RADIO PROGRAM

DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。

2024.04.24日放送

  • DR. ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。 お話は、松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。
  • よろしくお願いします。
  • 先生、今日はどういったお話を聞かせていただけますでしょうか。
  • 先週は当院が採用している「Xガイド」という最新の技術をご紹介させていただきましたが、本日はインプラント治療が終了した後の段階、具体的にはインプラントの型取りについてお話しさせていただきます。
  • はい、お願いします。
  • 我々のクリニックでは、これまでの型取りよりも患者さんにとって負担が少ない「デジタルでの型取り」を採用しています。従来の方法とは違い、デジタルの型取りは特殊なカメラでお口の中を撮影し、それをコンピューターで組み合わせることで3Dの模型を作り出すことができるといったものです。 写真を「つなぎ合わせる」というようなイメージですね。様々な角度から撮影を行い、3Dで模型を作っていくというものです。
  • へえー。
  • そうすることでたくさんのメリットがありまして、一つは患者さんのストレス軽減ということです。柔らかい粘土のようなもので型を取ると、嘔吐反射が出る方もいらっしゃるので。
  • あー、ありました。
  • それがなくなるということでストレスが減らせます。 また、従来の型取りですと、型を取る材料が変形しやすいという問題がありました。その結果として小さなズレが発生してしまうこともあったのですが、デジタルでの型取りはそういった問題が解消され、より精密な型取りが可能になります。
  • だって本当にミリ単位のお仕事ですものね。
  • そうですね。型取りをする粘土のような材料も変形をするのですが、その上に注ぐ石膏、あれも実は膨張したり、少し誤差が出てくるのです。我々はそういった誤差を補正しながら被せ物を作っていくのですが、やはり微妙な差が出てきてしまうということがあります。
  • なるほど。これがデジタルでは随分軽減されているということですね。
  • そういうことです。基本的にはゼロというか。
  • ゼロ?さすがデジタル!
  • 何より「噛み合わせ」に関することが一番誤差が少ないです。 実際に型取りを行い、その後に噛み合わせを取るのですが、噛む位置というのは案外難しいものでして。「いつも通り噛んでください」と言われると、「いつも通り…?」。というような。
  • 「いつも通り歩いてください」でも困りますもんね。
  • そうですね。「手ってどうやって振ってたっけ?」みたいな。しかも型どりに関しては一発勝負なんですよ。
  • えー! できるかなあ。プレッシャーに弱いんですが。
  • なので「はい、口を開けてください」と言われて材料を流し込み、「では噛んでください」となるのですが、少しズレてしまういうこともあります。アナログだと誤差が生じやすいのです。デジタルの場合は、お口の中に先に器具を入れておき、「カチカチ噛んでください」と言って噛んでいただき、「ではいつものところで止めてください」というように撮影をしていきますので、その誤差が非常に少ないです。 アナログだとその材料の厚みの関係もあります。厚みがあると浮いた状態で固定されてしまいますから、基本的には噛み合わせの位置のある程度の確認だけしかしないので、はりやずれやすい。そうすると、最終的な被せ物を入れる時に調整が必要になってしまうこともあります。デジタルの場合はそういう誤差もなく、いつも通りの噛み合わせの位置で取ることができます。
  • はい。
  • それから、被せ物の作成においても最新の技術を導入していまして、当院では受付に大型のミリングマシンというものを置いています。これを使ってディスクと言われる円盤状のセラミックの塊から削り出していくというものですね。 この方法では、被せ物が変形するリスクを最小限に抑えることができます。 なぜかと言うと、ブロックを削り出して作られているものというのは、全体が一つの塊だからです。
  • なるほど。
  • 金属で作る被せ物は、金属を溶かし、鋳型に流し込むというように作製され、そこでも変化が起こります。
    ブロックから削っていく場合は、材料ごとにあらかじめ収縮率というものが「0.000%」と決まっているのです。その通りに焼けば誤差なく非常に精度の高いものを作ることができます。 さらに当院で導入しているミリングマシンは、大きい技工所レベルのものになりますから、より精度をあげて作ることが可能です。
  • 私はどちらかというとアナログ人間なんですけれども、今日はデジタルへの信頼がすごく高まっています。
  • そうですね。とはいえアナログもアナログでいいところもあって、当院でもアナログでの型取りを行うこともあります。アナログの良さ、デジタルの良さということがそれぞれにありますので。普通の生活でもそうですよね。歯科治療でも同じで、全てデジタルがいいかと言うとそういうわけでもないのです。 例えばインプラントの場合は、既製のパーツと既製のパーツを組み合わせていくので、デジタルで取ればそれ通りで作っていくんですが、天然の歯とかだと、歯を削るんですが一人一人違うんですね。同じように頑張って削ろうと思っても絶対同じには削れないので、そもそも歯の大きさも全然人それぞれ違いますし。そういう場合には実はアナログの方が型取りは優れていたりとかっていうこともあったりします。要所要所でデジタルとアナログを切り替えるというのがとっても大事ですね。
  • なるほど。
  • そういう意味でも技術力と設備の面から患者さんに最高の治療を提供できることを我々は目指しておりますので。手術の技術だけじゃなく、被せ物の作成とかそういったところも妥協なくやっているというのが、我々の「オタク精神」です。
  • ええ。
  • あ、そうだ。4月から実は非常勤の先生が一人増えてですね、九州大学でインプラント科で准教授をしている先生が月に1回来てくれて、一緒にまた治療をやりましょうというお話になっているんです。今、東京から別の僕の同級生が来てくれていて、その先生と3人で歯科の治療計画を立てたりするんですよ。もう本当それは、いわゆるオタクですよ。歯科オタクみたいな感じです。 で、いろんな治療計画を話してですね、「こっちの方がいいんじゃないか」とか、その中で患者さんに一番いい治療を提供していくというのが、本当に歯科が好きじゃないとなかなかできないなと思いながらやってます。
  • 一人では思いつかないような計画も、3人で話すと「あ、こんなことができるね」っていうお話になりますよね。
  • そうですね。やっぱりそれぞれが得意分野があって、いろんな知識を出し合って患者さん一人の治療計画を立てていくというので、本当に今のうちのクリニックはかなり質も高くなってきているんじゃないかなと思います。
  • 先生、次回からもぜひ、普段聞けないそのオタクな話も盛り込みながらお話進めていただければと思います。
  • かしこまりました。
  • ありがとうございました。 DR. ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。