RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2021.2.3日放送

  • このコーナーは、松山中平歯科クリニックがお送りします。歯の健康についてお送りするこのコーナーお話は、松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長です。よろしくお願いいたします。
  • よろしくお願いします。
  • 今月は、どういったお話になりますでしょうか。
  • そうですね。今月はデジタルデンティストリー、あまり聞き馴染みのない言葉だと思うのですが、簡単に言うとデジタル歯科というものについてお話しさせていただければと思っております。まずはデジタル歯科の一番最初のステップですね、口腔内スキャナーというものです。
  • はい。
  • これ何かというと、デジタル機器を使って行う歯の型取りです。歯の型取りというと多くの方が経験あると思うのですが、粘土のようなものを口にパコっと入れて、ある程度したら固まっているというようなあれです。
  • グミのような大きなものを歯にグッと入れて噛んでくださいと言ってね。
  • そうです。それがデジタル化されています。大きなカメラのようなもので口の中を撮影して、それをつなぎ合わせて、3Dモデルを作っていくものが、この口腔内スキャナーというものです。
  • へえ。
  • 連続した写真や動画などを機械が繋ぎ合わせていって3次元のモデルを作っていきます。なぜこれをデジタル化したかというと、例えば今までの型取りの材料をお口の中に入れると、嘔吐感、少し気持ち悪くなってしまう人もいらっしゃるのでそれを改善するのが一つです。
  • たしかに。あれはなんとも言えない感じがしますものね。
  • もう一つが、従来の型どりの方法ですと、被せ物を作る工程で、色々な変形が生じてしまうのですね。例えば型取りの材料であったら取った瞬間から少しずつ材料が縮んでいくのです。そこに石膏を流すのですが、石膏は膨張するのです。その固まったものを噛み合わせて模型を作っていくのですが、その中でも石膏を使うのでまた少し膨張したり変形が生じていくのです。
  • そうなんですね。
  • 出来上がった模型に歯の型をワックスで作って、それをまた石膏の中に埋めて、溶けた中に金属を流していくのですが、こう聞くと、それは誤差出るよねというくらい色々な過程がやはりあってですね。その所々で少しずつやはり変形をしていくわけです。
  • うーん。少し聞いただけでも複雑なのが分かります。
  • そして出来上がったものが実際に口の中に入ると、やはりわずかながら合わないということが起こってしまうことがあります。それを最小限にとどめるのがこのデジタル歯科だと思っていただければと思います。口腔内スキャナーだと。
  • デジタルならではといいますか。
  • 口腔内スキャナーの場合は、デジタルで型取りをしていくので、そこから誤差が出る、ズレということがないのです。そこからさらに被せ物を削り出して作っていくことができますので、本当に誤差なく今の歯に合わせて作ることができます。誤差が無いために調整にかかる時間も非常に短くなって、今までの型取りと同等、もしくはそれ以上の精度を保ちながら、デジタルデータなので変形することなく適合の良い被せ物を作ることができるのです。
  • その工程を聞いていますと、どんなに丁寧にやっていてもズレは出ますよね。本当にリアルなものができるわけだから、最後の調整の負担感というのは随分ないでしょうね、患者さんにとってみると。
  • そうですね。もちろん、実は、石膏であったり型取りの材料の収縮や膨張などを見越してプラスマイナスゼロになるように設計をされているのです。そうは言ってもやはり誤差は出るので、丁寧に作っても意外とずれているということがやはりありますね。
  • 見越してというのは勘に頼る所もあったりするので、まずそのデジタルというのはその通りにやってくれますものね。
  • そうですね、まさにその通りです。特に噛む位置などは、「でははい噛んでください」と言われて、グミのようなものを噛むではないですか。いつも噛んでいる位置はここだっけと思いながら噛む。
  • 分かります分かります。
  • 噛む位置がずれるとそこで噛み合わせが出来上がってきてしまうので、あれ、少し高いななどというふうになってしまうのです。デジタルの場合は、何回でも取り直しができますし、その一回だけではなくて大丈夫なので、自然なところで噛んでいただいて、そこから噛み合わせを取っていくので、本当に誤差はほとんどないですね。
  • 何度もできるわけですね。
  • そうなんですよ。
  • 以前先生のクリニックにお邪魔させていただいたときに、口腔内スキャナーを見せていただきました。そこで取った型、まさにリアルな歯がたくさん並んでいたのですが。
  • 前回見ていただいた機械は1つだけだったと思うのですが、あれは、いわゆるマウスピース矯正のための型取りの機械でして、実は先日、被せ物用の新しい口腔内スキャナーを導入しまして。
  • 用途に応じて使い分けているのですか。
  • はい、そうです。やはり物によってマウスピース矯正に強い口腔内スキャナーや、被せ物に強い口腔内スキャナーというのがあって、症例によって使い分けをしております。
  • へえ。同じ口腔内スキャナーでも、得意分野があるんですね。
  • 実はこの新しい口腔内スキャナーは最新の機能、初期の虫歯を発見する機能がついています。進行した虫歯はもちろん見れば分かるのですが、初期の虫歯、特に歯と歯の間の虫歯というのは意外と見えないのですね。
  • はい。
  • レントゲンで撮ってもあまり写らないし、実際にみても分かりづらい。そうなってくると実際に何か少ししみるなという段階になってようやく分かるということも多いのですが、それを特殊な光を当てることによって、発見が難しい初期の虫歯なども事前に分かるようになっています。
  • ええ、それはすごい。
  • まだ検討段階ではあるのですが、この口腔内スキャナーを患者さんがいらっしゃった時に最初に撮影させていただいて、虫歯がどこにあるのかというのをより正確に把握したうえでお伝えができるようなシステムを作ろうかなと思っております。
  • 患者さんにとったらありがたいですよね。
  • そうですね、知らず知らずに虫歯は進行してしまうので、それをなるべく早い段階で治療できるというのはやはり良いことかなと思いますね。
  • いやあでも先生、その2台も入れたと言う、そしてそれも用途別に変えているというのは、もう極めたいと思ったら次から次へといろいろなものを試していろいろなものをやりたくなるのですね。
  • そうなんです。このデジタルデンティストリーというのはもう本当に沼のようなもので、よくカメラが好きな方などがレンズ沼などと言うのですが、レンズに凝り出したらもうどんどん際限なく本当底なし沼のようなもので、デジタルデンティストリーも同じようにもう底がないのですね。
  • はい。
  • しかもどんどん年を追うごとに新しくなっていく。そうなっていくと機械もどんどんどんどん新しくしないといけないし、この機械を揃えたらやはりこっちの歯を削る機械も必要だよねなどと言ってもうどんどんどんどん沼に入っていきます。
  • でも患者さんにとったらそれとってもありがたい沼ですよね。
  • そうですね。患者さんにとっては非常に有益かなと思います。
  • お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長でした。ありがとうございました。
  • ありがとうございました。
  • DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ、このコーナーは松山中平歯科クリニックがお送りしました。