DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2024.05.08日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は、松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、先週は歯医者さんのお仕事についてお伺いしました。今日はいかがでしょうか。 -
はい、今週も先週に引き続き、「歯科医師の仕事パート2」ということで、本日は歯科医師になるまでについてお話をさせていただきます。歯科医師になるためには、まず高校を卒業後、歯学部のある大学に入学する必要があります。大学自体は、医学部、歯学部、薬学部などは6年間通う必要がありますので、歯学部も6年間通います。その6年間の間に、解剖学や生理学、病理学などの医療の基礎知識、それから被せ物や入れ歯、外科処置などの歯科臨床について学んでいきます。当然、歯科医師は手が動かないと歯科治療ができませんので、模型を使って歯を削っていくような実習もあります。 -
この実習、大切ですね。 -
そうですね。幅広いことを学んでいかなければならないので、各実習は何度も繰り返し行われることはありません。その一回一回の実習が本当に大切になり、とりあえず学生の間に、模型できちんと100%削れるところまで持っていくという感じです。そして、5年生になると病院実習といって、チューターの先生、つまり教えてくれる先生と一緒に、実際の患者さんで学ばせてもらう機会があります。この時は、危ないですから歯を削るようなことはさせてもらえません。実際に先生が削っている様子を横で見て学んだり、どちらかといえば歯科衛生士の業務とよく似ているような感じで、患者さんのお口の中の水を吸うことや、型取りの材料を練ること、どういった器具を使っているかを学ぶことなどをさせてもらいます。 -
はい。 -
そして、6年間終了後に国家試験があります。歯科医師の場合、この国家試験がわりと厄介で、合格率が約66%です。6年間、歯科のことしか学んでこなくて合格率66%なので、とても難しい試験ですね。これは、歯科医師の数が飽和状態にあるということで、合格数の上限をある程度決めているということが原因になっています。6年間学んで合格率66%と聞くと、「大丈夫かな」と感じるかもしれませんが、新卒の合格率は約81%にのぼります。これから歯科医師になりたいと思っている方は、きちんと勉強すれば決して無理な試験ではありません。国家試験に落ちてしまった人がどんどん溜まっていくので、その方々も新卒生と一緒に受験するため、全体の合格率は下がってしまいます。 -
なるほど。 -
ですが、新卒生は81%です。また、各大学で進級するために試験があったり、卒業するために試験があったりと、所々でふるいにかけられていきます。 -
なるほど。関門が設けられているのですね。 -
私の大学だと、1年生で入学した頃はおよそ100人ほどいたのですが、そのままストレートで歯科医師になった人は大体20人いるかいないかくらいでしたね。 -
厳しい! -
ストレートで行けるのは20%くらいかなという印象です。しっかり勉強して、6年間通ってそのまま合格してもらえることが理想ではありますが、なかなか難しいですね。無事に国家試験に受かって歯科医師になった後は、研修医として1年間働く必要があります。大学病院や臨床研修施設という、研修医を受け入れてくれる施設で1年間、臨床について学んでいきます。無事に研修が終わったら、ようやく一人前……というわけにはいかない。歯科治療は技術職ですから、残念ながら1年くらいでは技術は身につきません。そういったこともあり、歯科医師はずっと学び続ける必要があります。ただ、私の周りの歯科医師は歯科が大好きな先生ばかりで、学ぶことを嫌がっている先生はいませんね。 -
新しい知識を身につけたいという方が多いのでしょうね。 -
そうですね。自分がその知識や技術を身につけることで、それが患者さんの幸せにつながったり、それを喜びにしたりする歯科医師がほとんどです。実際、私も歯科大学で進級するたびに歯科がどんどん好きになっていきました。学生時代は勉強部のようなものを作って活動していたのですが、進級すればするほど、もっと学びたい、知りたいと思うようになるのは歯医者さんの特徴かもしれません。 -
やはり進級すればするほど、それだけ高度になっていきますものね。 -
最初はやはり、生物や病理、薬理などの基礎的なところなのですが、学年が上がるに従ってどんどん歯科のことを学んでいくようになり、それが楽しくて、というのはあるかもしれません。先ほど「歯科医師の数が飽和状態にある」と言いましたが、愛媛県などの地方だと、逆に歯科医師の数が足りなうことが深刻になってきています。地元に帰ってくる歯科医師がとても少なくて、今後20年くらいすると、今の親世代の方々が引退していきます。そうなると、患者さんの数に歯科医師が追いつかなくなる時代がやってくるのではないかと思います。そうなると歯科医療の質自体も落ちてしまいますので、行政や歯科医師会の方々が優秀な人材を確保できるよう、何かしら尽力してほしいなと思っております。 -
確かに、加齢によっても歯や歯ぐきが衰えていったりすることもあると思いますので、患者さんは増えていくけれど、頼れる先生が少なくなっていくというのは、ひいては私たちが困るということですね。 -
その通りです。 -
私たちが今できることは、やはり歯を大切にすることですね! -
はい。まずは大切にしていただくことが一番大事だと思います。 -
今日も先生、貴重なお話をありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
