DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ 放送内容

当院の院長、中平賢吾先生がパーソナリティーをつとめる、ラジオ番組
「DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ」(南海放送:「ニュースな時間」内で放送。)の放送内容のご紹介です。
2024.06.26日放送
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DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りします。歯の健康についてお送りするコーナー。お話は松山中平歯科クリニック、中平賢吾院長です。よろしくお願いします。 -
よろしくお願いします。 -
先生、今日はどのようなお話を聞かせていただけますでしょうか。 -
今月は、歯を失った後の治療法について説明させていただいています。歯が抜けてしまった時の治療法としては、1つ目がブリッジ、2つ目が入れ歯、3つ目がインプラント、この3つから選んでいただくようになるのですが、今週は最後のインプラントについてお話をさせていただこうと思います。 -
お願いします。インプラント、だいぶ皆さんにも馴染みが出てきたのではないかと思います。 -
そうですね。インプラントというのは、体の中に入れる人工物の総称のことなのですが、歯科でインプラントというと、顎の骨に入れる「人工歯根」、根っこの代わりになるものを指します。顎の骨に専用のドリルを用いて穴を開けて、その中にインプラント体と呼ばれるネジの形をしたものを埋め込むというような手技です。 -
なるほど。 -
インプラントは、他の治療法に比べ周りの歯への負担がありません。そのため、周りの歯を守る役割も果たすと言われています。ブリッジは両隣の歯を削って橋渡しにするため、両隣の歯にとても負担がかかってしまうというお話をしました。入れ歯の場合は、ブリッジほどではないですが、やはり歯を少し削らないといけないですし、噛んだ時には周りの歯に負担がかかってしまうというお話もさせていただいています。インプラントでは、それらに比べたら周りの歯には負荷がかからない。周りの歯を守るという役割も果たすことになります。 -
はい。 -
それから、インプラントと骨が強固に結合するため、しっかり噛むことができるようになります。例えば総入れ歯の場合は、嚙む力が元々のご自身の歯の30%程度しか出ないと言われています。インプラントは直接骨の中に入ってますので、沈み込むこともなくしっかり噛めるということは大きなメリットの一つだと思います。 -
そうですよね。 -
とはいえ、インプラントにもやはりメリット・デメリットがあり、インプラントのデメリットとして1つ目は外科処置が伴うということです。歯茎を切ったり、骨の中に穴を開けたりという外科処置が伴います。2つ目は治療の期間が他の治療に比べて長いということです。どうしてもインプラントと骨がしっかりくっつくまでの期間というのが必要になり、他の治療法に比べると治療期間が長いです。そして3つ目としては保険の適用外で費用が高額になりがちということですね。 -
はい。ブリッジにしても入れ歯にしても保険が効く場合もあるので、インプラントが出てきた時に「インプラント=高い、自費でしかできなくて保険が効かないから」というイメージが先行しましたよね。 -
そうですね。ただ他の治療法と比べベラボウに高いわけではないのです。例えばブリッジしますというような場合、だいたい3本被せ物を入れることになるのですが、東京では1本あたりが10万円程度、それを3本分で30万円となるため、そんなにかけ離れた金額ではなくなるのかなと思います。 -
インプラントの場合は1本からでも治療できるんですよね。 -
はい。周りの歯を削らずその歯だけで済み、治療費は30万、40万くらいでしょうか。周りの歯を削らなくて済み、今後ずっと使えると考えると、そんなに高い治療方法でもないのかなと思うのですが。 -
ええ。 -
ただ、1本、2本、3本と増えてきてしまうと、それはやはり高額になってきますので、その辺りもまた治療の内容に応じて、全体的にどのくらいの金額がかかるのかという話になってきます。ただやはり、一番いい治療法を選択したいという気持ちもあるかと思いますので、そういった方には、デンタルローンなどについてもご説明していきながら、無理なくご自身の支払える範囲で治療方法を決めていただいて。 -
はい。 -
インプラントの話しに戻るのですが、外科処置が伴うインプラント治療は、どうしてもインプラントの経験が少ない先生の場合は、複雑なインプラント治療の場合、治療をすることが難しい場合があります。手術でインプラントを骨の中に埋め込むのですが、この骨が足りない場合には人工的に骨を足すような手技が必要になることがあります。単純にその骨に穴を開けてインプラント体を埋め込むだけであれば、そんなに難しくない治療法だと思います。ただ骨がないとか、歯茎がちょっと足りないとか、そういったことが組み合わさってくると、非常にレベルが高くなり、インプラントの経験が少ない先生では対応が難しいということもあるかと思います。 -
そうなんですね。 -
インプラントは骨としっかりくっついて機能を発揮するものです。実は、インプラントを顕微鏡で見ると小さな穴がたくさん開いていて、この小さな穴に骨が入り込んでくることでしっかりくっついていきます。このように骨とインプラントがくっつくことでインプラント体が外れないということを利用しています。なのでどうしても治癒を待つ時間、ご自身の傷口が治るのを待つ時間が必要なため、時間がかかってしまうということです。 -
なるほど。 -
そしてデメリットの3つ目、お話ししたように保険適用外ですから治療費が高額になってしまいます。しかし、それを上回るメリットがありますので、本当に費用だけで判断するのではなく、総合的に考えていく必要があります。また、インプラントはとても高い治療なのに、みなさん意外とすんなり決めてしまうことが多いのではないでしょうか。 -
ええ。 -
それから、「悪いのは本当にその歯だけなのか」というところも気にしていただきたいものです。「実は悪いところはそこだけじゃなかったよね」ということも少なくないのです。最悪の場合、入れたインプラントを取らないと綺麗に歯が並ばないよね、というようになることも実際にあるのです。治療には順序があり、その順番を間違えると後々もう一度やり直さないといけないということにもなりかねません。そのあたりはご自身でも少し気をつけていただいて、ご自身の希望を担当の先生としっかりお話ししていただくことで、いい治療に結びついていくのではないかと思います。 -
先生がいつもおっしゃっているこの「一口腔単位」。口の中全体を見て、そして話し合ってから治療に進むという。それがまた後々ご自身に返ってくることだと思いますので、納得された上で治療に進んでいただきたいと思います。歯が抜けた後の治療について、色々お話をうかがわせていただきました。ありがとうございました、勉強になりました。 -
ありがとうございました。 -
DR.ケンゴの歯~トフル・ライフ。この番組は、松山中平歯科クリニックの提供でお送りしました。
