DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容
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当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2019.08.28日放送
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よろしくお願いします。
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今月はインプラントについて、詳しくお話をお伺いしております。
色んな手術方法もあるということをお伺いしてきたんですけれども、インプラントをすぐに入れるという方法もあるっていう風にお伺いしたんですが。 -
そうですね。
歯を抜いてすぐにインプラントを入れるという方法もあってですね、それはよく抜歯即時インプラントっていう風に言われることがあります。歯を抜いてすぐにインプラントを入れるっていう意味ですね。
色々あるんですが、基本的にはやっぱり前歯に使われることが多いですね。
例えば前歯がグラグラしていてですね、歯を抜かないといけないっていう風になったときに歯がないのは困るという方、やっぱりほとんどの方がそうだと思うんですが、そういった方の場合はですね、やはり歯を抜いてすぐにインプラントを入れて仮歯まで作ってしまうという方法が取られることはありますね。 -
こういった方法をとるのはやっぱり条件とかあるんですか?
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そうですね、やはり条件があります。
インプラントは顎の骨の中に入れるので、どうしても元々の感染が強い方っていうのは、やっぱり歯をすぐ抜いてインプラントというのは、なかなかやっぱりすることができないですね。
歯周病とかですね、かかってる方なんかも、やっぱりちょっと抜いてすぐっていうのはなかなか難しいですね。 -
健康な口の中、歯であるということがまず条件ということですね。
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そうですね。
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すぐに入れても強度ってのは大丈夫なんですか?
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そうですね。
最近はですね、実はインプラントを入れてすぐ負荷をかける『即時荷重』というんですけれども、それをした方がインプラントの付きが早いっていう風に言われてたりはするんです。その即時荷重というのはですね、普通にガツガツ噛めばいいのかっていうとそういうわけじゃなくって、もう本当に紙1枚空いてるぐらいの力とか色々言われてるんですけれども、これまだはっきりした定義は無いんですが、ただどちらにしても、そのインプラントに軽い負荷を与えるのは早く付くっていう風に言われてます。 -
手術って、やはり他の手術はまた違う方法になるんですか。
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インプラントの埋め込み自体は一緒ですね。
抜歯即時インプラントの場合は、前々回ですかね、お話させていただいた1回法という方法で治療していきます。なので、インプラントを入れてその日のうちに土台を入れて歯茎を閉じていきます。で、手術が終わって土台に仮歯とめていくというような感じで。
外科処置に関しては同じですね。後は被せ物の処置が加わるという感じですね。 -
そうやってすぐに入れてしまうと、やっぱ気をつけなければいけないことって結構出てくるんですか?
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そうですね。
特に抜歯即時インプラントっていうのは、噛まない、強く噛まない、これがやっぱり一番大事ですね。歯があると噛みたがるんですよ、皆さん。 -
忘れてしまうんですよね。
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はい。
歯があるからっていうか、歯がないことに気づいてないわけですよ。
なので、例えばパンとか引きちぎるようなものですね、それをガブっていくとバキッと一緒にインプラントが取れてしまうということがやっぱりありますね。 -
これ、気をつけなければいけない時期ってあるんですか?
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そうですね。
インプラントっていうのはですね、先ほどからお話してるように、顎の骨の中にネジをとめてるんですね。このネジって言い方あれですけど、工業用のネジとかと構造としては非常に似てるんです。壁にネジを入れるじゃないですか。最初のうちはしっかりくっついてるんですけども、例えば上からなんかガンガンやってると少しずつ緩んできますよね。インプラントも同じですね。最初はしっかりガチッとくっつくんですけど、やっぱり振動を与えたりとか色々してると緩んでくるんですね。それが大体1ヶ月後ぐらいなんです。 -
えぇ。
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緩んできたぐらいで、今度ご自身の骨が少しずつできてくるんです。
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はい。
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その交差点が1ヶ月ぐらいなんです。
最初のネジの固定が少しずつ落ちてくるのが1ヶ月ぐらいで、それに対して骨ができてきてしっかり固まるとするぐらいが1ヶ月。この交差点が一番弱い時期なんですけど、そこからどんどんと骨ができて、しっかりくっついていくので、1ヶ月を過ぎたら大体大丈夫かなという感じはしますけどね。 -
1ヶ月後っていうのは、ついつい慣れてしまって忘れそうになるけど、実はそこがすごい大事なところ。
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そうですね。
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ここでガリッと硬い物を噛んでしまったりすると…。
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インプラントが取れますね。
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取れてそれでまた最初からということですね。
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はい、おっしゃる通りですね。
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前歯なんかでも、1日2日ぐらいでちゃんと見た目も問題ないようにできるものなんですね。
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そうですね。
抜く前から型取りをさせていただいて。もう歯がグラグラで型取りしたら取れちゃうっていう方は、手術の当日に型取りをします。型を取って石膏模型を作るんですけれども、模型上で歯を削ってしまいます。で、綺麗な並びになるように技工士が仮歯を作って、その仮歯をインプラントの土台にとめていくというような形。
ですので、もう本当に歯の形とか見た目っていうのは、非常に綺麗にすることができますね。 -
そうですか。
しっかりと定着するってのは、大体どのぐらいって思えばいいでしょう。 -
そうですね。
上の方が顎の骨がちょっと軟らかいので、昔は上の方は大体6ヶ月で下の方は大体3ヶ月っていう風に言われてたんですが、インプラントの表面の加工の仕方とかそういうのが進歩していって、最近では大体最初の固定がしっかりとまれば2ヶ月ぐらいで固まってく、上も下もですね。それぐらいで型取りをして、だいたい被せ物が2週間ぐらいでできますので、被せ物入れるのは2ヶ月半から3ヶ月ぐらいした頃かなとは。
ただ、これもご自身の骨の回復力っていうのはやっぱり限界があるので、これは2ヶ月より短くなるってのはなかなか難しいかなと思いますが。 -
こういった方法もあるというお話をお伺いしました。
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先生もいらっしゃる松山中平歯科クリニックですが、場所は松山市千舟町、ジュンク堂のビルの道路を挟んで向かいのビルの7階になります。
ホームページもありますので、どうぞそちらで確認していただいて、覗いてみてください。 -
お話は、松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長でした。
どうもありがとうございました。 -
ありがとうございました。
歯の健康について、松山中平歯科クリニックの中平健吾院長にお話をお伺いします。
よろしくお願いいたします。