RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2021.2.10日放送

  • このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りします。お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長です。よろしくお願いいたします。
  • よろしくお願いします。
  • 今月は、最新のデジタル歯科治療についてお伺いしております。先週は、口腔内スキャナーを中平先生なんと2台導入して、それも使い分けて、今この口腔内スキャナーは初期の虫歯も発見してくれるというすごい機能を備えていると。それを導入されているというお話もお伺いしたのですが、今日はどんなお話でしょうか。
  • そうですね。前回、口腔内スキャナーはデジタルの型取りというお話をしました。型取りをするとかなり色々な所に応用が効く、幅広く使っていくことができるのですが、今日は歯科といえばやはり被せ物ですね。そのデジタルの型を取ったものを実際に被せ物に応用していく、CAD/CAMという技術をご説明させていただければと思います。有名なところだと、CAD/CAMの技術ってガウディの建築物で、未完の世界遺産と言われるサグラダファミリアですね。これも当初、建築完成まで300年かかると言われていたものがCAD/CAM技術の発展により完成が150年短縮されて、2026年には完成されるのではないかと。
  • そうなのですね。
  • コロナでどうなるかというところではあるのですが、一応2026年には完成する予定となっています。そんなCAD/CAMなのですが、色々な所で使われていて、建築業界ではもう今当たり前のように使われているものです。歯科にとってもCAD/CAM技術というのはどんどん進んできていて、実は保険治療でも実際にCAD/CAMというものが適用になったりして、少しずつですが歯科の方にも浸透してきています。このCAD/CAMというのは何かというと、CADというのがコンピュータエイディッドデザインという、コンピュータ上で設計をして、CAMというのがコンピュータエイディッドマニュファクチャリングと言って、コンピュータ上で被せ物を製造していく、歯科で言うと被せ物の材料を機械で削って作るというような方法ですね。
  • 難しい言葉がでてきました。
  • 今までは歯科医師や歯科技工士が手作業で一つ一つ被せ物を作っていたのですが、今はこれをコンピュータ上で、パソコンの前に座りながら被せ物を設計するというような姿が少しずつ見られるようになってきています。
  • なるほど。
  • 歯科の被せ物というのは、色々な工程があって、その所々でやはり誤差が出たり、熟練の歯科技工士と卒業したての歯科技工士ではやはり被せ物の精度であったり質に差が大きく出たりしていたのですが、コンピュータを使用することで、その誤差というのを最小限にすることができるようになってきています。
  • 従来の方法では1個ずつ、多くても一緒に作るのは2~3個だったのですが、CAD/CAM技術を使うことで、このCAD/CAMの場合は大きな円盤の中にいくつか歯を一緒に削り出すことができるようになっているので、10個、20個の被せ物を一気に削るということが可能になっています。
  • それはすごい。
  • しかもそれを例えば診療が終わるぐらいにボタンをポチッと1つ押すと、家に帰って寝ている間に機械が一生懸命削ってくれるわけです。ですので、非常に作業の効率化が図れるようになってきています。
  • 歯科技工士さんがこれまで忙しい時は徹夜でやっていたようなことが、働き方改革ができていると。
  • いや、本当にその通りですね。日中はコンピュータの前に座って設計をして、帰るくらいにポチッと押したら、次の朝出てくる時には被せ物が出来上がっているというようなことが今できるようになってきています。
  • ほう。そうすると歯科技工士さんも求められるものがかなり違ってくるのですね。
  • そうなんです。今実際に歯科技工士の数が減っている状況ではありますので、よりデジタルで効率化することによって少人数でもできることが多いというような体制に、少しずつ変わってきていますね。しかも、今までは削れるものというと限られるものが多かったのです。いわゆる被せ物だけだったのですが、今は入れ歯も作れるようになってきています。
  • これまではできなかった。それも作れるようになったと。
  • はい。実は東日本大震災の時に、入れ歯が流されてしまってお食事が取れないという方も多くいらっしゃったのですが、このコンピュータ上にデータを保存しておけば、ボタン1つで全く同じものを作り直すことができるのです。つまり、これで作っておけば失くしてしまった時にボタン1つで全く同じものが出来上がるということで、それは本当に便利ではありますね。
  • ボタン一つで同じものが。
  • これがより普及していけば、失くした、壊れたという時に、すぐ元通りに戻すことができますので。時間がある場合はもちろんもう1回デジタルで型取りをして作り直すのがベストだとは思いますが、急ぎの場合は今まで取った型を使って、そのまま再生ということももちろん可能ではあります。
  • ではその場合の時間の短縮はかなりのものでしょうね。
  • かなり短縮できます。特に今、顎全体のいわゆる総入れ歯なんかもどんどん研究が進んで、まだそこまで精度は高くはないですが、進んできて型取りの方も入れ歯の方も作れるようになってきています。総入れ歯の場合は普通の部分入れ歯と比べて、やはり工程が少し増えるのですね。それをボタン1つでできるというのはかなりやはり時間短縮です。多分1ヶ月ぐらい時間は短縮できるのではないかなと思います。
  • そうですか。中平先生のところでも入れていらっしゃるのですか。
  • そうですね。この前お話した新しい被せ物の口腔内スキャナー、これを使うことによって入れ歯も作ることができます。まだうちでは試験段階の状態ではありますが、最終的には入れ歯もCAD/CAMを使って作るようにはしていこうと思っています。
  • 時間短縮というのは本当にありがたいですよね。
  • そうですね、もう本当に時間は有限ですからね。
  • そうですね。型ができて本当にキチッとできるまで何ヶ月かかるのだろうというよりも。
  • そうですね。やはり今まではどんなに丁寧に作っても合わない被せ物はでてきてしまっていた。今までのアナログでの型取りでの作製ではやはり誤差が出てしまうことはあったのですが、やはりデジタルにすると非常に調整が少ない。適合もかなり良いということで、繰り返し作り直す機会もやはり減ってきてはいますね。
  • そうですか。お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長でした。ありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ、このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。