でダメになってしまう治療」を選ばずに済みます。資料をきっちり取ってから治療計画を立てると、患者さんはそれに沿って進んでいくだけで治療のゴールに向かっていける、ということです。 -
順番というか、優先順位などもあるかと思いますが。 -
どの歯から治すのか、治療の内容によっては「こっちを先にしないといけない」ということもあります。 -
ええ。 -
例えば、インプラント治療と矯正治療の両方を進めていく場合、先にインプラントを入れてしまうと、矯正した時に後で歯を寄せられないことがありますので、そうした順序立てを考えます。患者さんは、まず、「噛みたい」ですから、噛める状態をどう作るかといったことを考えながら計画を組み立てます。 -
すごく細かく見てくださるんですね。 -
実際に計画を立てて、患者さんと「どれを選びましょうか」と決めていく感じですね。 -
年明けだからこそ、治療を見直していくという意味がありますよね。 -
やはり「痛みが出る」という時には、虫歯や歯周病が、かなり進行していることが多いです。歯周病で歯が揺れている、噛み合わせがズレている、頑張っている歯だけがすり減って割れた、といったように、気づいた時には複数の歯が同時に悪くなっていた、というケースは割と多いものです。 -
確かに、1本悪いとそのうち他の歯も、というパターンはよく聞きますね。 -
はい。勘違いされている方が多いのですが、「それまで問題なかったのに、1本歯を抜いたらその後どんどん歯が悪くなった」とおっしゃる方がいらっしゃいます。 -
はい。 -
実は抜いた時にはもう他の歯も悪くなっていて、たまたまタイミング的に1本目に症状が出て、次々に悪くなっていった、ということなのです。 まさにこれが「一口腔単位」で見るべき理由です。 -
はい。 -
原因が改善されなかったら、どこかに必ず負担がきます。1本目を抜いた時に原因を治しておかないと、他の歯も同じようにダメになってしまう。この積み重ねが「咬合崩壊(こうごうほうかい)」という、噛み合わせの崩壊に繋がっていくのです。だからこそ、今年はお口全体をしっかり見直す一年にしていただければと思います。 -
年が明けたこの1月、皆様もぜひお考えください。それでは先生、最後にリスナーの方へメッセージをお願いします。 -
はい。新しい一年の始まりは、お口の中を一度フラットな目で見直す絶好の機会かと思います。気になっている歯だけではなく、その原因がどこにあるのか、将来どうなるのか。そこまで一緒に考えることで、本当に長持ちする治療に繋がるかと思います。2026年はぜひ「一口腔単位」で整える一年にして頂ければと思います。 -
先生、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 -
よろしくお願いします。 -
次回は実際の患者さんのケースを取り上げながら、一口腔単位で治すことの大切さを深掘りしていきます。どうぞお楽しみに。 DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
