RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2024.02.07日放送

  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • 先生、2月になりまして、今月号のタウン情報まつやまも楽しみです。
  • そうですね。1年間の連載を行っているのですが、今回は第8弾となります。ライブコマーサーの高岡奈々葉さんという方と対談をさせていただきました。この方、SDGsに力を入れている方で、現役の大学生なのですが、いろんなところでご活躍されています。そこで今回のテーマは「SDGsな歯科治療」ということでお話しをさせていただきました。
  • 「SDGsな歯科治療」ですか……。ちょっとピンと来ませんが。
  • そうですね(笑)。ただSDGsの中には、「健康」についての項目もあり、そういった意味ではやはり歯科治療は密に関わっている部分もあります。当院では、以前ウクライナに支援をしたことや、スタッフの環境についてなどですね。
  • ウクライナ支援。そうなんですね。
  • また、当院では、今はかぶせ物に金属をなるべく使わないようにしています。金属を調整する時に削った粉などの粉塵被害が出ることもあり、そういったところを減らしていっているという点でスタッフにもSDGsなクリニック。患者さんにとっても、一回治療した歯が、二回目は行わなくても済むような「持続可能な口腔機能」ということでお話をさせていただいております。
  • 毎回テーマが違っていますから、私たちの知らない歯科治療ということを知ることができますね。
  • そうですね。いろいろとテーマを変えてお話をさせていただいてますので、本当に参考になることもあるのではないかと思います。よかったらまた見ていただければと思います。
  • ぜひ雑誌と合わせてラジオをお聴きいただくと、より知識が深まるかと思います。さて、今日のお話ですが、どういったことになるでしょうか。
  • 今月は、歯の「根の治療」についてお伝えをさせていただこうかと思います。さっき言ったSDGs、持続可能な口腔環境の中でも、やはり根の治療というのは非常に大事な部分ですね。家で例えると基礎の部分に当たり、これをおろそかにしてしまうと、後の治療でどれだけ綺麗な被せ物が入ったとしても、違和感が残ってしまうようなことが考えられます。今月はこの根の治療についてお話をさせていただこうと思います。
  • 専門分野でいらっしゃいますし、中平先生は歯学博士の学位も取っていらっしゃるということで、今日のお話、大変興味深く伺いたいと思います。
  • はい。実は大学院を卒業して歯学博士を取得したのですが、その専門分野が「歯内療法」でしたので、ここの根の治療に関しては我々も力を入れている部分です。もともと私の父親はずっとインプラント治療をやってきていまして、私自身も今はインプラント専門でやっていますけれど。
  • はい。
  • 学生の頃から「歯を抜いてインプラントにする」という過程で、「残せる歯は残した方がいいんじゃない?」というものが僕の中の考えとしてありました。中には、まだ治療すれば残せたのに抜いてインプラントにしてしまった、というような症例を他の先生の治療で見たりすることもありまして、「それってやっぱりちょっと違うんじゃないかな」ということで、僕は歯内療法、根の治療の大学院の方に通ったという経緯がありました。そこでしっかり学び、「残せる歯は残すし、残せない歯は抜く」という当然のことなんですけど、この判断がしっかりつけられる歯科医師になりたいということで、今も治療を行っています。
  • なるほど。
  • ただ実際に、歯を残す・残さないの判断は非常に難しいのです。最初は「残せる」と思って治療を始めた歯も、治療を進めていく中で、根っこが割れてしまっていたというような、いろいろな原因で残せないということがでてくるのです。ただこれが手技がちゃんとしていれば残せたのに……ということは嫌だなと思っていて、そこはしっかりと治療をしていこうと思っています。
  • ただこの「歯の根の治療」というのは、なかなか保険でできるものではないんですよね。
  • そうですね。今は全ての治療が自費治療に移行しましたのですが、当院では昨年から根っこの治療に関しては自費治療となっています。一番最初に自費治療にしたのが根っこの治療だったのです。根っこの治療というのは、本当に難しくて。特に保険での根の治療をするというのは、見えない中で手探りで治療しているような、そんな感じです。例えばアメリカだったら根っこの治療をすると、一本の根っこで10万円ほどかかり、奥歯だったら根っこが3本あるので30万円というようになり、それほどやっぱり根っこの治療というのは難しくて繊細な治療なのです。
  • ええ。根っこの治療だけで30万円ですか。
  • はい。ただ日本の保険制度だと、負担がわずか数千円ぐらいなんですね。これは「最低限の歯科治療」という観点からいくと理にかなっているのかもしれないですけど、ただこの数千円でじゃあ我々歯科医師がどれだけのことができるのか、どれだけの設備投資ができるのかということを考えると、もう全く何もできないと思います。例えば保険でしっかり時間をかけて丁寧に根の治療をしている先生というのは、もう本当にボランティアの精神が非常に強い方かなと思います。なので、日本の保険制度の中の根っこの治療と、アメリカで30万かけた根の治療というのは、当然質が同じというわけではないのです。
  • はい。
  • 実際、当院も歯の根っこの治療をする時には、24倍まで拡大できる歯科用の顕微鏡というものを使って治療していってます。根っこの先の方までしっかり見ながら治療ができるということは、非常に大きなメリットかなと思います。対して保険の根の治療というと、裸眼で治療していくため、根っこの数すら分からない場合もあります。特に上の奥歯の一番後ろになると、見えないんですよ。全く見えません。真っ暗な中、手探りで治療しているというような感じです。僕もずっと保険で根の治療をしてきましたけど、全然できないですね。今はマイクロスコープという歯科用の顕微鏡を使っているのですが、これが入ってからは、「これがないと治療ができない」「これを使わないと患者さんに申し訳ない」という、それぐらいの気持ちで治療はしています。
  • そのくらい細かい治療だということですね。
  • 例えるのであれば、耳掃除。裸眼で耳の奥まで見えるかと言ったら見えないですよね。あれ以上に歯の根っこの中は見えないんです。耳掃除は皆さん手探りでされているかと思いますが、手探りではなく、しっかり明るい視野で拡大され、汚れているところだけカリカリカリカリ取るという感じです。ただ、それをやるかやらないかで、例えば数年後また腫れてしまうとか、何回根の治療をしても治らないということから脱却できるということになりますね。
  • 私たちがまだまだ知らないこの根の治療についてなんですが、今月はより詳しく教えていただければと思います。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。