DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2023.04.05日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー、お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、4月はどんなお話を聞かせていただけますか? -
今月はですね、歯科の治療の中で切っても切り離せない治療のひとつである「根の治療」についてお話をさせていただければと思います。 -
はい、お願いします。 -
歯の根の治療のことをですね、根っこの管の治療と書いて根管治療というふうに呼ぶんですが、実は私は歯学博士の学位を取得していて、その専門分野がこの根の治療の歯内療法という部分の専門になるんです。 -
歯内療法と言って、歯の内側の療法と書くんですね。 -
そうですね。この根っこの治療について、僕は色々と研究をしたりしていましたが、もともと私の父はインプラント治療を長年行っており、私も現在インプラント治療を専門として治療しているんですけれども、学生の頃から「歯を抜いてインプラントにする」というのは比較的簡単な構図なんですが、その「歯を抜く」というところに至るまでの診断や、歯を抜くまでの治療というのが大切だというふうに考えていました。 -
はい。 -
私が学生の頃はインプラントが全盛期で、経験の少ない先生方がインプラント治療に取り組んでは失敗するという症例を何度か見てきていました。インプラント治療は失った歯を取り戻すとても有効な治療法だとは思うんですが、私は「ちゃんと使える自分の歯、これに勝るものはない」というふうに考えています。 -
ですので、残せる歯は残す、残せない歯は抜くという、この判断がしっかりつけられる歯科医師になりたいというふうに考えていました。実際、歯を残すのか残さないのかという判断は、簡単には行えない部分なんです。 -
ええ。 -
実は「この歯、残せる」と思っても残せなかったという歯も結構あります。目に見えないような細かいヒビが入っていたりとか、そういったことがあって残せないこともあったりはするんですが、ただ歯の根の治療というのは手技によって結構バラつきがあって、この先生では残せなかった歯が、別の先生だと残せるというふうになる場合もあったりはするんです。 -
イメージとしては、その歯の根というのはやはり奥深くて、なかなかこう簡単に見ることができなくて、1日2日通ったぐらいでは本当のところ、奥の奥までは発見できないのではないのかなと思うんですけど。 -
そうですね。はやり根っこの先というのはかなり狭くて、それこそもう0.数ミリの世界ではあるんですが。そこに感染源というか汚れがたまっているので、それを綺麗に取り除かないといけないんですが、正直私は日本の保険制度では十分な歯の根の治療というのは行えないというふに考えています。 -
例えばアメリカだと、歯の根っこの治療がひとつの根っこにつき10万円かかるといわれています。奥歯だと根っこが3本とか4本とかあるので、根っこの治療をしようとすると30万円ぐらいかかっちゃうんです。 -
ええ! -
それほどやっぱり根っこの治療というのは難しくて繊細な治療なんですが、その成功率、根っこの治療をした成功率というのがそれほど高くはないんです。保険だと本当にもう五分五分ぐらい、専門の先生がやって80%から90%ぐらいというふうに、かなりバラつきがあるんです。 -
例えば30万円かけて根の治療をしたけれど、やっぱりダメでしたというふうになってしまうと、それは時間もお金ももったいないということで、アメリカだと根の治療をせずにインプラントにしてしまうという方が結構多いことは多いです。 -
でも本当にしっかり治しておけば、自分の歯を使えるわけですよね。 -
そうですね。やはり最初にお話ししましたが、ご自身の歯に勝るものはないので、残せるんだったら残していくべきだとは思ってはいます。 -
ただそれだけ繊細な作業であるから、やはりその機材というものも専門のものであったり、本当に奥の方まで見られるような装置であったり、そういったものが必要になってきますよね。 -
そうなんです。保険治療でやるものと自費治療でやるものというのは全く別物で、その費用に見合った治療しかできないというのが現状ではありますね。 -
はい。 -
なので当院では、4月から歯の根の治療にかかる費用に関しては、もうすべて自費で行うことにしました。根っこというのは、例えば建物でいうと基礎の部分に当たるんです。 -
一番大切ですね。 -
そうなんです。これを例えば保険でもう適当にやっていいよというのは、ちょっと僕のポリシーに反してしまうので、歯の根の治療に関してはもう完全に自費でさせていただくというところにしています。うちの場合は歯の根っこの治療の際には、最大24倍まで拡大できる歯科用の顕微鏡というものを用いて治療しています。 -
24倍ですか? 最初8倍ぐらいと聞いて驚いていたような気がするんですけど。 -
そうですね。でも完全にこの24倍の歯科用顕微鏡というのは固定式なので、頭につけるものではないんですよ。24倍だとちょっと頭が動いただけでブレてしまうので、完全に固定式で根っこの先を見ていくというような感じです。24倍まであると、一番奥の歯の根の先まで見えるんです。 -
うわあ、すごい。 -
なのでそれほどこの拡大鏡、マイクロスコープというものですが、非常に大事ですね。裸眼で根の治療を、しかもすでに一度根の治療をしている歯の再治療、これはできません。断言します。これは絶対に汚れの取り残しがあります。 -
ええ。 -
一時的に良くなったように見えても、また繰り返すことが多いです。ですので、前に一度根の治療をしたのに、また腫れてきちゃった、じゃあもう一回根の治療をしてみましょうねということで、もう一回やるんですが、それでも治らない、じゃあやっぱり抜きましょうというふうになっちゃうんですよ。 -
はい。 -
でもそれって、もしちゃんと根の治療をしてたら残ったかもしれない。 -
そうですよね。 -
なのでやはり基礎は大事というところですね。どれだけ綺麗な被せ物を入れても、土台がしっかりしてないとすぐにダメになってしまいます。ですので、皆さんも目に見えない基礎の部分にもぜひ気を配ってあげてほしいかなと思います。 -
特に中平先生は歯学博士を持っていらっしゃるので、本当にそういった部分は徹底的に、そこを直さないとダメなんですよという思いがお強いですよね。 -
そうですね。せっかく治すんだったら、2回目の治療はしなくても済むぐらいに、しっかりと治療はしたほうがいいかと思いますので。 -
そうすれば、お金はかかるかもしれませんけれども、自分の歯を大切に使っていくことができるということですよね。 -
ですね。根の治療がきちんとできていなかったら歯が残せなくなってしまうので。運よく50%の確率で歯が残ることもあったりはするんですが、それぞれ細かい治療をちゃんとしていれば、それが80%とか90%残せる歯になっていきますので。本当にそこは最初の費用はかかりますけど、本当に基礎が大事というふうに考えていただいたほうがいいかと思います。 -
歯の根について、そしてご自身の歯をずっと大切にしたいなと思っていらっしゃる方、ぜひお問い合わせいただければと思います。今週は歯の根の治療、根管治療についてお伺いいたしました。先生どうもありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
