DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2025.09.24日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー、お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、今月の「歯の豆知識シリーズ」もいよいよ最終回になりましたが、今日のテーマは「甘いものが好きでも虫歯になりにくい人の秘密」。これは私も知りたいです。 -
甘いもの、お好きですか。 -
大好きです。 -
実は「甘いものイコール虫歯」とは限りません。今日は、なぜ同じ甘いものを食べていても、虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのか、その秘密をお話ししようと思います。 -
ぜひ教えてください。お願いします。 -
虫歯は、糖分を栄養にするミュータンス菌などの虫歯菌が酸を作り、歯を溶かすことで起こる病気です。ですが、甘いものを食べたからといってすぐに虫歯になるわけではなく、酸にさらされる時間というのがとても大きな要因になるのです。 -
時間ですか。 -
そうです。例えば、飴を1時間舐め続ける人と、ケーキを10分で食べて終える人。どちらが虫歯になりやすいかというと、前者のほうなのです。 -
飴を1時間。時間が長いですね。 -
当然、ケーキのほうが砂糖の量は多いのですが、飴を1時間舐め続ける人のほうが、虫歯になりやすいのです。ここで登場するのが「ステファンカーブ」というグラフです。 -
ステファンカーブ。 -
このステファンカーブというのは、食事や間食のたびに、お口の中のpH(ペーハー)が、どのように変化するかを示したものです。 -
pH。酸性度ですね。 -
最近はpH(ピーエイチ)というようですね。歯の表面は、このpHが5.5を下回ると「脱灰」といって、歯が溶け始めるといわれています。このステファンカーブを見ると、食べてすぐにpHが急降下して酸性のほうに向かい、唾液の力で中和されて元に戻るという流れが描かれているのです。 -
ということは、だらだら食べていると、ずっと酸性のままということですか。 -
その通りです。食べたらpHが下がる。食べ続けると、ずっと下がったまま。それが一番まずい状態で、回数が多くなればなるほど、歯が酸にさらされている時間が長くなります。唾液は中性に戻す働きもありますが、その後「再石灰化」といって、溶けた歯を元に戻す力もあります。この再石灰化のチャンスが、ずっと酸にさらされていることでなくなってしまうのです。間食は1日1回まで、甘いものは時間を決めて食べましょうといわれるのは、このような理由があるからなのです。 -
時間や、唾液の働きも注目したいですね。 -
そうですね。先ほどお話ししたように、酸性の状態からpHを元に戻してくれるのが、唾液の力です。唾液には、酸を中和して、歯の表面を修復・再石灰化する成分が含まれています。ですから、唾液がたくさん出る人ほど、虫歯になりにくいといえますね。 -
なるほど。 -
さらに、歯磨きの時にフッ素入りの歯磨き粉を使うと、歯の修復力がさらにアップしたり、歯自体が酸に強い、虫歯になりにくい働きをしたりするので、毎日のケアには欠かすことができないかと思います。 -
虫歯予防に、やはりキシリトールも有効な成分なのでしょうか。 -
そうですね。キシリトールは砂糖ではないのですが、代用甘味料といわれて、甘みを感じるような成分です。キシリトールをを使うことで、甘みは感じるけれど、虫歯菌は酸を作れない。虫歯菌自体はキシリトールを栄養源とすることができないため、虫歯にはならないということです。ガムを噛むことで唾液の分泌が促進されるという面でも、効果的かと思います。 -
そして、やはり甘いものを食べると少し口に残った感じがするので、ブクブクと(うがいを)したほうがよいのでしょうか。 -
そうですね。食後にうがいをするだけでも、お口の中の酸性状態を軽減することができます。とにかく、だらだら食べない。そして唾液を活かすということが、虫歯予防の基本になるかと思います。 -
この予防の基本を頭に入れておけば、甘いものを我慢しなくてもよいのですか。 -
おっしゃる通りです。 -
やりました! -
甘いものが悪のように思われがちですが、大事なのは量よりも頻度やタイミングですね。それからケアの仕方が大事になります。たまに食べるスイーツは、やはり心の栄養にもなりますし。だらだら食べたり量が多くなりすぎたりすると、別のところにいろいろと問題が出ますので注意していただければと思いますが、食べること自体はそれほど神経質にならなくても大丈夫かと思います。 -
先生にそう言っていただけると、ホッとします。予防ケアなどは、中平歯科クリニックでもしていただけるのですか。 -
唾液の質や、虫歯のなりやすさを調べるリスク検査、専門的なプロフェッショナルクリーニングなども行っております。ただ、何よりも虫歯の予防にはセルフケアがとても大事なので、日々の歯ブラシや歯間ブラシなどをして、糖分をなるべく残さない。虫歯菌に与えるための栄養源を断つということが、一番の虫歯になりにくい予防になるのではないでしょうか。 -
それでは、リスナーの皆様にメッセージをお願いできますか? -
虫歯になるということは、運ではありません。「運が悪かったから虫歯になった」というわけではなくて、汚れが溜まったままになってしまっている場所がある、適切な歯磨きができていないといったことから、虫歯になってしまいます。知っていれば防げることということがたくさんあります。甘いものを楽しみながらも歯を守っていけるよう、ぜひ今日お話ししたステファンカーブの考え方を覚えていただければと思います。 -
今月は「歯の豆知識シリーズ」として4週にわたってお送りしてきました。先生、ありがとうございました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
