DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2024.07.17日放送
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DR. ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー、お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、今月は歯周病について伺っていますが、今日はどういったお話でしょうか。 -
はい、今回は、歯周病が進行した場合の治療方法についてお話をさせていただこうかと思います。歯周病の進行の度合いによって治療方法が異なりますので、それぞれの段階に応じた治療方法を今日はお伝えできればと思います。 -
お願いします。 -
前々回のお話で、歯肉炎から始まって進行すると歯周炎になるというお話をさせていただいたのですが、この歯肉炎と歯周炎ではやはり治療法が異なってきます。 -
そうなんですね。 -
まずは歯肉炎の治療についてです。歯肉炎に関しては、最初に歯周病についての概要をお話ししたときに「元に戻る状態ですよ」というお話をしたかと思いますが、初期の歯肉炎の場合は、プロフェッショナルクリーニングと適切な口腔ケアで改善することがほとんどです。プロフェッショナルクリーニングというのは、いわゆる歯科医院で行うお掃除のことです。歯の表面や、歯茎の下に溜まったプラーク、そして歯石を除去していくものになります。 -
なるほど。 -
このプロフェッショナルクリーニングの場合、超音波スケーラーという機械を用いたり、当院の場合はエアフローと言われるような、粉と水を吹き付けて高圧洗浄機のように汚れを落としていくものを使います。これによって歯石やプラークが効率的に除去できるというわけです。これを行うことで、ほとんどの場合、歯肉炎は治っていきます。そしてご自身での毎日の口腔ケアを一生懸命していただければ、再発するということもありません。 -
歯肉炎の場合は、歯医者さんでのお掃除と毎日のケアで治っていくと。 -
はい。次に、中等度の歯周炎の治療についてです。歯周ポケットが深くなってしまった場合は、ルートプレーニングと呼ばれる治療が必要になります。これは歯の根っこの表面を滑らかにして、再びプラークが付きにくくするような治療です。 -
歯肉炎の時とは違った治療になるのですね。 -
歯周病が進行すると、根っこの部分にまで歯石が溜まってしまうこともあります。それは縁下歯石と言われ、歯茎の中にかくれて歯石が溜まってしまっている状態です。これが付着すると、そこが細菌の溜まり場になってしまい、どんどん骨が溶けてしまいます。ですから、中等度の歯周炎の場合には歯茎の奥の方までしっかりとお掃除をしていくことが非常に大切になります。 -
これは歯周ポケットがもう深くなっているということですよね。 -
そうです、大体4ミリ以上ぐらいでしょうか。 -
4ミリですか! 1ミリ、2ミリなんて日常生活の中ではほんの少しですが、歯にとっての4ミリというのは、すごく大きくて深いものですよね。 -
そうです。でも4ミリだったらまだ中等度という感じです。これが10ミリを超えるとなると、今度は「もう抜かないといけないかもね」という話になってきますので、この4ミリ、5ミリ、6ミリあたりで早めに治療をしていただくことが、非常に大切になるかと思います。ルートプレーニングをして根っこの表面をツルツルにすることで、歯茎の炎症が収まり、歯周ポケットがまた元に戻ってくることが期待できます。 -
よかったです、安心しました。 -
これなら、中等度の歯周病であればまだ歯を残せる可能性がありますので、これで様子を見ていきましょうということですね。 -
よかった。 -
さらに重度の歯周炎の治療についてですが、重度の場合は外科的な治療が必要になることもあります。例えばフラップ手術と言って、歯茎を切開して開き、中に溜まっている歯石や汚れを取り除くことがあります。それから、骨を移植するなんてこともあったりします。なんにせよ、やはり一度歯周病になって重症化してしまうと、なかなか治ることはありません。 -
あらら。ここまで進んでしまうと大変なのですね。 -
フラップ手術では歯茎を開けて中の汚れを取り、また歯茎を閉じて治癒を促していきます。一度溶けた骨はなかなか元には戻りませんが、今の状態で維持することは可能になります。これ以上進行させないために、一度歯茎を開いて歯石を取り進めることも大切です。 -
治療もなんだか大掛かりな感じになりますね。 -
骨の移植はそれほど頻繁に行われるわけではありませんが、骨の溶け方によっては回復してくることもあります。そういった場合には、人工的な骨を移植したり、骨の再生を促したりすることもあります。 -
そうなんですね。 -
インプラント治療をされる場合は、その準備として骨を作ることが非常に大切になってきますので、これについてもまた次週以降でお話しさせていただければと思います。 -
お願いします。 -
治療後のメンテナンス、これもやはり大事です。一度治療が成功しても、定期的なメンテナンスを行わないとまた再発してしまう可能性があります。ですから、歯科医師の指導のもと、定期的な歯科検診やプロフェッショナルクリーニングを続けることが大切です。 -
術後のケア、大切ですね。 -
はい。そして何よりも、ご自身での口腔ケアは大切です。我々が診ることができるのは1年のうち数回程度ですから、それ以外の360日ほどはご自身で頑張っていただくしかありません。適切なブラッシングとデンタルフロスの使用を続けていただくことで、歯周病の再発を防ぐことができます。 -
頑張りましょう! -
実は歯周病治療に関しても色々と新しい技術や治療方法があります。例えばレーザー治療。レーザーを当てることで、歯周ポケット内の細菌を除去します。また、つい先日ですね、過酸化水素水を光の効果で活性化させ、歯周病の細菌を99.99%殺菌できるという技術が東北大学で開発され、そろそろ臨床でも使えるようになるという話が出ていました。当院でも導入したいなと考えているところです。 -
日々進歩している技術などで、予防もできるということですよね。 -
そうです。ですから、もし歯周病になったとしても早期に対応すれば怖くないんだという風に思っていただければ。 -
皆さん、怖がられますからね。 -
歯周病は本当に早期発見・早期治療が大切になりますから、もしご自身でも症状を感じて「何か違和感があるかな」と思われたら、歯科医院で相談して検査を受けてみてください。問題がないならそれで良いですし、何かあったときには早めに治療していくのが非常に大切かと思います。次回は「もし歯が抜けてしまったら」という時のインプラント治療についてお話をさせていただきます。 -
今週もありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR. ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
