DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2025.12.17日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。お話は、松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
さて先生、今月は「レイフェイス」という最新の3D顔貌スキャナーについてお話を伺ってきました。「願望」といっても、願いという意味ではなくて、お顔の形のほう、「顔貌」、お顔のことですね、について伺ってまいりました。前回は「見える説明」や「チームで笑顔を作る」というお話でしたが、今回はどういったテーマでしょうか。 -
今回はですね、噛み合わせと顔のバランスというテーマでお話をさせていただこうと思います。 -
はい。 -
レイフェイスを導入してから、顔全体と噛み合わせの関係がより正確に見えるようになったんですね。 -
そうですか。顔と噛み合わせって、そんなに関係があるのですか。 -
そうなのです、あるのです。噛み合わせが少しずれているだけでも、顔の左右差やフェイスラインに影響が出ることがあります。例えば、片方の歯でばかり噛む癖があると、やはり筋肉の付き方も変わってきますし、口角の高さが左右で違って見えることもあります。 -
なるほど。言われてみれば、顔のバランスってすごく繊細ですよね。 -
はい。以前はレントゲンや模型を使って歯や骨の情報だけを見ながら噛み合わせを調整していたのですが、それだけだと、軟組織、つまり顔の表情や唇の動きまでは分からなかったのですね。 -
そこで、レイフェイスの出番ということですか。 -
そうです。レイフェイスを使うと、CT(骨の位置や顎の関節などの情報)と、お口の中のデジタルデータ、そしてレイフェイスで撮影した顔貌データ(顔のスキャン)、この三つを重ね合わせることができるようになったのです。これによって、咬合平面という噛み合わせの水平ライン、これが顔全体のどの位置にあるかというのを、3Dで確認することができるようになりました。 -
すごい。この咬合平面のずれというのは、普通の人にはなかなか想像できませんよね。 -
そうですね。やはり今までは、患者さんに「ずれていますよ」などとお伝えはするのですが、患者さんはやはりずっとその歯を使っていますから、自分ではずれているなどとは思っていないのです。我々も、測定用の色々な機械を使ってどのくらい傾いているかななどを判断していたのですが、レイフェイスを使えば、正中と呼ばれる顔の真ん中と歯列の角度のずれとを、正確に数値化ができるようになっております。つまり、どちらに何度傾いているのかなどが一目で分かるようになりました。 -
確かに、左右は全く同じではないとは言いますが、どのくらい傾いているかまで考えたことはなかったです。 -
そうですね。例えば、歯の根っこがどれぐらい傾いているかというのもCTと重ね合わせることができるので、そういったことも分かるようになりました。 -
というと、患者さんも自分の噛み合わせのずれが分かりやすくなったということですね。 -
そうです。実際の画面を見ながら「ここが少し下がっている」「この角度を調整すると左右が揃う」というような説明ができるようになります。治療の前と治療の後で、そのデータも重ね合わせることができますので、完全にその顔の真ん中で被せ物を作ることができるというようになっております。 -
先生、丁寧に説明してくださるのですが、言葉と模型だけよりは、こう実際に画像で、それも3Dで見ると納得できますね。 -
そうですね。私たち医療従事者にとっても、やはり数値と画像で裏付けされた診断ができるので、より精密な治療計画を立てられるようになっています。 -
具体的には、どんな治療の時に役立つのですか。 -
例えば、インプラントや矯正治療、セラミックなどの補綴治療ですね。このような治療で歯の角度や位置を決める際に、単に歯並びだけではなく、顔のバランスとの整合性というのを考慮して設計することができます。 -
なるほど。 -
それから技工士さんともこの顔データを共有できますので、歯を作る段階よりももっと前の、歯をどんな歯にするかというのを考える段階から、歯との調和を意識した設計が可能になってくるのです。一番最初に技工士さんにはお口の中をスキャンした3Dデータを送ります。それを元に、デジタル上で歯並びや歯の被せ物の大きさなどのを調整していくのです。ただ今までは、そこに顔のデータがなかったので、どこが顔の真ん中かということが分からなかったのですね。 -
なるほど。 -
ですから技工士さんは、これは今の歯の位置で作っていけばいいのかということが分からなかったのです。ただ、ここに顔データが入ることで、「顔の真ん中から歯の中心はこれだけずれているのだ」ということがわかる。だったら、これは矯正をして動かした後に歯を並べたほうが綺麗に行くよね、ということなどが技工士さんとも共有できたりするようになっています。 -
そうした治療計画も立てられるということですよね。まさに「顔基準の歯科治療」という感じになりますね。 -
まさにその通りですね。歯科治療というものは、歯を治すだけではなく表情を整える医療でもあります。レイフェイスを使うことで、機能と美の両立、つまり噛む機能と見た目の両立がより高い精度で可能になったと感じております。今までバラバラに見ていた歯、顎、顔の表情というのを、一つのデータとして統合できるようになったことで、今までのデジタルのツールが生きてくるというようなものになっております。 -
新時代の一口腔単位の治療ですね、先生。 -
おっしゃる通りです。歯だけではなくて、顔全体、そして表情まで含めて全て見ることで、その人らしい自然な笑顔というのを目指せるようになっております。 -
今の言葉も、とても印象的です。「顔全体で見る一口腔単位の治療」。まさに時代が変わりましたね。 -
そうですね。やはり噛み合わせのずれを感覚ではなくデータで見られる時代になったということは、我々臨床家にとっても大きな進化に繋がっております。そしてそれが患者さんの笑顔や自信に繋がるというのが何より嬉しいですね。 -
何よりですね。では先生、リスナーの皆さんへメッセージをお願いできますか。 -
はい。レイフェイスの導入によってですね、CT、口腔内スキャン(お口の中のスキャン)、そして顔貌データ(顔のスキャン)、これらを全て重ね合わせ、歯と顎とお顔の関係を正確に見ることができるようになりました。 -
これまで見えなかった噛み合わせのずれなどが可視化され、より自然で、より美しい笑顔へ導く治療が可能になっています。これからも、科学と人の温かさを融合させた、一口腔単位の治療を実践していきたいと思います。 -
次回は年末のメンテナンス特集です。お口の大掃除で気持ちよく新年を迎えるためのケアについて伺います。先生、来週もよろしくお願いいたします。 -
よろしくお願いします。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
