DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2020.9.16日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックがお送りします。歯の健康についてお送りする今月は虫歯がテーマです。お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長です。よろしくお願いいたします。 -
よろしくお願いします。 -
今日はどういったお話になりますか。 -
今週は、歯医者と切っても切れない、歯周病のお話をさせていただければと思います。世界で一番多い感染症は何だと思いますか。 -
なんとなく風邪かなと思ったのですが、そうではないんですよね。歯に関することですよね。 -
そうですね。私が今日テーマを先に言ってしまったのですが、世界で一番多い感染症は歯周病です。 -
歯周病は感染症だったんですね。 -
そうなんです。日本人の8割が歯周病というようにCMなどで聞いたことがある方もいらっしゃると思うのですが、歯周病というのは身近に存在する感染症です。こんなに有名な歯周病なのですが、なぜ歯周病になるかというのは皆さんあまりご存じないのではないかなと。 -
ああ、虫歯を放置しているから、というようなものでもないんですか。 -
そうなんです。先週、先々週と虫歯についてお話させていただいたのですが、虫歯の原因菌と歯周病の原因菌というのは全く異なるものなんですね。 -
そうなんですね。 -
なので、歯周病の原因を知って正しく歯周病の予防をしていくのがいいかなと思います。歯周病というのは大きく歯肉炎と歯周炎というものに分かれます。歯肉炎は言葉の通り、歯肉、つまり歯茎に限局した病気です。歯茎の腫れはあるものの、歯の周りの骨までは影響がない。歯茎だけの炎症ですね。それに対して歯周炎というのは、歯を支えている歯の周りの骨まで溶かしてしまう病気なのです。 -
はい。 -
歯肉炎も歯周炎も原因は細菌なのですけれども、歯肉炎の段階では歯を磨けば炎症がなくなって元通りになっていくのですが、骨まで溶かしてしまう歯周炎というのは、進行が進むと一生懸命歯磨きをしても、一度骨が溶けてしまうと歯と歯茎の隙間、いわゆる歯周ポケットというものがどんどん深くなっていくんですね。さらに、骨を溶かす歯周病菌というものは空気を嫌う性質があります。 -
なるほど。 -
空気があるところでは生きられないんです。歯周ポケットがどんどん深くなってしまえば、歯周ポケットの中は空気からどんどん遠ざかってしまうので、その中に隠れて骨を溶かす歯周病菌の割合が増えていくというようなことになっていきます。自分がどんな種類の歯周病菌を持っているのかということによって、その歯周病の進行の程度が異なってくるんです。 -
ええー、そうなんですか。 -
はい。これは歯科医院で検査をすることができるので、気になる方は少し相談してみてもいいのではないかなと思います。 -
歯周菌のタイプがあるんですか。 -
そうですね。前回虫歯菌の代表的なものはストレプトコッカス・ミュータンスですよという風にお話ししたように、菌にも本当に色々な種類があって、例えば歯周病で有名な菌で行くと、ポルフィロモナス・ジンジバリスという… -
おお、よく覚えていらっしゃいますね。 -
そういった菌が、骨を溶かしていくんです。空気を嫌ってどんどん歯周ポケットの奥深くで増殖していく。これが増えていくとどんどん骨を溶かしてしまいますので、お口の中の菌の状態をリセットすることが、歯周病の治療としては大事なことになってきます。 -
はい。 -
歯周病なのですが、やはり大事なのはセルフケアです。予防するにはセルフケアが一番ですから、やはり歯磨きは大事ですね。虫歯も歯周病もですが。 -
ええ。 -
虫歯というのはだいたい歯茎の上の方ですね、見えている歯の部分に起こってくるので、歯磨きとしては歯の部分を磨いていただくのですが、歯周病の場合の磨くポイントとしては歯と歯茎の境目、ここをしっかり磨いていただくことが大事になってきます。 -
はい。 -
補助的な役割で洗口液などを使っていただくと、細菌の増殖を抑えるというような効果もありますが、洗口液だけでは細菌を除去することはできないので、必ず歯磨きと併用していただくということが大事になってきます。一生懸命歯を磨いても歯茎から出血が続く、歯茎が腫れているという場合には、歯周病が進行してきている可能性もありますので、一度歯医者に行ったほうがいいかと思います。 -
どうやって感染するんですか。 -
一番最初の感染はやはり母親からという風に言われていますね。母子感染が一番大きいです。例えば離乳食を与えるときにフーフーするじゃないですか。そこで感染します。 -
なるほど。 -
なので、母親がきちんとお手入れを行い、いい状態のお口の中の環境が保たれていれば、虫歯になりにくい、歯周病になりにくいようなお口の中の環境が作られるという風に言われています。虫歯も感染症ですし、歯周病も感染症です。お口の中には常に菌がいます。 -
はい。 -
その菌の構成が最初の段階で出来上がってしまうので、お子さんにあげる時などに、母親であったり身内の方のお口の中の環境が悪いと、そのまま移ってしまう。例えば子どもと食べ合いをしたり、そういったことをするとおじいちゃんの歯周病菌が移るという。 -
怖いですね。 -
そうですね。両親だけではなくて、おじいちゃんやおばあちゃんもやはり気をつけて、自分のお口の歯周病細菌をなくすというのは大事だと。孫にも大事という風に考えていただいたほうがいいかなと思います。 -
家族でその症状が似てくるということですね。おじいちゃんやおばあちゃんに歯周病が多かったら、やはり孫まで歯周病が多い体質になってしまっているという。 -
歯周病などは遺伝はしないんですね。元々赤ちゃんというのは無菌の状態で生まれてくるのですが、やはり生まれ育った環境の中で症状が似てくる。私のおじいちゃんおばあちゃんは歯が弱かったんだよねという人は、やはり自分も弱くなってくることがありますし、歯磨きの習慣なども家庭でそれぞれ違うので、遺伝はないにしても家族間で非常に症状が似てくるというのはあります。 -
それはすごく大事なことですね。それと、妊娠した妊婦さんは、早めに歯の治療に行っておきましょうというのはそういう意味もあるんですね。 -
そうですね。特に妊婦の場合はですね、妊娠性歯肉炎というのが起こるんです。普通の人よりも歯肉炎になりやすいような状態なんですね。そういった意味でも妊婦さんに定期健診に行っていただきたいですし、おっしゃるようにやはり母子感染をしてしまうので、虫歯であったり歯周病というのはやはり生まれる前に治しておいたほうがいいかと思います。 -
お話は松山中平歯科クリニックの中平賢吾院長でした。ありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックがお送りしました。

